社会保険労務士講座の講師ブログ

平成27年度社会保険労務士試験の合格発表

11月6日(金)に
平成27年度社会保険労務士試験の合格発表がありました。

合格発表の際には、合格者数や合格率、
合格基準なども発表されます。

平成27年度試験の合格者数は1,051人(前年4,156人)でした。
合格率は2.6%(前年9.3%)でした。

合格者数、平成になって、最も少ない人数です。
また、合格率は過去に5%を下回ったことはありませんでした。
初めて下回りました。
それも大幅に下回り・・・驚きの率です!

合格基準については

<選択式試験>
総得点21点以上 かつ 各科目3点以上 です。
ただし、「労務管理その他の労働に関する一般常識」、「社会保険に関する一般常識」
「健康保険法」及び「厚生年金保険法」は2点以上です。

<択一式試験>
総得点45点以上 かつ 各科目4点以上 です。

選択式の基準点は、平成25年度と同じで、最も低い水準です。
難しい問題が多かったことが影響したと思われます。
また、基本的な問題であるにもかかわらず、受験生の得点が伸びなかった科目も
あるようで、4科目で科目別の基準点が引き下げられています。

択一式の基準点は、1問、全員正解となるものがあったことから、1点上積みされた
と考えると、順当な基準点かと思われます。

しかし、基準点自体がそれほど厳しいと思えるようなものではないにもかかわらず、
この合格率は、驚き以外のなにものでもありません。

そのほか、詳細は試験センターの
「第47回(平成27年度)社会保険労務士試験についての情報」
をご覧ください。