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2015/04

すさまじきもの

0:00:57 | 学習について

清少納言の「枕草子」の一説にある、「すさまじきもの」。

ひどい、興ざめする、などという意味がありますが、
そこにあげられている一つに、「三四月の紅梅の衣」とあります。

これは、平安時代の貴族が、
季節の色を着るものに取り入れたルール、
「かさねの色目」から来ています。

紅梅の色は早春の色として、平安時代にも大変人気があったのですが、
それを3月4月まで着ているようでは趣味が悪すぎる、と意見したものです。

かさねの色目は、カラーの出題範囲では着物の色味を取り上げていますが、
実際は、手紙の色や、インテリア(几帳といわれる仕切りにつかう
カーテンのようなものなど)にも、季節の色を取り入れていたと言われています

現代の和装にも、季節の先取りの精神は根付いていますね。

季節の色を身の回りに取り入れる平安の粋、
日本人が情緒豊かと言われるゆえんなのでしょう。