2014 / 01

石川県輪島市の千枚田は、
斜面に小さな田んぼが海岸に向かって並ぶ棚田です。

その田んぼの数が1000枚を超えることで「千枚田」と名付けられ、
夏場はその田が色づき、緑の幾何学模様と空や海の青さとのコントラストの美しさに観光名所となっているそうです。

2007年の能登半島地震の後、観光客が激減し、その町興しのために開催されたのが、
田んぼのあぜに沿って三万個のキャンドルを並べた「あせの万燈(あかり)」というイベントでした。

ところが、このイベントは、キャンドルの設置、点灯、とあまりにも手がかかる上に、
たった一日だけしか開催できないもの。

その期間を延長するために、地元の半導体の会社が、「ペットボタル」というLEDライトを開発したそうです。

その開発条件は、この時期の少ない日照を効率よく集めて充電できること、
キャンドルのように光が揺らめくこと、自動で点灯、消灯すること。

利益度外視で開発した結果、ペットボトルを細工し、エコにも配慮した新しいライトができたのだそうです。
その光を、ピンクから稲穂の実るイメージの黄色へと変化させるペットボタルは、毎年、観光客の増加をもたらしているのだとか。

光の開発は、色の世界にも、日々新しい変化をもたらしています。

色で人の心を動かすことができる。
嬉しい技術の発展です。


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2014/01

潜水艦

0:00:29 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

ディズニーシーの潜水艦アトラクション「海底二万マイル」に乗った時に、
あまりの息苦しさに全く楽しめなかった経験をして初めて、
自分は閉所恐怖症であることを自覚しました。

先日人間ドッグを受け、
聴力検査のボックスの前の張り紙に「閉所恐怖症の方は先に申し出るように」とのこと。

以前はなぜか聴力検査の後に心拍数が上がるなと思っていたので、
直後に心電図をとったらすぐ要検査になっていたと思います。

そんなわけで、潜水艦の乗組員にだけはなれないのですが、
先日、呉市に、「てつのくじら館」なるものがあり、海上自衛隊の潜水艦が展示してあることを知りました。

そこに、潜水艦の艦内での生活できるコーナーがあるとのこと。
艦内の照明には、色が活用されていて、出航すると、潜水艦内では昼夜の区別がつかなくなるため、
日没から日の出まで、夜間は艦内を赤い照明で照らすのだそうです。

食卓の風景は、本当に赤いスポットライトに照らされた状態。
赤という色は、実際に過ごした時間より長く感じてしまう色(7、8分で10分立ったと感じてしまう)なので、
なぜ赤い色にしたのか、色に携わる者として追求したいところです。

潜水艦の乗組員たちは潜水艦の中にいる時間は長く感じた方がいいのかしら。

私事ですが、同じ理由で、人類の夢である宇宙旅行も、私には無理。
「地球は青かった」と実感してみたい気持ちはあるのですが。


昨今、気に入っていたテレビのCMがあります。
某メーカーのテレビ、「ブラビア」の、「千の色」というもの。

四季折々の日本の美しい風景の映像が流れ、それらの色の名が風景に重なっていきます。
赤や黄色に色づく山の全体像から入り、紅葉の「緋色」、草木の「萌黄色」、木の幹の「赤黒」、
空の色の変化の夕焼けの「山吹色」、薄曇りの「薄卵色」、晴天の「空青」、夕焼けの「長春色」、
流れる水の色の場所ごとの変化、「水縹」「砧青磁」「水浅葱」「紺碧」・・・

そして「この国を描くことは、千の色を描くこと」とキャッチコピーが流れます。
このテレビ画面の微妙な色の表現力が、製品の技術の高さを物語っています。

私たちは何と彩り豊かな国に暮らしているのでしょう。
そして日本語の、微妙な色を表す語彙の豊かさにも、改めて感心いたしました。

受験勉強の際には、微妙な色の色名を覚える煩わしさばかり印象に残るかもしれませんが、
別の見方をすれば、日本人が培った微細な変化を感じ取れる心豊かさを知ることができるチャンスです。

「色は自然から学べ」。
色彩を学ぶ際には、誰もが一度は聞いたことのある言葉でしょう。
それを実感する、彩り豊かな映像でした。


明けましておめでとうございます。

毎年話題にさせて頂く、昨年の「今年の文字」は、「輪」でした。
五輪の東京への招致が要因だったとか。

また、「わ」という読みは、平和の「和」にも通ずると、文字を書かれた森貫主がおっしゃっていました。
皆様にとっては、「輪」は、「○」、合格の丸につながるよう願っています。

今年も、沢山の知識の輪をつなげて、大きな輪を作れますように。
受講生の皆様の、合格の輪が、どんどん広がっていきますように。

ご一緒に、頑張っていきましょう。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。