8月27日に、
平成29年度の社会保険労務士試験が行われました。
フォーサイト専任講師の加藤です。
受験された方、お疲れ様でした。
受験された感想は、いかがでしょうか?
選択式については、
「労務管理その他の労働に関する一般常識」が労働経済に関する問題で、
かなり難しいものでした。
そのため、苦戦された方が多かったようです。
そのほかの科目は、なんとか3点以上はとれる内容でしたが、
記憶が曖昧で間違えてしまったということがありそうです。
全体的には、ある程度得点できる内容でしたので、昨年度よりは基準点が上がるのでは
と思われます。
それぞれの科目の基準点がどうなるか、現時点では、なんとも言えないところですが、
「労務管理その他の労働に関する一般常識」は、
かなりの確率で引下げがあると思われます。
択一式は、全体としては極端に難しいというほどではありませんでしたが、
労災保険法で厳しい問題がいくつも出題されました。
ですので、労災保険法は、得点が伸びなかった受験生がかなりいるでしょう。
逆に、社会保険関連は、いずれも、それなりに得点することができたと思います。
それと、
個数問題(いくつあるかという問題)が平成28年度の7問から3問に減っています。
個数問題は得点し難い問題ですから、減ったということは、
得点が高くなる可能性があります。
これらを合わせて考えると、
全体としては、昨年度の基準点と比べて、高くなるのではないかと思われます。
ただ、極端に高くなることはないでしょう。
得点状況が微妙な方は、かなり気になるかと思いますが、
とにかく、平成29年度試験は終わりました。
得点や合否にかかわらず、少しゆっくりして下さい。