2011 / 05

東京のJR山手線の駅名に、「目白」と「目黒」があるのはご存知かと思います。
では、白と黒以外の色はあるの?と思いますが、実は、目赤や目青、目黄もあるのです。

これは、三代目将軍 徳川家光が、江戸の町を守る5つの色のお不動様、
「五色不動」を設けたことに由来します。

目青不動尊は、世田谷区、三軒茶屋の「教学院」
目黄不動尊は、江戸川区平井、「最勝寺」と台東区三ノ輪「永久寺」
目赤不動尊は、文京区本駒込「南谷寺」
目白不動尊は、 豊島区高田「金乗寺」
目黒不動尊は、 目黒区下目黒「瀧泉寺」

というように、江戸の周囲の、五つの方角の不動尊を選んで割り当てたようです。
こんなところにも、中国の哲学、五行思想が利用されていました。

目黒不動尊が特に有名なようですが、地名にあるのは、やはり「目黒」と「目白」のみのようです。


18

2011/05

五月病の原因・・・

12:46:49 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

新緑の美しい季節となりました。
かつて、この時期に、色彩学の授業で、興味深い実験を体験したことを思い出します。
それは、黄緑の若葉と常緑樹の葉を、赤いフィルタごしに見てみよう、というものです。
常緑樹の緑の葉は、赤いフィルタでは真っ黒に見えたのですが、
若葉からはわずかに色が感じられました。
これは、リンゴを赤い光で照らすと黒く見えるのと同じ原理。
赤い要素を持たない葉の緑は黒く見えますが、新緑には、赤の要素があることを意味しています。
黄緑色の分光反射率を考えればその通りですね。
そしてその授業の先生曰く、「新緑の赤の要素が、五月病の一因になっているのでは」、とのこと。

皆様、新緑の森林浴には要注意!??


むかし、「何色が好き?」と尋ねた友人に「白。全部の色が混ざった色だから。」と言われて、
びっくりしたことを覚えています。

「絵の具で全部の色を混ぜるとグレイになるのに、なぜ白には全部の色が混ざっているのだろう?」

この時は解決しなかった疑問ですが、絵の具などを混ぜる減法混色ではたくさんの色を混ぜるほど
グレイになり、光を混ぜる加法混色は混ぜるほど白になることを知り、私も白が好きになりました。

グレイと言えば、掃除機で吸い取ったゴミを見ると、灰色をしていますね。
これは減法混色の結果。さまざまな色の繊維のくずなどが混ざって、ゴミは灰色に見えます。
私が、グレイも好きな色の一つなのは、やはり全部の色が混ざった色だからかどうかは
わかりませんが。


02

2011/05

青い流氷

15:49:41 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

先日、テレビで流氷の映像を見ていて、少し驚いたことがあります。

流氷の色が、夏の快晴の日の空のような青に見えたのです。まるで絵の具を混ぜたような鮮やかさ。
これは、空が青い色に見えることと同じ現象なのですが、短い波長の光が細かい粒子に当たって
さまざまな方向に散らばる、「散乱」が起こった結果です。

短波長の光は散乱しやすいため、粒子で散乱された光が、空を青く見せているのですが、
きっと流氷もその部分のもともとのお水に不純物が多かったのでしょう。
氷の内部で光が散乱し、短波長の光だけになって水色に見えたのですね。
氷は白、と思いこんでいましたが、鮮やかな水色の流氷、一度この目で見てみたいものです。

そういえば、白クマの毛は実は防寒のために空洞で透明だという話を聞いたことがあります。
毛の表面で光が散乱して、白く見えるのだそうです。
ということは、白クマの毛に不純物を増やしたら、青い白クマなんてものが現れることになりますね。