社会保険労務士講座の講師ブログ

出題形式

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

平成28年度試験を受けられ、思うような結果にならず、
平成29年度試験を目指そうという方、さっそく勉強を進めていますか?
まだ休憩中でしょうか?
気持ちをリセットするということから、休憩するのもありですが、
あまり長くならないようにしましょう。

ところで、社労士試験の択一式について、
単なる5肢から1つを選ぶというものではなく、「組合せ」を選ぶ問題や個数問題
(正しいものや誤っているものはいくつあるのかという形式)が、最近出題されて
います。

組合せ問題は平成24年度試験から、
個数問題は平成26年度試験から、出題されています。

組合せ問題の場合は、答えを絞り込みやすいというところがあるので、
正解しやすい場合もあります。

これに対して、個数問題は、5つの記述すべての正誤を判断することができないと、
正答を選べません。
ですので、正解し難いということです。
で、この個数問題が、平成28年度試験では増えています。
つまり、レベルが上がったといえます。

平成29年度試験以降、増えるかどうか、なんとも言えませんが、
ある程度は出題されてくると思われます。

そこで、個数問題については、消去法で答えを導き出すということはできないので、
正確な知識がないと対応できません。
とはいえ、細かい内容の記述があれば、どうにもならないということもあります。
ですから、対策として、まずは見極めるというところがポイントになります。

5つの記述がすべて基本的な内容なのか、
いくつかの記述に細かい内容が含まれている問題なのかを判断します。

すべて基本的な内容であれば、確実に正解するように問題に挑む必要があります。
これに対して、細かい内容が含まれているもの、これは捨て問と考えましょう。
正誤の判断ができるものを判断し、「いくつ」という部分をできるだけ絞り込んで
あとは、勘で選びましょう(正解することができたら、ラッキーという感じです)。
確実な答えを出せないものに時間を使うのは得策ではありませんから。

ということで、
これから勉強を進めていく中で、まずは、正確な知識を身に付けることを意識して
いきましょう。