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2017/03

曜変天目

12:58:57 | 学習について

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
6月の検定を受けられる方、学習を始めていらっしゃるでしょうか。
コツコツと、進めていってくださいね。

またまたテレビの話題ですが、お宝を鑑定する番組で、番組始まって以来の発見、とされたお宝が偽物ではないか、と話題になっていることをご存知でしょうか。
以前も少し興味をもってブログに書いた、「曜変天目」。
千利休が大成した侘茶に好んで用いられたのが天目茶碗で、窯の中で偶然起こる釉薬の変化(窯変)によって美しい模様が浮き上がるものを「窯変天目」というのだそうです。
中でも、現れた斑紋とその周りが鮮やかな玉虫色を帯びたものを、まるで満天の星のように見えることで、「窯変天目」の「窯」を、星の輝きを意味する「曜」に置き換えたものをいうのだそうです。
曜変天目は世界で3点しか存在せず、すべてが日本に在り、かつすべてが国宝だとのこと。
今回、中島誠之助氏が、「12~13世紀、中国 南宋時代 福建省の建窯で焼かれたもの。曜変天目4点目。」と鑑定したことで、焼き物の世界は騒然となったようです。
同氏が鑑定の際に、その色を表した言葉。「漆黒の地肌に青みを帯びた虹のような光彩がむらむらと湧き上がってまるで宇宙の星雲をみるよう。」
焼き物の鑑定は本当に難しいらしく、私が心を奪われるものも価値のあるものとは限りませんが、美しい色を美しいと感じる、その奇跡から生まれた美しさが心を打つという事実だけで、いいような気がするんですが、そうもいかないのが寂しいところですね。