皆さん、こんにちは。
第142回日商簿記検定試験まであともう少しとなりました。
準備の状況はいかがですか?
第143回検定試験から試験範囲が変更されます。
うわさでは、第142回の試験は受かりやすいなどと言われることもあるようですが、
まったく影響はないでしょう。これまで通りの試験が粛々となされると思います。
ただ、前回(11月の第141回)の試験がかなり難しかった(合格率が低かった)ので、
それ以前のレベルの試験に戻ると思われます。
過去において、合格率が低かった試験の次の回では、
平均的なレベルの試験に戻っていますので。
ですから、皆さん、過去問題集をしっかり学習して、
よく出題されている問題を中心に復習を進めましょう。
また、いつも、ブログ・メルマガでお話していますが、
試験直前のこの時期になると精神的な問題をケアすることが重要になります。
特に自信をなくさないようにすることが重要だと思います。
ラストスパートの時期は、時間が許す限り自分の得意な問題を解いて、
自信を維持することを第一に考えましょう。
いろいろな問題を解いてどんな問題が出ても対応できるようにと、
今まで解いたことのない問題にチャレンジし、新しい教材に手を出してしまったばっかりに
自信をなくしてしまっては元も子もありません。
過去問題を見る限り、簿記検定試験はかなりワンパターンなのですから、
新しい問題もそれほど多くはありません。その点からも、この時期はこれまで使ってきた
教材の中でも得意と感じている問題を練習することが最重要だと思います。
得意な問題を繰り返し解くのは、簿記の手続きを体にすり込むという役割も担っています。
「簿記は習うより慣れろ」とも言われますが、得意な問題を繰り返し解いて、
簿記の手続きに「慣れた」状態を作り上げると、
これまで解けなかった問題がすらっと解けてしまうことがよくあります。
ですから、最も重視することは「慣れた」状態と自信を維持するために、
得意な問題を解くことであり、その延長上で、ちょっとだけ不得意な問題に手を出す程度にしておきましょう。
不得意な問題が解けないからといって決して深追いしてはいけません。
検定試験では30%間違えても合格なのですから、
不得意な問題の一部だけが解けるようになるだけでいいのです。
深追いし、解けるまでがんばろうとしたにもかかわらず、
やはりどうしても解けなくて自信までなくしてしまっては元も子もありませんからね!
さぁ、皆さんがんばっていきましょう!