2017 / 07

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2017/07

もっとも醜い色

11:38:55 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
日頃から、色や配色を見て、自分が何を感じているか、どんなイメージがわくかを、意識してみてくださいね。学習した知識と結びついて、より深い知識になることと思います。

美しい色や流行る色などの情報に触れる機会は多いものですが、先日、海外のメディアが、「この世でもっとも醜い色」として特定した色を発表したことを知りました。
文化の違いはありながら、人に「死」や「汚れ」「タール」を連想させるとして、パントン社の色見本の448Cが、もっとも醜い色とされたのだそうです。
その色味は、少し緑みがかったかなりダークなブラウン。
言われてみれば、「希望」「美しさ」「楽しさ」などとは対極に位置するような色味です。
これは、喫煙者を減らすために、オーストラリア政府が依頼した調査会社の調査結果。喫煙者が最も嫌な感じがする色として選んだ色なのだとか。
この色を煙草のパッケージに使うことで、喫煙者に危機感や嫌悪感を与えるようにしようとする目的で調査されたのだそうです。
結果や効果はともかく、色を扱う者として、人に嫌われやすい色にもしっかり役割があることに、なんとなく嬉しいような安心感を持ってしまうのでした。


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2017/07

エルミタージュ美術館展

11:38:24 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
色は自然から学べ、と多くの色彩学者の方々がおっしゃいますが、絵画から学べる色もたくさんあって、美術館に行くたびに色の魅力に感動しています。

エルミタージュ美術館展へ行ってきました。
エルミタージュ美術館は、ロシアの女帝、エカテリーナ2世が、絵画を親しい人たちに見せるために作ったといわれる美術館です。
「エルミタージュ」とは、フランス語で「隠れ家」の意味。
エルミタージュ美術館の建物そのものが、白とゴールドをあしらったペパーミントグリーンの壁の建築物で、コンセプト共に優雅さに溢れた魅力的な美術館です。
東商カラーコーディネーター検定で、象徴色として、聖母マリアの赤い衣装と青いガウンが取り上げられていますが、展示作品の中の、スルバランの縫物をする少女の作品、「聖母マリアの少女時代」は、描かれた少女が赤いドレスに青いガウンであることで、マリアであることがわかるとされています。
17世紀に描かれた絵画は宗教美術が盛んでしたが、それは、文字が読める人が少なかったため、誰にでもキリスト教をわかりやすく伝えるために、聖書の内容を絵にしたためだったそうです。
今回の作品の中で、フランス・スネイデルスという画家の「鳥のコンサート」という作品がとても気に入りました。まるで鳥の羽の音も鳴き声も聞こえてきそうな、それぞれの鳥の羽の美しさも見事に写し取った作品でした。
国ごとに時代を追って展示された作品群、とても見ごたえのある展覧会でした。


みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
試験終了から数週間、美術館を訪ねて、たくさんの色に触れてみてくださいね。

24年ぶりに日本に来たという、ブリューゲルの「バベルの塔」を見に行きました。
「バベルの塔」は、旧約聖書に出てくる塔のことで、広く知られる「ノアの箱舟」のノアの子孫たちが、同一言語を話す一つの民族が分散しないように、天に届くような高い塔を建ててみんなで住もうとしていました。ところが、それに危機感を持った神が、彼らの言語を混乱させてお互いに理解できないようにしてしまったため、塔の建設は中止され、人々は各地に散っていったというもの。
この、民族が建設しようとしていたのがバベルの塔で、神に近づこうとする人間の傲慢や、実現不可能な計画のことをも意味する象徴となっているようです。
人々が神に近づこうとしたがために散り散りになり、言葉も通じなくなってしまるというバラル(=混乱)から、この塔は、バベルの塔、と呼ばれるようになったのだそうです。
ブリューゲルの描いた作品の細かさは想像を絶するほどで、作品そのものより、その後ろに引き伸ばされて展示されたパネルの方を熱心に見入る方も多くいらっしゃるほどでした。
それは、思っていたより小さいサイズ、60×75cmほどの絵の中に描きこまれた、当時の建築方法を正しく細密に再現する様子や、各自の役割を果たすそれぞれ違った動きをする人の数、入港しようとする船の関所まで描きこまれて、どんなに眺めていても作者の思いを汲み取りきれないほどでした。
NHKの「日曜美術館」でも取り上げられていて、この作品に魅了された漫画家の大友克洋さんは、長い時間を費やして模写したという、バベルの塔の内部の作品も、その思いと共に、大変興味深いものでした。
沢山の人を魅了したということにも納得の、エネルギー溢れる作品でした。


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2017/07

ファンデーションの色

11:37:27 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
検定試験を受けられた方、お疲れ様でした。
せっかく学習なさった内容は、覚えているうちに、日常生活での色に照らし合わせて実感して、自分のものにしてくださいね。

あまり化粧品に詳しくなかったために最近びっくりしたのが、エスティ―ローダーというアメリカの化粧品会社のファンデーションです。
「10cmの距離でも15時間後でも、美しい。10色から選ぶ、自信美肌。」
というキャッチコピーのとおり、化粧直しがいらないこと、蛍光灯の下でもキレイなこと、日差しや海風にも強いこと、などの特長と共に、色を10色から選べるということに目をひかれました。
それまでの、ピンク系(ブルーアンダートーン)で3色、ベージュ系(イエローアンダートーン)で3色の展開に加えて、ベージュ系にもう一段階ダークな色目と、ブルーアンダートーンでもイエローアンダートーンでもない中間の3色を加えて、10色から選ぶことができるようになったとのこと。
パーソナルカラーの観点からいくと、せめて春夏秋冬の4つのタイプに、明るめと暗めのトーンが2種類ずつ、計8種類はあったらいいなと思っていますが、10色あればさらにそれぞれの肌に近い色を選びやすくなりますね。
時間軸でも、仕上がりという面でも、肌に合った色という意味でも美しく仕上がるというコンセプトは、キャッチコピーのとおり、「自身美肌」が作れそうな気がして、興味津々のファンデーションでした。
既にご使用の方、いかがかしら。