簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

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04

2013/12

アベノミクス第2弾?

0:00:05 | 未分類 |

 みなさん、こんにちは。

 昨年の今頃、政権が変わり、アベノミクスなるものが始まり、株価上昇、円安進行が始まりました。

 政権交代前(昨年の11月頃)の日経平均は9,000円前後、円は1ドル=80円前後でした。それが、今年の12月は日経平均が15,000円前後、円は1ドル=100円前後です。株は約60~70%アップ、円は25~30%ダウンです。5月頃、株価上昇、円安進行が止まったかのように見えたのですが、11月ごろから、また株価上昇、円安進行の流れが始まったかのように見えます。

 こうなると、グループ経営を行っている企業集団に属する企業では、所有するグループ企業の株のアップでホクホク、輸出を行っている企業は売上数量が増えなくても、ドル建ての単価が自動的にアップしますので、売上高は25~30%アップとなり、ホクホクです。

 そんな企業に勤めている従業員に利益増加分の一部が還元され、それが個人の消費活動に使われ、・・・、ということが始まっているのでしょう。多くの企業の業績が上がってきているそうです。企業の業績が上がれば、そこで働く従業員に利益の一部が還元され、ますます良い循環になります。毎月の給料をアップすべきだという主張もあるようですが、ボーナスが少し上がるだけでも、従業員のモチベーションはアップし、消費活動も活発になり、もっと日本が元気になるでしょう。

 ちなみに、私自身にはまだ還元はありません・・・。でも、最近は「景気が良くなっているかも」と感じることもあります。例年、私にとって、11~12月頃は、夏からの疲れがたまって、どこかへ旅行に行き、癒されたくなる時期です。今年もそんな気分になり、よさげな旅館を探しました。しかし、どこも満杯なのです・・・。しかも、価格も上がっています。昨年の同じ時期に、A旅館に一家4人(大人2人、幼児1人、乳児1人)で泊まった時の料金は約50,000円でした。それが今年は70,000円なのです・・・。つまり、値上げされているにもかかわらず、予約が取れない状況です。空いているのは激安の宿か、超高級宿だけでした。子どもが小さいと激安宿には泊まりづらいし、超高級宿はそもそも無理、ということで、今年は癒されることなく、年末を迎えることになりそうです。やはり、世の中の景気は良くなっているのでしょうね。

 年末年始も曜日配列が良すぎるので、よさげな旅館もどこも満杯&高額ですし、県内の日帰り温泉で我慢しておきますか。



25

2013/11

ファブレットデビュー

0:00:13 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 私もとうとうファブレットデビューしました!

 ファブレットとはスマホとタブレットの中間的な大きさの端末で、5インチ以上7インチ以下のディスプレイを搭載している端末だそうです。今回、冬モデルが出そろったところでギャラクシーノート3を買いました。

 進化が激しいIT機器ですが、小さい頃におばあちゃんからたたき込まれた“物を大事に使いなさい”という呪縛と財力の問題から頻繁に買い換えることができません(どちらかというと主因は後者ですが・・・)。今回は、直近まで使用していたHTCスマホはまだ1年半しか使っていませんが、ディスプレイを子どもに割られてしまったという、いかんともしがたい理由があり、買い換えに至りました(おばあちゃん、あなたの教えは守り続けていますよ)。

 IT機器を買い換える度に感じることですが、たった1~2年でこれだけ快適さが上がるというのはすごいですよね。処理能力・表示能力・操作環境のどれをとっても、全く別物かと感じるくらいの進化です。2年で車を買い換えたとしても、ここまでの違いを感じることはないでしょう。

 まず、処理能力がgoodです。HTCスマホも購入当初はその処理能力の高さに驚いたものですが、使い込んでいくと、いろんなところで反応が鈍くなる場面が増えました。スマホ内に保存しているある動画を見ていて、別の動画に切り替える場合など、いったん動きが止まるような感じになっていましたが、ギャラクシーノートはそういった場面がありません。サクサクです。2.3GHzのクアッドコアなら当然でしょうかね。パソコンで使われるCPUの周波数が1GHzを超えたのが2000年。ただし、シングルコアで強烈な発熱だったのを覚えています。しかも、CPU単体で18万円位しましたね。それから13年で、処理速度が2.3倍になり、4つもコアが内蔵され、スマホのようなスリムな筐体に入るようになりました。しかも、スマホ全体で7万円くらいです。あぁ、いい時代になりましたね。

 表示能力もかなりgoodです。5.7インチディスプレイなのに解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。4年前にリビングの液晶テレビを買ったときには、42型でフルHDに感動しましたが、いまやそれが5.7インチに凝縮されてしまっています。解像度が高くなれば映像が精細に映るわけですが、5.7インチのディスプレイを1920×1080に分けたときと、1280×800に分けたときの違いを、私のような人間にも識別できるのかどうか疑問に思いながらも、機械大好きな私は喜んでしまいます。デカいことはいいことだ!

