ITパスポート講座の講師ブログ

恐るべし!

皆さん、こんにちは!
ITパスポート講座担当の小野です。
暖かいを通り越して暑い日も増えてくる今日この頃。
寝冷えには十分注意してくださいね!

さて、前回に続き、トランプさんネタです。
4月上旬に起こった、米国によるシリア攻撃は、映画さながらの展開みたいでした。

どこまでが本当なのか分かりませんが、流れてくる報道によると、
シリア政府は、シリア反体制派を支援する米国がシリア政府に攻撃を仕掛けるなどとは全く考えておらず
(米国のことをある意味なめていて)、国民を化学兵器で攻撃しました(化学兵器が使われた証拠はありませんが、使われたらしいということです)。
しかし、トランプさんはなめられるのが嫌いだったのか、シリアをミサイルで攻撃しました。 

シリアのアサド大統領が日本のテレビに出てくることはありませんが、どのくらい焦ったことでしょう。
アサド大統領を支援しているロシアもなんだかちょっと慌て気味のように見えましたし。
 
この攻撃はいくつもの事柄に対する対策を兼ねているようです。
1つはアサド大統領・プーチン大統領に対するメッセージですよね。
「君、あんまり好き放題しちゃいかんよ」と言いたかったのでしょう。

2つめはミサイル攻撃をした日に行われた米中首脳会談で中国に圧力をかけたことでしょう。
中国の習さんに対して「北朝鮮問題を片付けないと、こういうことになるよ」というメッセージを送ったことになりますよね。
しかも、ミサイル攻撃の最中、習さんを別荘に迎えて、ごちそうを食べていたわけですから、ますますコワイですよね。

しかも、60発も発射して、そのうち20発程度しか基地に命中しなかったことからみると、
米軍の実力はそんなもんじゃないでしょうから「今回はわざと外してやったけど、今度はないぞ」といわんばかりです。

これが映画だったら、アサド大統領、プーチン大統領、習主席、金委員長は、
ひやひやどころではなく、夜も眠れないくらいの脅しだったでしょう。

1つのイベントで複数の事柄にかなりの影響を与えてしまうところが、恐るべしです。
どんな世界になっていくのでしょう? 振り回されずに、平和に暮らせますように(祈)。