ファイナンシャルプランナースペシャリストによるこっそり裏講義

学習について

26

2009/11

働く受検生

16:23:42 | 学習について |

今回は、仕事をしながら試験勉強をするツラさについて
語ってみたいと思います。

FP資格の場合、多くの受検生が会社勤務の方です。
(ま、最近では学生さんもずいぶんと増えましたが・・・)
日中、会社勤めをしながらの試験勉強はそれはそれはツラいものです。
平日は残業で時間を取られ、
ましてや、家族がいたら休日は家族サービスで時間を取られ、
「いったい、いつ勉強すりゃいいんだぁぁっっ!!!(泣)」と
叫びたくもなります。

では、そんな過酷な環境のなかで、どうすれば合格することが
できるのでしょうか?
そんなもん、答えがあったら、試験に落ちる人はこの世の中かからいなくなります。
だから、合格するための情報商材がネット上で溢れかえるわけです。

かつて、私も受検生でした。
気が弱くなったり、自信がなくなると、そういった情報商材のサイトを
見に行ったり、現実逃避に向かうわけですが
結論からいうと、もちろん、そのようなツールを活用することも
ひとつの方法ですが、やっぱり最終的には
「自分のやる気(モチベーション)」なんだと思います。

試験に合格した後の自分を妄想して、モチベーションをあげる
とか
合格したら○○○をする
とか
自分なりの方法でモチベーションをあげるコツがつかめるとよい
と、個人的に思っています。

モチベーションがあれば、どんなに時間がなくても、スキマ時間を利用して
勉強したり、集中力が高まったり、なんとかなるもんです。
そして、試験勉強をツラいながらも継続していると
ある日、急に試験勉強が楽しくなります。
そこまできたら、あとはそのまま合格にむけて走るだけです。

結局、忙しく働いているひとでモチベーションのない人は
忙しさを言い訳にして勉強から逃げているんですよね(嗚呼、私のこと)。

モチベーションをあげて、勉強が楽しくなったらほぼ
合格できると思います。

みなさん、がんばってください。



さて、今回はよくある勘違いをお話したいと思います。

タックスプランニングや不動産で「不動産所得」を学習しますが、その際に、
「事業的規模(5棟10室以上)」という言葉が登場します。
これらの関連性をよく勘違いしている受講生がおられます。

不動産を貸し付けて収入を得ていれば、その収入は不動産所得として
扱われますが、その貸付の規模によって不動産所得になるとか、ならない
といったことはありません。
部屋1室を貸し付けていようが
事業的規模で10室貸し付けていようが、どちらも不動産所得になります。

では、「事業的規模っていつ何に関係するの?」って話です。

青色申告により不動産所得の申告をする場合に、事業的規模であれば
青色申告特別控除が65万円になり、事業的規模に満たなければ10万です。

それから・・・
例えば、家賃収入の中から、生計を一にする親族に対して給与を支払っている場合
その給与は、必要経費になりません。
でも、必要経費にしたいという場合は、
その給与を青色事業専従者給与扱いにすればいいのです。
つまりそのお金は、事業を行うために支出したお金と解釈されます。
しかし、なんでもかんでも青色事業専従者給与になるわけではなく
例えば、1室しか貸し付けていないのに給与として身内に30万円払っていたらそれは妥当性に欠けるので、届出をしても却下されるでしょう。
つまり、事業的規模で不動産の貸付を行っていることが要件となるわけです。

青色事業専従者給与は、青色申告することが前提です。
そして、この「青色事業専従者給与」扱いにするためには、事前に届出を行います。

ちなみに、青色事業専従者給与で給与の支払いを受ける場合は、
配偶者控除や扶養控除の対象とはなりませんから、注意が必要ですね。



「出産育児一時金の改正」

平成21年10月から出産育児一時金の支給額と支給方法が変わります。

【支給額】
被保険者やその被扶養者が出産すると一時金として38万円が支給されていましたが、
平成21年10月からは4万円アップして42万円が支給されます。
     ※産科医療補償制度に加入する医療機関等における出産に限る。

【支給方法】
平成21年9月までは、原則として出産後の後払いでしたが、
平成21年10月からは保険者から一時金を
医療機関等に直接支払う仕組み(直接支払制度)になります。

コレ、非常にありがたいですね。
以前の制度だと、一時金はもらえるけど、ひとまず、費用を全額現金で事前に
用意しなくてはなりませんでした。
出産費用は金額が大きいだけに、けっこうしんどい家庭が多かったのではないでしょうか。
でも、これからは、そんな必要なくなります。

しかし・・・子育ては出産してからが
本当に、ホントウに、大変です。
「なんで?」って思うぐらいにいろいろとお金がかかります。

産んでしまったら休む暇はありませんから、ある程度時間のある妊娠中に
ご自身のファイナンシャルプランニングを行い、
来るべき教育費にしっかり備えましょう。



先週、平成21年9月実施試験の合格発表がありました。
皆さんはいかがでしたか?
合格された方は、最高の気分でしょう。

さて、FP試験に合格するために必要なことを今回は書きたいと思います。

FP試験の場合、丸暗記していれば得点できる問題と、
深い理解力がないと得点できない問題とがあります。
特に、最近の出題傾向を見ていると、後者の問題が増えているような気がします。