 家族と一緒にいるときにはスマホをいじらないように注意しつつ、一生懸命使い込もうと思います。



18

2013/11

台風の被害

0:00:53 | 未分類 |

みなさん、こんにちは。

 10月にきた台風26号は、各地にいろいろな被害を与えていきました。
 被害を受けられた方に対しましてお見舞い申し上げます。

 うちも結構な被害を受けることになりました。テレビのニュースなどでは住宅が冠水している映像、川が氾濫して大変な状況になっている映像が繰り返し流されました。今まではそれを見るだけでしたが、今回は自分の家がそんな状況になってしまいました。

 うちは四辺のうち一方が道路に面しており、反対側には用水路が流れています(残る二辺はお隣さんです)。裏の用水路は幅4~5メートル、深さ4~5メートルくらいでしょうか。結構な容量がありそうな用水路です。その両側には幅4~5メートルくらいの遊歩道が有り、ある意味、堤防のような役割も果たしています。

 私は毎日、朝3~4時頃起きて仕事を始めるのですが、台風25号が来た10/16も同じように3時半頃起きました。トイレに行くと、トイレから空気がゴボッと吹き出しています。逆流する様子はなさそうなので、しばらく様子見です。まだ、外は暗く、外の様子はよく見えません。

 5時を過ぎると徐々に明るくなってきます。相変わらずトイレはゴボゴボいっています。ちょっと不安ながらも明るくなってきた外を見ると、なんと道路側から冠水しているではないですか! 敷地の中でも最も道路側に車を止めているので、慌てて敷地の内側のほうに車を避難させました。その後もさらに水量は増え、最も増えたときには50cmくらい冠水したでしょうか。敷地の内側は道路側より20cmくらい高いため、車内への浸水は防げましたが、放置していたら車内はびしょびしょだったでしょうね。この時点で床下に少しずつ水が入り始めました。

 道路側ばかりに気を取られていましたが、起きてきた息子は興奮したように私に話しかけます。「お父さん、すごいね。裏の川にはたくさん水がながれているよ。」先ほど見たときにはまだあふれるところまでいってなかったはずだが・・・。お~、これはやばいぞ! 先ほど確認したときからたった30分くらいしかたっていないのに、裏の用水路があふれはじめ、脇の遊歩道を冠水させていくではないですか! 遊歩道と我が家は高さ50cmくらいの塀で区切られていますが、塀の頂上を目指して水がどんどん増えていきます。

 オーマイガッ。この塀を越えるところまで水が増えたら、うちは床上浸水だな。といっても、何も手の施しようがありません。増えてくる水を目の当たりにして、祈るだけです。いくら簿記1級の問題が解けても、流れてくる水を止めることはできません・・・。

 6時半になりました、あと2~3cmで用水路の水は塀を越えそうですし、車も浸水しそうです。床上浸水も間違いないだろう。せめてもの救いは火災保険加入時に水害オプションを付けていたことだと覚悟し始めた頃、急激に水が引き始めました。1分で2~3cmずつ水位が下がっていきます。30分もしたら、地面が見え始めました。お~、神様ありがとうございます。なんとお礼を言っていいのかわかりません。妻と喜び合いました。

 でも、雨・風が緩くなっていったのは8時頃で、6時半ごろはまだまだ大雨・強風でした。にもかかわらずなぜあれだけ急激に水が引いていったのか不思議でした。あとで町内会の会長さんに聞いた話ですが、20年ほど前にも同じように冠水の被害を受けたため、ため池を作り、ポンプを設置したそうです。一定程度冠水したらそのポンプが作動し、水を池で汲み上げる施設があるのだそうです。それによって今回我が家は助かりました。ありがたや、ありがたやです。

 昼からは晴れてきたので、床下を乾燥させたり、冠水した家の周りを掃除したりと1日掃除で終わりました。台風さん、もう来ないで下さい。



皆さん、こんにちは。

簿記本試験まで、あと6日となりました。
過去の7日で3級受験の方は試算表・精算表のマイスターに、2級受験の方は伝票、特殊仕訳帳、精算表、本支店会計のマイスターになられたことでしょう。残りの6日間は自分のペースでこれらの頻出問題に取り組みましょう(まだまだ苦手な方はこれまで同じペースでガリガリと、もうかなりのマイスターになられた方は少しペースを落としてゆっくりと)。ただし、どんなにペースは落としても、練習は続けて下さい。練習をやめると問題を時間内に解く力が落ちます(解く要領が悪くなります)。

そして、この時期まできたら、基本的な取引の仕訳の復習に打ち込みましょう。ただし、やみくもにすべての復習をやるのではなく、過去の頻出順にやっていきましょう。以下では、直近20回の第1問で出題された仕訳の問題のトップ10を示します。

