簿記講座の講師ブログ

ポイント好きだけど現金払い?

皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
今日もがんばっていきましょう!

日本人は欧米人に比べて現金が好きなようです。
クレジットカード会社であるクレディセゾンによると、
日本の2015年の個人消費決済額の割合は、現金が49.5%、クレジットカードが16%、振込等が19.9%、電子マネーが5.6%となっています。
クレジットカードと電子マネーでの決済がこんなに低いなんてちょっと意外でした。
だって、皆さんポイント大好きじゃないですか?

クレジットカード・電子マネーで払えば、利用額の0.5%のポイントが貯まりますよね。
この調査を行ったセゾンカードも永久不滅ポイントが利用額の0.5%分つきますし、
電子マネーの代表格であるナナコを利用すれば、200円でナナコポイントが1ポイントつきます。

さらに、あるクレジットカードを使えば、ナナコにチャージするときにチャージ額の0.5%のポイントがつきます。
そして、ナナコを使えば利用額の0.5%分のナナコポイントが付くので、合計1%分のポイントが付きます。

日本はポイントカードのない小売店のほうが珍しいくらいのポイント大国であり
“ポイ探”といったサイトもあるくらいですから、多くの人がポイントを有効利用しているのだろうと思っていました。

しかし、クレジットカードと電子マネーでの決済を合わせても20%くらいしかないんですね。
ちなみにアメリカでは現金決済が16.7%、クレジットカードが29.6%、デビットカードが24.5%、振込等が14.6%です。
いかに日本の現金決済割合が高いが分かりますよね。

月間の消費額が10万円なら年間120万円、1%のポイントが付くと1.2万円分浮きます。
家族で生活していれば月間消費額は平均20万円くらいになるでしょうから、
1%のポイントで年間2.4万円浮きます。この程度のポイントならばいらないということでしょうか、
それともこんな計算はせずに現金決済をしているのでしょうかわかりませんが、ちょっと意外なことが分かった1日でした。