では、どうやって勉強すればいいの?という声が聞こえてきそうですが
方法はひとつ。

表面的な暗記をするときに、なぜそうなるのか?
なぜこのような過程を経て問題を解くのだろうか、などの
理由を考えながら進めること
そうすれば、自然と理解力が深まります。

それから試験勉強って、つい、「難易度の高い問題が解けるようにならないといけない」と
思って勉強しがちですが、実はそうではありません。
基礎知識を問う問題が圧倒的に多いのですから、基本をしっかり身に付けることが
とにかく重要です。
しかも難易度の高い問題は、所詮、基礎知識の寄せ集めの問題ですからね。

基本が大事!!!・・・ですぞ。



22

2009/10

17:04:41 | 学習について |

さて、今回は雑記です。

FP試験だけではないと思うのですが
試験当日、すべての受検を終えたあとの受験生の精神的・肉体的状況によって
ある程度合否の判定ができると(勝手に)思うのです。
FP試験の場合は、6割以上は合格という基準がありますから
自己採点をしてある程度の判断はできます。

しかし、自己採点できない試験の場合、結果が発表されるまでは
まったくわからないわけです。

そこで、私なりの判断方法(あくまでも私の主観ですからね)。

試験終了後
「あー、終わった」とシンプルに感想を言う人 ⇒ 合否あやしい
「もう、動けないぐらいヘトヘトだ」という人 ⇒ 合格する人が多い

「けっこう出来た」と言う人 ⇒ 合否あやしい
「第○問と第▲問とか、できなかった」と言う人 ⇒ 合格する人が多い

私の周りの受験生を観察すると
これらの法則が見出せるのです。
「ホントかよっ?」と思われるでしょうが、半分ホントだと、個人的に思います。

特に、「第○問と第▲問とか、できなかった」と言う人は、そこまではっきり
言えるぐらいにしっかり勉強したということの表れだと思うからです。

まぁ、こんなことで判断するのもどうよ?と思いますが
ご参考までに・・・



さて、今回は実技試験についてのコメントです。

実技試験では、毎回必ず出題される
・FP総論からの出題(2問)
・路線価方式による相続税評価額の計算
・生命保険証券の読み取り問題
・総所得金額の計算
・相続人の法定相続分割合
・CF表の穴埋め問題
・6つの係数表を使用した計算
・バランスシートの穴埋め問題
が、今回も出題されていました。

これらの問題は、出題されるとわかっているのですから
確実に正解できなければいけません。

それ以外に、ひっかけポイントがちりばめられている問題がいくつかありました。
これは、よほどしっかりと勉強して理解が深くないと、もしくは冷静な判断力がないと
問題作成者の罠にはまってしまうような問題です。

とは言っても、見た目が「なんじゃ、こりゃ!!!」という
受検生をビビらせる「ビビり問題(←私が命名しました)」が
今回もいくつかありましたが、冷静によく見れば、実は恐ろしく簡単な問題なんです。

実技試験の傾向としては、定番問題は確実に正解できるということに加え、
ビビり問題は、冷静な判断力により正解できるということを踏まえれば
残りの問題は、いかに理解を深めているかによって解ける問題と、
基礎知識を問う問題とに分かれます。

したがって、今回の実技試験は、
理解力がないと解けない問題をすべて落としたとしても
合格基準の6割には到達できたのではないか、と思う試験問題でした。

さて、全3回にわたり、本試験問題についてコメントしてきましたが
合格するためには、やはり、基礎知識の定着が一番必要で、
次に、より深い理解力が必要だということです。



前回に引き続き、学科問題・科目別のコメントをします。

【タックスプランニング】
問題37に、「法人税の課税所得金額を計算せよ」という出題がされ、
法人税の課税所得金額は、会計上の当期純利益から税務上の加算減算を経て算出するということは知っているけど、具体的にどの費目を加算して、どの費目を減算するのかということまで知らないと、解けないような問題でした。

しかし、解けなさそうな問題はこれぐらいで
その他の問題は、他の科目と同様に基礎知識を問う問題ばかりでした。

1問ぐらい落としても、直接不合格になることはありません。
(他でしっかり得点できていればの話ですが・・・(汗))

【不動産】
さて、次に、多くの受講生が苦手意識を感じる不動産はどうでしょう。

ここで、改めて思います。
不動産の出題範囲は広いです。
だから、一番の攻略方法は、浅く広く学習することですね。

今回の試験も、過去問題からの類似問題が多くあり、基礎知識を問う問題も
多く出題されています。
一部の問題に、重箱の隅をつつくようなものがありますが、
そんな問題はできなくとも
テキストに掲載されている基礎知識をしっかり頭に入れた人は
合格点を取れたのではないでしょうか。