3級 回数 内容   2級 回数 内容
第1位 12回 前払金・前受金 第1位 12回 委託販売・受託販売
第2位 10回 仮払金・仮受金 第2位 9回 荷為替手形
第3位 9回 手形の裏書・割引 第3位 7回 有価証券の売却
第4位 8回 為替手形 株式の発行
第5位 7回 未収金・未払金 第5位 5回 当座預金の不一致
資本の引き出し 不渡手形
第7位 6回 固定資産の購入 第7位 4回 固定資産の修繕
固定資産の売却 建設仮勘定
預り金 未決算
第10位 5回 当座借越 利益準備金の積立
貸倒れ  
有価証券の売却

より上位にある項目ほど重点的に復習しましょう。出題頻度が高いのには、それなりの理由があるはずです。おそらく、“多く人が間違える問題だから”とか、“実務で重要だから”といった理由でしょう。しかし、そんな理由はこの際どうでもいいでしょう。「過去に頻出されている問題を確実に解けるようになる」ということが重要であり、自信にも繋がります。

試験が近づいてくると受かるかどうか心配でたまらなくなってくるかもしれません。でも、受かるかどうか考えるのはやめましょう! 考えても合格が近づくわけではありませんから、精神的につらくなるだけです。受かるかどうか考えても合格する確率は高まりませんが、勉強時間が1分でも長くなれば合格する確率は上がります。今やらなければならないことは、“自分はここまでやったのだから、絶対に合格できる”と自分を信じて最後まで勉強することです。ここまであらゆる努力をしてこられたあなたは受かるに決まっています。
試算表・精算表などの頻出問題をほぼ確実に解けるようになっているあなた、そして、最後に基本取引を確実に仕訳できるようになったあなたの得点が70点を下回るはずはありません。これだけの自信がついているのですから。
試験は“受かるか落ちるか”ではなく、“受かるかあきらめるか”です。あと6日間、あきらめず、今まで一生懸命勉強してきた自分を信じて最終調整すれば、合格は間違いありません。

ただ、寒くなってきましたので風邪には十分注意してください。少しでも体調が悪いと、せっかくの実力を発揮できなくなってしまいます。風邪をひいたら、早めに休んで、短期間で直してください。勉強したい気持ちもわかりますが、風邪を治すことが先決です。

本試験中、泣き出したくなるかもしれませんが、それでも自分は受かるのだという気概をもって、1問1問を大切にしてください。仮に難しい問題が出ても、あなたにもわかる突破口が問題のどこかにあるはずです。あきらめず、自分を信じて、1点を粗末にしないで下さい。

合格したら、ぜひ、ご連絡ください。皆様の合格の連絡が、私の最上の喜びです。
心より合格をお祈りしております。



 皆さん、こんにちは。
 
 簿記本試験まで、あと14日となりました。
 ここからが、合格できるか否かを分ける戦いであり、技術的な対策、精神的な対策の両方が必要になってきます。

 技術的な対策として、次の対策を実践して下さい。

〈3級受験の方〉
今日から7日間、各人が課題としている部分の復習以外に、試算表と精算表の問題を毎日1問ずつ解いて下さい。すでに解いた問題でもかまいません。
講義でも話したとおり、試算表は第3問で、精算表は第5問で、それぞれ約30点の配点で出題される可能性が非常に高い問題です。直近20回の本試験の出題実績は、試算表が19回、精算表が18回出題されています。もうすでに皆さんご存じのことだと思いますが、試算表の問題でも精算表の問題でも出題される取引は非常にワンパターンですよね。ワンパターンの問題をいかに落とさないかが重要です。精算表にいたっては「売上原価の計算」、「貸倒引当金の計上」「減価償却」「有価証券の評価替え」は必ず毎回出題されています。この4つができれば間違いなく8点~12点は獲得できます。
また、そんなワンパターンな問題を時間内に解けるかどうかも3級合格のための重要事項です。試算表は40分程度で、精算表は35分程度で、一通りの作業(仕訳→集計→記入)を終えることができるかどうかを確認して下さい。試算表・精算表を35~40分で完成させることができるという自信があると、他の問題(第1・2・4問)を解くときの自信にも繋がり、余裕をもって試験に挑むことができます。

