簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

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皆さん、こんにちは。

今回は原価差異の計上場所に関するご質問・回答を紹介します。

ご質問)
材料・労務費・経費などが予定配賦されて、かつ、製造間接費も予定配賦されている場合、
ダブって原価差異が計上されてしまうのではないか?

例えば、「賃金・給料」から「仕掛品」・「製造間接費」への振替を例に考えてみます。
「賃金・給料」での各要素を、「仕掛品」へ振り替えられる“直接費“部分と、
「製造間接費」に振り替えられる“間接費”部分に分けて記載してみましょう。
 ・直接費:直接工賃金
 ・間接費:間接工賃金・給料 

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上記の通り、賃金を予定配賦するというのは、“直接費”部分(直接工賃金)については
消費額が予定額(貸方:未払分も含む)で計算されるということです。
支払額は実際額(借方)で計算されるといますから、貸借に差額が生じ、
それが「原価差異」として集計されます。

一方、”間接費”部分(間接工賃金・給料)については、
消費額も支払額も実際額で計算されていますので、「原価差異」は生じません。
つまり、「賃金・給料」勘定で計算される「原価差異」は
“直接費”部分に関する差異であるということです。

続いて、「仕掛品」・「製造間接費」をみてみましょう。
「賃金・給料」では、“間接費”部分の消費額は実際額で計算されています。
よって、「製造間接費」の借方に振り替えられる金額も実際額です。

02

一方、「製造間接費」が予定配賦される場合、
「製造間接費」から「仕掛品」へは予定額で配賦されますから、
「製造間接費」の貸方には予定額が記入されます。

したがって、貸借に差額が生じ、それが「原価差異」として集計されます。
つまり、「製造間接費」勘定で計算される「原価差異」は
“間接費”部分に関する差異であるということです。

このように、
 ・“直接費”部分に関する差異:各原価要素で把握される。
 ・“間接費”部分に関する差異:「製造間接費」勘定で把握される。

上記の通り、別の勘定で別の部分に関する差異が計算されているんですね。



皆さん、こんにちは。

またまた日銀が大胆政策です。マイナス金利の導入です。
マイナス金利の導入といってもすべての預金などの金利がマイナスになるわけではないようですが、
予想されているような効果が出るかどうか期待したいところです。

教科書的に言えば、金利が下がると民間による借入が活発になり、
その資金が使われることによって経済活動が活発になります。

A社が低い金利でお金を借りて新しい工場を建てれば、建物を建設するB社、
設備を作っているC社などにその恩恵が波及し、経済全体の活動が活発になるという具合です。

また、金利が低くなれば個人もお金を借りて家を買ったり、車を買ったりしやすくなりますから、
経済活動の活性化につながるでしょう。家を買えば家具や家電を新しくそろえたくなるし、
車を買えばどこかに出かけたく(旅先でお金を使いたく)なりますよね。
そうやって、いろんなところで経済活動が活発になるわけですね。

ただし、この理屈が成り立つのは、「工場を建てて多くの製品を作ればそれが売れる」
という期待があるときです。現在、そんな期待を持てるかどうか。どうなんでしょうね?

また、金利が下がれば株価は上がると言われています。株価の主な構成要素は将来の配当です。
あなただったら、1年後に1,100円もらえる権利を、今、いくらで買いますか? 
世の中の金利が10%だとすれば、今1,000円でその権利を買えばいいですね。
1,000円で買い(相手に預け)、1年後に1,100円もらえれば、
買った(預けた)額の10%分の利益を得られるわけですから。つまり、

現在の金額=将来もらえるお金÷(1+金利)

で計算されるわけです。ですから、金利が下がる(分母が小さくなる)と
株価は高くなるんですね(他の条件は変わらないとして)。

日経平均株価は、日銀がマイナス金利を導入すると発表したときから
3日で1,000円近く上昇しました。当初の動きは教科書通りの動きです。

ただし、株を買って将来もらえるお金(将来の配当=その企業の将来の利益)が少なくなる場合、
上記の式の分子が小さくなります。その場合、分母の金利を引き下げても株価自体は上がらなくなってしまいます。
将来の配当(将来の利益)が減らないことを祈るばかりです。

とにかく、期待される効果が出て、私たちを取り巻く経済環境がよくなることを祈りましょう!