【相続・事業承継】
コメント6科目目にもなると、さすがに同じコメントするのは気がひけますが
相続・事業承継も基礎知識を問う問題が多く出題されています。
(やっぱり、同じコメントになってしまいました。)

一部の問題に、表面的な知識ではなく、少しだけ深い理解を必要とする
問題がありますが、そんな問題できなくとも、消去法によって正解に
たどり着けるはずです。

「学科試験」として、話をまとめると
全体的に基礎知識を問う問題が多く、難易度はさほど高くない
というのが正直な感想です。

テキストに掲載されていることをしっかり定着させ
過去問題を繰り返し解くことにより、合格はより近いものになるはずです。



今回から数回に分けて、先日行われた本試験(学科)についてコメントしようと思います。

【ライフプランニングと資金計画】
特に難しい問題はなく、どれも基礎知識を問う問題ばかりでした。
問題9については、見た目が実技試験のようで難しいイメージが先行しますが
問題をよく読んでみると、資料や設例がなくても、
元金均等返済方式と元利均等返済方式の違いと特徴を知っていれば、
容易に解けた問題です。

見た目にごまかされてはいけませんね。

【リスク管理】
この科目も、基礎知識を問う問題ばかりでした。
テキストに掲載されていることを、しっかり理解&記憶していれば
どれも容易に解答できたと思われます。

【金融資産運用】
若干、ものめずらしい問題が含まれていますが、
もしわからなくても消去法で正解に辿りつけたはず・・・という問題が
いくつかあります。

また、ここ数年の傾向ですが、学科試験なのに計算問題が含まれています。
しかし、それも過去の類似問題ですから、
過去問題を繰り返し解いて計算手順をしっかり理解した人には
容易に解けたはず。

それから、これまで出題されたことのない期待収益率の問題が出題されましたが
解けなかった人が多いのではないかと思います。
しかし、「加重平均することで求められるる。」と、親切に
問題文にヒントが書かれています。
したがって、不動産の容積率・建ぺい率の問題において、2つの用途地域にまたがる
場合には、加重平均で計算するということを思い出せたなら
その方法と同じ計算手順で解けた問題です。

この科目も、他科目同様、それほど難易度は高くありませんでした。

残りの科目については、次回、コメントしたいと思います。



 先月から、国の教育ローン(一般貸付)が少し変わりました。
その内容は、
・融資額、学生・生徒1人あたり200万円以内から300万円以内にアップ
・返済期間が、10年以内から15年以内に延長
となっております。

フラット35に続く制度拡充ですが、
どちらも融資額のアップという点が共通です。

確かに、経済危機に直面して家計は大変なことになっています。
私立に通う子供の教育費が払えないという記事も
新聞で幾度となく見かけました。

収入が減った場合の基本的な対策としては、
収入を増やす、支出を減らすですが、
それらがどうしても不可能な場合に
最後の手段として利用するのが融資です。

当たり前のことですが、融資を受ける際には
住宅ローンを組むときと同じぐらいの気持ちで
慎重な返済計画は必須です。



15

2009/09

最近の独身事情

13:32:11 | 学習について |

みなさん、先日の試験はいかがでしたか?
できた!という方も、そうでない方も、今はゆっくり休んでください。

さて、今日は、試験とは関係のないテーマです。
フラット35を取扱っている住宅金融支援機構の調査によると、
単身世帯がマンションを購入する傾向が高まっているとのこと。
多くのひとが将来に不安を抱いているのでしょうが、特に独身は
その不安感の強さといったら、ハンパではありません。
だから、少しでも不安を取り除くために
マンション購入に行き着くということなのでしょう。

マンション購入者全体における単身世帯(つまりは、独身世帯)の割合は、
平成19年度の16.7%から平成20年度は23.7%へ上昇しています。

男女別にみると、男性のマンション購入者では、平成19年度の12.6%から、
平成20年度は20.1%へと増加しています。
女性は、43.2%から39.2%へと水準は高いですが、構成比は全体からみて
低下しています。

昔から、「独身者がマンションを購入する=結婚をあきらめた」と
解釈されることがありますが、今時、そんなことはありません。

マンション買ったからって、結婚できないわけではないし、しないわけでもない。
もし、結婚したら、買ったマンションは賃貸住宅として人に貸せばよいのです。
ということは、将来にわたって賃貸需要の見込める物件を選ぶことが
重要になってくるわけです。

先行き、ナニがどう転ぶのかわからないのが人生。
結婚、生涯独身、結婚しても別居、そしてまさかの離婚など、
ライフスタイルが多様化している現在、
どう転んでもいいような事前対策は必要でしょう。

ただ、いつも気になるのは、単身者が購入するマンションの床面積は
その多くが50㎡未満です。
ということは、様々な減税の特典が使えないってことです。
なんとかなりませんかね。



大島 浩之

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