昨今、ユニバーサルカラーに関しては新しい試みを多々聞きますが、
先天的にまったく視覚を持たない方々へのアプローチが紹介されているのをみつけました。

先天盲の方も、色にはとても興味をもたれることが多く、
盲学校でも色への想像をめぐらす教育をしているのだとか。
色の話はタブーではなく、むしろ色を知りたいとのこと。

そんな方々が、服を選ぶとき、手の触覚で服の色を識別できるタグを開発したのだそうです。
それまでも、点字で色名を表記する試みはあったのですが、
いったい赤い服は黄色の服と合わせられるのか緑と合わせられるのか、
という判断を自分で行うことが難しかったのだとか。

開発されたのは、色相環を凸点で表示し、
紅い服の色なら色相環の一番上の色に穴をあけて表示するタグ。
今選んだシャツの色に合うカーディガンの色を、
色相環の位置で見つけることができると言うものです。

実験前のアンケートで、全盲の男女16人を対象に、
「似ていると思う色」のデータをとったところ、
13人がきれいな色相環を描いていたということ。

色を知る上での色相環の重要性と、色の表示の工夫を改めて感じる話題でした。

驚いたのは、盲学校で、茜色は夕焼けの色か、朝焼けの色か、
という授業をしている、ということ。

心の眼で、彩り豊かな風景をご覧になっていることと思いをはせておりました。