23

2016/02

試験前。心の薬。

12:46:14 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

勉強の進み具合はいかがですか?
もうすぐ試験ですが、試験勉強に時間は割けていますか? 
いろんな理由で勉強から逃れようとしたくなるのが心情ですが・・・。

今日の成果は過去の努力の結果であり、
未来はこれからの努力で決まる。(稲森和夫)

分かっています・・・。でも改めて言われるとキツイです。おっしゃるとおりです。
今日まで勉強が進んでいないのは、自分のこれまでの勉強が足りないからであります。
でも、勉強以外にもいろいろとやることがあって・・・。

人間は、その人の思考の産物にすぎない。
人は思っている通りになる。(ガンジー)

ドキッ。忙しくて勉強できないと思っているから忙しくなるのですね。
他の受験生もいろいろな環境の中で勉強しているわけですし、
忙しいのは私だけではないのかも。
忙しくても勉強できるような仕組みを考えなければなりませんね。

一方は「これで十分だ」と考えるが、もう一方は「まだ足りないかもしれない」と
考える。そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む。(松下幸之助)

勉強できる仕組みを考えるだけでなく、つらいと思ったときに、
もうひと勉強するモチベーションを高めるようなご褒美を
自分に与えられるようにすると効果的かもしれないですね。

さぁ、明日から、いや違う、今日からあとひとがんばりましょう!



皆さん、こんにちは。

簿記検定試験では集計を行う問題がいくつか出題されます。
3級であれば試算表、2級であれば伝票の問題では、多くの仕訳を行って、それを勘定ごとに集計する作業が必要ですよね。数が多いだけに時間がかかりますし、ケアレスミスが頻発しそうな部分です。今回は集計問題において時間を短縮したり、ケアレスミスをできる限り少なくする工夫例を紹介しましょう。

以下では3つの取引を例にメモの例を3種類示しています。

20160218-2-boki

試算表や伝票の集計を行う際、問題文に示されている取引を写真上段のように仕訳した場合、かなりの確率で時間不足+ケアレスミスが生じます。
まずは、ケアレスミスをなくすための対策です。写真中段断のようにメモの段階で桁をそろえてメモすることをおすすめします。また、必ずカンマを付けることをおすすめします。カンマがあることにより「0」が何個あるか明らかになり、かつ、カンマで区切られるため、とても見やすくなります。これだけの工夫で、桁間違いに起因するケアレスミスをかなり減らせると思います。
次に、時間不足への対応です。仕訳や金額を省略して書けば時間を浮かすことができますね。写真下段のようにかなり省略して書くとよいでしょう。問題を解くためのメモは自分だけが分かればよい(=採点対象ではない)のですから、自分なりのルールで省略してよいのです。写真下段のメモにかかる時間は写真中段のメモにかかる時間の1/3~1/4で済みます。
また、電卓集計するときも下3桁の「0」は入力しません。それによりさらに時間を稼げます。

もちろん、いろんな方法があるかと思いますが、上の方法の1つの方法としてお使いいただければと思います。



16

2016/02

試験がんばれ!

12:44:04 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

第142回日商簿記検定試験まであともう少しとなりました。
準備の状況はいかがですか?

