ITパスポート講座の講師ブログ

コンピュータの進化と夢の実現

皆さん、こんにちは!
ITパスポート講座担当の小野です。
連休中も少しだけがんばりましょうね!

デジタルの世界のすばらしいところは、
様々な設定を一気に行うことができることです。
最近、趣味の世界で激烈な体験をしたので、
お話ししたいと思います。

私は趣味で中学生の頃から楽器(ギター)をやっています。
BOOWYの布袋寅泰から始まり
(はじめて聞いたBOOWYのアルバムがLAST GIGSだったのがちょっと悲しいところですが…)、
少しずつ激しいほうに進んで、GUNS、SKID ROW、EXTREMEなどなど、
そちら方向で楽しんでやっていました。
ただ、子供が生まれた前後からここ10年くらい、
ギターケースにしまったままという状態だったんです。
 
最近、少しずつ子どもの世話から解放されるようになってきたので、
久しぶりにギターを取り出してみました。
しかし、ギターアンプがないではないですか。
そこで楽器屋さんに適当なアンプを探しに出かけました。

すると、あこがれのMarshallからCODEなるアンプが発売されていて、
デジタル技術を駆使したいろんな機能が内蔵されているとのこと。
私が最も活発にギターを弾いていた20年くらい前は、
「ギター → プリアンプ → 各種エフェクター(3~4個) → パワーアンプ(スピーカー)」
という順序でつなげて、それぞれの機器の設定でいろんな音色を創り出していました。

「布袋寅泰のあの音を出すためには、プリアンプに○○社の△△を使って、
□□のパラメータを6に、◇◇のパラメータを4に…」なんてことをやっていたわけです。
当然、アーチストごとに使用機材は違いますから、
好きなアーチストの音色を再現することなんてできません。

ところが! このCODEなるアンプにはプリアンプ14種、エフェクター4種、パワーアンプ4種が、
デジタルで内蔵されて、すべての組合せをスマホで調整できるというすごいやつなんです! 
プリアンプ14種、エフェクター4種、パワーアンプ4種を実際に買うとすると、
そんなお金はない、そんな物を置いておくスペースはないということで、物理的には実現不可能です。

しかし、1つのちっちゃな箱の中で、デジタルの世界でこれらの機材がすべて収まってしまうなんて、
なんてすばらしいんだ! 
しかも、それをスマホから操れるなんて!

私の世代の人間からすると夢が瞬時に実現するようなもので、もう感動しかありません!
CODEでは「エディ・ヴァン・ヘイレンのサウンドのなら、この設定で!」
というように、アーチストごとのパラメータがネット上にたくさんあります。
それのデータをスマホでダウンロードし、CODEに転送すれば、ス
ピーカーからそのアーチストの音が出てくる(感動)!

今の若い人(学生さん)は、好きなアーチストのギターの音に似せるために、
夜な夜なつまみを回して、音作りをする
(その分だけ勉強時間が減るので、定期テストの点数が下がる(笑))
必要がないんですね。
手軽に有名アーチストの音を手に入れることができてなんてうらやましいやら!
 
いやいや、これはコンピュータのおかげですね。

様々な音色をシミュレートするコンピュータ、
それらを保存しておくメモリなどを超小型化、高性能化しなければ、
このCODEというギターアンプはできなかったでしょう。
まさにコンピュータの進化が私の夢を叶えてくれたようなものです。
 
頭の中はCODEに内蔵されているコンピュータシステムのことを考えながら、
心は少年時代に出したかった音が出てくることに興奮しながら、ある日曜日を過ごしたのでした。