2014 / 02

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2014/02

進化する照明「hue」

0:00:49 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

昨年末のブログで、
測色のできるアプリを話題にしましたが、
今回は、インターネットに接続して調色するLEDランプについてご紹介してみます。

このLEDランプを活用するには、
電球の他に無線器具が必要で、
この機器でインターネットを経由してランプの電源を入れたり消したりが可能です。

もちろんそれだけではなく、活用法の1つに、
パソコンに取り込んだ写真と同じ色を、LEDランプで出すことができるというものがあります。

夕焼けの写真なら暮れ行く空の色、落ちていく光の赤やオレンジが、
LEDランプの色となって発光するとのこと。

旅行などで長期留守にする際、夜になったらライトをともして防犯対策、
というのはタイマーを使用して既に行われているようですが、
時間によって光の色みを変える、などということも勿論可能。

先日ご紹介した、リラックスタイムと活動タイムとの
照明色の使い分けにも、大活躍です。

コンピュータと照明のつながり。目が離せません。


インテリアと照明の関係は、
たとえばリラックスしたいリビングルームのような空間には
暖かい光である白熱灯がよい、といわれていますが、
この照明の光、オフィスにも活用されていると聞きました。

九州大学の研究で、オレンジの光は自律神経をリラックスさせ、
白い光は脳の覚醒が高くなるのだそうです。

オフィスでは、柔軟な発想が求められる会議や企画を練るときなどは
オレンジの光が有効で、書類の作成など効率よく作業したいときは
白い光を用いるとよいとのこと。

照明によって気分が変わるので、
効率よく仕事がはかどるという意見がありました。

家庭では、効率が求められる仕事部屋や勉強部屋は
白い光を、家族団らんのリビングルームにはオレンジの光を、
という使いわけ。

以前は電球を取り替えないと実現しなかったのですが、
色が変えられるようになったLED照明では切り替えも簡単。

特に「多目的に使わざるをえない部屋」の多い我が家では、
LEDの技術は、非常にありがたいものになりそうです。


LED照明の進化によって、
色彩の世界にも大きな変化がもたらされました。
そのLEDの色光は、身近なところに活用されています。

たとえばあるコンビニエンスストアの
おにぎりやお弁当を照らす照明に、
オレンジ色のLEDが取り入れられています。

オレンジに照らされたお弁当やおにぎりは、
出来立てでおいしそうに見える効果があり、
売り上げが伸びているとのこと。

またスーパーマーケットの精肉売り場では、
赤いLEDランプが設置されていました。
精肉店での実験で、ショーケースの右と左で、
まったく同じ商品を並べ、一方を赤い光で照らしたところ、
赤い光のお肉は売切れてしまった、という結果を知りました。

赤い照明に照らされたお肉を購入した方は、
「新鮮に見えた」、とのこと。

個人的に疑問を感じていた、
赤く着色された鱈子やウインナー。
食品添加物は受け入れがたかったのですが、
照明でおいしそうに見えるなら、どんどん活用してほしいものです。


睡蓮の連作で知られるモネは、
光のもとに見えた色をそのまま描こうとする印象派に属する画家で、
その色の美しさから、「色彩の魔術師」と呼ばれています。

そのモネの作品展が、国立西洋美術館で開催されています。
国立西洋美術館の設立の母体となった「松方コレクション」には、
モネ作品がたくさん含まれていて、
その一部は、親日家であったモネから直接譲り受けたのだとか。

今回は、箱根のポーラ美術館との共同企画で、
2つの美術館の所蔵するモネ作品をいっぺんに鑑賞することができるというものです。
どちらも国内有数のモネを所有する美術館。

それぞれの「睡蓮」を並べて見ることができるという、
めったにないチャンスです。
印象派を代表する画家、モネは、同じ題材を、
時間や構図を変えて、その時々の光を捉えて表現した作品を残しています。

その色の豊かさ。光としての色の捕らえ方。
機会のある方は、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。