第143回検定試験から試験範囲が変更されます。
うわさでは、第142回の試験は受かりやすいなどと言われることもあるようですが、
まったく影響はないでしょう。これまで通りの試験が粛々となされると思います。

ただ、前回(11月の第141回)の試験がかなり難しかった(合格率が低かった)ので、
それ以前のレベルの試験に戻ると思われます。
過去において、合格率が低かった試験の次の回では、
平均的なレベルの試験に戻っていますので。

ですから、皆さん、過去問題集をしっかり学習して、
よく出題されている問題を中心に復習を進めましょう。
 
また、いつも、ブログ・メルマガでお話していますが、
試験直前のこの時期になると精神的な問題をケアすることが重要になります。
特に自信をなくさないようにすることが重要だと思います。

ラストスパートの時期は、時間が許す限り自分の得意な問題を解いて、
自信を維持することを第一に考えましょう。
いろいろな問題を解いてどんな問題が出ても対応できるようにと、
今まで解いたことのない問題にチャレンジし、新しい教材に手を出してしまったばっかりに
自信をなくしてしまっては元も子もありません。

過去問題を見る限り、簿記検定試験はかなりワンパターンなのですから、
新しい問題もそれほど多くはありません。その点からも、この時期はこれまで使ってきた
教材の中でも得意と感じている問題を練習することが最重要だと思います。

得意な問題を繰り返し解くのは、簿記の手続きを体にすり込むという役割も担っています。
「簿記は習うより慣れろ」とも言われますが、得意な問題を繰り返し解いて、
簿記の手続きに「慣れた」状態を作り上げると、
これまで解けなかった問題がすらっと解けてしまうことがよくあります。

ですから、最も重視することは「慣れた」状態と自信を維持するために、
得意な問題を解くことであり、その延長上で、ちょっとだけ不得意な問題に手を出す程度にしておきましょう。

不得意な問題が解けないからといって決して深追いしてはいけません。
検定試験では30%間違えても合格なのですから、
不得意な問題の一部だけが解けるようになるだけでいいのです。

深追いし、解けるまでがんばろうとしたにもかかわらず、
やはりどうしても解けなくて自信までなくしてしまっては元も子もありませんからね!

さぁ、皆さんがんばっていきましょう!



皆さん、こんにちは。

今回はよくあるご質問の中でも端数利息に関するご質問を取り上げたいと思います。
他社が発行した社債を売買する場合には、保有期間に応じた利息の受け払いが同時に行われます。そこでのポイントは「前利払日の翌日~売買日の期間分」ということですが、「なぜ、購入日~売買日の期間分ではないの?」というご質問をお受けします。講義内でも説明していますが、改めて説明してみましょう。

例)4月1日、福島商店はX社発行の社債をA商店から取得しました。
  5月12日、福島商店はこの社債をB商店へ売却しました。
   社債の条件
    額面:1,000,000円  利率:年7.3%  利払日:2月末・8月末

各社の保有期間を図示してみましょう。

20160218-boki

A商店は3/1~3/31の間、この社債を保有しているので31日分の利息を受け取る権利があります。しかし、X社から3/1~8/31分の利息が支払われる8月末時点では保有していないので、X社から利息を受け取ることができません。そこで、4/1にこの社債を購入した福島商店がA商店に31日分の利息を立て替え払いしてあげるのです。したがって、4/1に福島商店は社債購入代金と31日分の利息を合わせてA商店に支払います。
次に福島商店は5/12に当社債をB商店に売却しました。福島商店は4/1~5/12の42日分の利息を受け取ることができるはずです。しかし、それでは不十分です。なぜなら、3/1~3/31の分をA商店に立て替え払いしているからです。その分まで合わせて受け取らなければ福島商店は損をしてしまいます。そこで、福島商店は73日分(3/1~5/12)の利息をB商店から受け取ります。
B商店は8月末になったら184日分(3/1~8/31)の利息を受け取ることができます。B商店は福島商店に73日分を支払っていますので、B商店が受け取ることができる利息の純額は111日分です。この111日は5/13~8/31ですから、B商店が保有していた期間と一致します。
このように、前利払日の翌日(本問では3/1)から売買日までの利息をやりとりしなければ、後で取得した企業(B商店)ほど不利になります。よって、端数利息は前利払日の翌日~売買日までの期間分となるのです。



25

2016/01

やっ、やっ、安い!

