皆さん、こんにちは。
ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。
今回は2021年5月の試験結果をもとに、FP資格を取得するための難易度について少し解説したいと思います。
以下に2021年5月試験の結果をお知らせします。なお、ここでは日本FP協会主催の試験の合格率を記載します。
<3級>
学科試験の合格率83.25% 実技試験の合格率76.65%
<2級>
学科試験の合格率55.61% 実技試験の合格率66.67%
この数字だけ見ると、何やら簡単な試験と感じますよね。過去に比べて2級の合格率が高くなっているように感じます。とはいえ、毎回この数字が続くとは限りません。ちなみに、2021年1月の2級の合格率は学科が44.02%、実技が71.01%でした。
はっきりいえることは、なめない方が良いと言うことです。なめてかかると太刀打ちできない部分もでてきます。
そのため、早め早めの学習を。また、この試験は合格率が決まっているわけではないため、誰かを蹴落とさなければいけないような試験ではありません。皆さんが努力すれば必ず合格できます。
ご自身を信じて前に進んでいきましょう。今からでも十分9月試験に間に合いますよ。
<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の問題に答えなさい。○✕問題
【問題1】
所得税において源泉分離課税の対象となる所得については、他の所得金額と合計せず、分離して税額を計算し、確定申告によりその税額を納める。
<解答> ✕
源泉分離課税の対象の所得は、税金は差し引かれた後の金額が振り込まれるため、確定申告をする必要はありません。
【問題2】
所得税において、事業的規模で行われている賃貸マンションの貸付による所得は、事業所得となる。
<解答> ✕
不動産所得が該当します。
いかがでしたでしょうか? それではまた次回、お楽しみに★