簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
私はまだ休み気分が抜けませんが、
皆さんはもう通常モードに戻りましたか?

今回は、値引・返品の問題に関するご質問を取り上げます。
値引・返品は売上・仕入のキャンセルですから、処理はとても簡単です。
ただ、時々、ちょっと混乱させるような状況を設定して、値引・返品の処理をさせる問題が出題されています。
以下の問題は、3級の第114回-第1問で出題された問題です。仕訳できますか?

問題)かねて福岡商店より掛けで仕入れ、神奈川商店に対して掛けで販売していた商品55ケース
(取得原価@ ¥9,500、売価@ ¥ 12,000)のうち、5ケースに汚損があったため、
1ケースあたり¥1,200の値引を承諾し、8ケースについては品違いのため返品されてきた。

解答)
(借)売 上 102,000 (貸)売掛金 102,000

解説)
商品を売り上げたとき次のような仕訳が行われています。
(借)売 掛 金 660,000 (貸)売   上 660,000
※ 660,000=55ケース×@\12,000

このように販売時に処理された商品について、一部値引きを行い、一部返品されてきました。
値引きであれ、返品であれ、売上のキャンセル(減少)であることにかわりはありませんから、
売上を減少させる仕訳を行います。講義でお話ししたとおり、販売したときの逆仕訳を行うのです。
先に55ケース販売していましたが、本問ではそのうち5ケースについて値引を行い、
8ケースについて返品されました。

boki1-1

よって、値引・返品について仕訳します。

(借)売  上 102,000 (貸)売 掛 金 102,000
※ 値引分 5ケース×1,200=6,000
  返品分 8ケース×12,000=96,000
  合計=6,000+96,000=102,000

皆さんは正しく処理できましたか?



小野正芳

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