0:00:17 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

年末年始はリフレッシュのため家族旅行に行きました。
最近の我が家の家族旅行のスタイルは、2泊旅行の場合、
1泊は、夕食が部屋食の旅館に泊まって優雅に過ごし、
もう1泊は夕食がビュッフェスタイルの大規模なホテルに泊まるというスタイルです。

今回の旅行では、群馬県の老神温泉にある優雅な旅館に1泊、
鬼怒川にある大規模ホテルに1泊することにしました。

鬼怒川では鬼怒川観光ホテルという大江戸温泉物語グループのホテルに泊まりました。
夕食・朝食ともビュッフェで1泊10,000円前後という魅力的な価格です。
今回は、ちょっと奮発して最上階のスウィートルームに泊まることにしました。

ホテルのHPでスウィートルームの写真を見てみると、通常の部屋の2部屋分の広さで、
リビング・寝室・和室付きのかなりゴージャスな感じがする部屋です。
といっても、お値段は通常の部屋に3,000円プラスなだけなので、
高価なわけではありません(私が泊まれるくらいなので(笑))。

それでも実際に部屋に入ってみると広いこと! 
リビングにはコの字形でベージュのソファが配置されており、
70形の液晶テレビが壁掛けされていて、もう高級感満点です! 
和室も広々としており、これで3,000円プラスなだけでいいの?って感じです。

また、夕食・朝食ともかなりおいしいビュッフェでした。
この手のホテルのビュッフェというと、“安かろうまずかろう”が
定番のような気がしますが、全くそんなことはありません。

最近はファミレスも100円の回転寿司も一昔前とは違ってかなりおいしいですし、
安いからマズイということは、あり得ないのでしょう。

そのホテルのウリは焼きたてのステーキだそうですが、
「食べ放題のステーキだからねぇ」という感じで、期待はせずにいきました。
でも見事に裏切られました。焼きたてがどんどん並べられ、おいしいのです! 
なんでこんなにおいしいのでしょう!?

これだけのご飯を食べさせてもらって、あんな広い部屋に泊まらせてもらって、
気持ちいい温泉に入らせてもらって13,000円。

どうすればこんなに安く提供できるのでしょう? 
大江戸温泉物語グループといえば、最近、どんどん規模を拡大させているグループですよね。
効率的なホテルオペレーションの秘訣があるのでしょうね。

ちょっと詳しく調べて、自分の仕事の効率アップに
役立たせられないかなと思いながら過ごした優雅な時間でした。



19

2016/01

給料が上がっても・・・

0:00:05 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

昨年末から景気・市場を取り巻く環境があまりよくない感じですね。
中国の証券市場は暴落して、さらに市場運営が二転三転しています。

北朝鮮が水爆実験を成功させたとニュースが流れれば、米軍がB52爆撃機を飛ばします。
日本市場も昨年の高値からかなり安い水準まで下げてしまいました。

そんな中政府が国民の満足度を高められる政策は、
国民の生活を少しでも安定させることであり、できればラクにしてあげることです。
そこで、昨年に続き、政府は財界へ賃上げの要請をしています。

しかし・・・。経団連の試算によると上がった賃金の半分は
社会保険料・税金として取られてしまうので、手取りは賃金上昇分の半分に過ぎない
というニュースが流れました。
こうなると、賃上げの目的がはたしてどこにあるのか?と勘ぐってしまいたくなります。

では、自分の給料はどうか? 昨年の数字と一昨年の数字を比べてみました。
昨年アップした給料のうち41.1%が社会保険料として徴収されました
(年金保険料:23.4%、健康保険料:17.3%、雇用保険料:0.4%)。

また、16.5%が税金として徴収されました(所得税:10.9%、住民税:5.6%)。
合計で、アップした給料のうち57.6%が社会保険料と税で取られてしまいましたので、
手取りは42.4%です・・・(泣)。

税は家族構成などによって計算方法が異なりますので、
経団連の試算とは少しズレてしまっていますが、
それにしてもアップした給料の6割近くが手許に入ってきていないなんて! 

