社会保険労務士講座の講師ブログ

平成28年度の社労士試験合格基準点について

11月も中旬になり、寒い日が多くなっていますが、
風邪をひかれたりしていませんか?
フォーサイト専任講師の加藤です。

ところで、
先日、平成28年度の社労士試験の合格発表がありました。

択一式の合格基準点は42点以上でした。
平成27年度以前5年間の択一式の合格基準点は、
46点 46点 46点 45点 45点 
となっていたので、これらに比べると低いラインだったといえます。

平成18年度試験で、「41点」というのがありましたが、
それに次ぐ低さです。

選択式の合格基準点は総得点23点以上でした。
問題の質を考えると、もう少し高くなるかと個人的には思っていたのですが、
それほど高くはなりませんでした。

そこで、合格基準点は、全受験生の平均点に応じて上下するのですが、
低いということは、全受験生の平均点が低いということを示しています。

問題が極端に難しければ、当然、平均点は下がるのですが、
平成28年度試験の問題、やや難しいところはありましたが、
極端に難しいというものではありませんでした。

それにもかかわらず、厚生労働省の発表では、択一式の平均点が平成27年度と
比較して2.5点下がっています。

平均点というのは、極端に得点が低い受験生がいれば、どうしても下がってしまう
ものです。

ですので、しっかりと勉強をした受験生での平均点というのがあるとしたら、
もっと高くなるでしょう。

1つの考え方ですが、ほとんど勉強もせず、受験をし、低い得点で終わってしまう
受験生が多数いれば、平均点が下がり、連動して基準点も下がるので、
しっかりと勉強した受験生は、合格しやすくなるともいえます。

ということで、平成29年度試験の合格を目指す方、
合格するために必要な勉強をきちんと進めていけば、合格は難しくはありません。
頑張って勉強を進めていきましょう。