納税は国民の義務であること、今はたまたま社会保険を支える立場にいるだけであること
(そのうち支えられることになる)ということは分かっているのですが、
57.6%が私の口座に入ることなく、国や自治体に流れているとなると・・・。

おお~~、年明けから働くモチベーションがかなり下がった感じがします。

こういうときには、働くことのやりがいを考えることにしましょう!
(都合の悪いことは忘れましょう!) 

皆さんが合格してくれさえすればいいのです!



12

2016/01

年始のご挨拶

16:56:55 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

新年、おめでとうございます。
今年も皆さんの資格取得のお役にたてるよう
精一杯頑張りたいと思います。

さて、年が明けるとまずは初詣ですね。
日本人の遺伝子には「正月には神様に挨拶したくなる」
仕組みが備えられているのでしょうか、
なぜだか正月には神社にお参りに行きたくなってきます。

最も近くにある大きな神社は千葉神社ですが、
1/1の昼過ぎにいってもまだまだ長蛇の列!
参拝するまで2時間はかかるだろうと思われるほどの列をなしています。

子ども2人を抱えてこの列には並べないので、別の神社に行くことにしました。
そちらもかなり大きな神社ですが、御殿の前には20人ほどしか並んでおらず、
すぐに参拝することができました。

昔は「お金持ちになれますように」とか、「仕事(勉強)が成功しますように」
といったことをお願いしていましたが、最近は、年のせいか、
「1年間病気・ケガをしませんように」とか、「子ども達が事故なく過ごせますように」とかなり、
控えめ(笑)のお願いをするようになりましたね。皆さんはどんなことをお願いしていますか?

さて、初詣に行くと、毎年見るのが厄除けの広告です。
男性41歳は本厄ということで、私も今年は厄年と思っていました。

そこで、昨年末に「本厄になる前に厄除けをしよう」と思い立ち、
佐野厄除け大師に厄除けのお参りに行きました。

すると、受付の方が「あなたは早生まれですから、2015年が本厄で、2016年は後厄ですね」
とのこと! 
そういえば、簿記検定試験の試験範囲が大幅に変更になり、
教材の改訂に振り回されるなど、2015年はさんざんな1年でした。
 
2016年は後厄ということでしたが、
せっかく行ったので、厄除けのお祓いを受けてきました。
これで、2016年は万全(のはず)です。

今年もがんばろう!
今年も皆さんにとってよい1年になりますように!



28

2015/12

また出た!

0:00:45 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

今年最後のブログは、会計が理解されていないために生じる悲劇(?)を取り上げたいと思います。
これまでもこのブログで取り上げてきた話ですが、また、繰り返されました。

安倍首相は新三本の矢としてGDPを600兆円へ増加させる
(現在は約500兆円)目標を立てました。結構、野心的です。

GDPは次のように計算されます。

GDP=個人消費+投資+政府支出+純輸出

投資の大部分は企業による投資(在庫・設備など)です。
ここで、また、誤解にもとづく主張がなされてしまいました(泣)。

ある議員曰く「企業は過去最高益を更新して、利益をたくさん内部留保しているのだから、
それを従業員への賃金アップと設備投資へ回して欲しい」。

・・・・・・・・・・・・。あぁ、やっぱり会計は理解されていないのね・・・・。

リーマンショックのときは「企業は非正規社員を解雇せず、内部留保を使って雇い続けるべきだ」、
東日本大震災の時は「東電は内部留保を使って福島の方へ賠償すべきだ」
と同じような発言が続いてきました。

簿記を学習した方はすでにおわかりだと思います。
内部留保された利益はB/Sの貸方の話で、
従業員への給与や設備投資の原資である現金・預金は借方側の話ですよね。
つまり、内部留保があることと、給与アップや設備投資ができるかどうかは別の問題なんです。

来年も、簿記・会計の知識を多くの方々へお伝えし、
簿記・会計がもっと多くの国民の皆さんの意思決定に使われるよう努力していこうと、
心に誓った次第です。

来年もよろしくお願いいたします。



小野正芳

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