〈2級受験の方〉
 今日から7日間で、各人が課題としている部分の復習以外に、伝票会計の問題を3問、特殊仕訳帳の問題を4問、精算表の問題を3問、本支店会計の問題を4問、自分が苦手な工業簿記の問題を7問解いて下さい。つまり、1日当たり、何かしらの総合問題を3問解いて下さい。
 過去の直近20回の本試験(商業簿記)の出題実績は、第2問で伝票会計が7回、帳簿組織が10回、第3問で精算表が8回、本支店会計が9回出題されています。つまり、第2問では20回中17回が伝票と帳簿組織、第3問では20回中17回が精算表と本支店会計の出題です。これらを攻略できなければ2級合格はあり得ません。既に解いた問題でもかまいませんから、25~30分程度で解けるように練習しましょう。
工業簿記はまんべんなく出題されていますから、弱点をできる限り少なくすることが非常に重要です。そのためには、自分が苦手な部分の問題を重点的に解きましょう。ただし、勘定体系の問題(「材料」・「賃金」→「仕掛品」→「製品」の流れを勘定記入させたり、仕訳させる問題)は過去20回中10回出ていますので、必ず復習しておきましょう。

また、精神的な対策として、過去を振り返るのはやめましょう! 「あれもやっていない、これもやっていない」といっても、過去は変えられません。でも、未来は変えることができます。そのためにも上記で示した技術的な対策に集中しましょう。1分でも1秒でも多く勉強しましょう! 今日から13日間、1日3時間ちょっとずつ勉強すれば、約40時間も勉強できます。このような勉強時間が最後に「自信」を生み出します。いろいろ考えずに、必要な勉強に集中することこそ、最大の精神的対策です。

 あと13日間がんばりましょう!



 みなさん、こんにちは。

 さて、企業vs.人間という対立構造が存在しうるか、考えてみましょう。
 企業は活動するためのヒト・モノ・カネを必要とします(経営資源ともいいます)。皆さんの職場を想像してみてください。事業を行うために従業員(ヒト)は絶対に必要でしょう。しかし、従業員だけでは業務を行うことはできません。業務を行うために道具(モノ)が必要ですよね。フォーサイトであれば、講義を収録するためのスタジオ、撮影機器、編集機器など様々な道具が必要です。道具を調達するためにはお金が必要です。そのお金=事業活動のための元手は誰が出すのでしょう? その事業活動に必要なお金を提供しているのが株主であり銀行ですね。そもそも私たち個人が持っていたお金なんですね。
 このように、現代の経済社会では、個人が所有する金融資本と人的資本が企業という受け皿に投入されて、様々な経済活動が行われています。企業って、人間が所有する金融資本と人的資本をまとめた存在なんですね。したがって、企業に対する悪影響は最終的に人間に対する悪影響として現れます。人的資本を提供している人間に悪影響を及ぼすか、金融資本を提供している人間に悪影響を及ぼすかは、その影響の中身によって異なりますが、いずれにしても企業(法人)は人間の集合体なのですから、人間に影響を与えるに決まっているのです。
 では法人税減税とは企業(法人)にどんな影響を与えるのでしょう? 法人税が減税されれば企業のコストが減り、利益が増えます。企業活動において、税金って、利益を減らすコストですからね。法人税が減ることによって利益が増えれば、その使い道は3つしかありません。企業は金融資本と人的資本を集めて事業を行っているのですから、ヒトに使うか、モノに使うか、カネに使うかの3つしか使い道はありません。
 ヒトに使うとは従業員の給料を上げたり、新たな従業員を雇うということです。モノに使うとは事業を拡張することです。カネに使うというのは金融資本の提供者(株主)に払う配当を増やしたり、企業が貯め込むことです。理論的には、企業が利益を貯め込めば、企業の価値が増加しますので、その分だけ株価が上がり、株主に売却益をもたらします。
 このように、法人税の減税は、基本的には金融資本と人的資本をまとめている企業にとっていいことですから、その資本を提供している人間にとってもいいことなんですね。社会構成上、企業と人間は一蓮托生なのですから、企業vs.人間という対立構造はあり得ないのです。あるのは、人間の中での対立、つまり、従業員vs.株主vs.経営者ですね。
 それでもまだ腑に落ちないかもしれません。「俺の給料は増えないけど消費税はアップするのだぞ」と。では、次回、その不満の原因を考えてみましょう。



 皆さん、こんにちは。

 さて、いよいよ消費増税が近づいてきました。安倍総理も2014年4月に消費税を増税することを決めたようです。
 そうすると、“庶民いじめをするな!”などといった批判が出てきます。おりしも法人税の減税が話題になっている時期です。「消費税として庶民から8兆円近くを税金として搾り取るのに、儲かっている企業に対して減税するなどけしからん」という具合です。こういう話が出てくると、そもそもこの話は成り立つのか? 企業vs.人間という対立構造は成り立つのか? そもそも企業(法人)って何なのか? などなど、いろんな疑問がわいてきます。これらの点について、少し考えてみましょう。

 私たちの社会の動きはすべて投資とリターンという観点から説明できると思います。私たちの社会では、個人個人が様々な形の資本(元手)を様々な経済活動に投入して(投資)、そこから収入(リターン)を得て生活しているのです。通常、私たちは主に2つの投資活動を行っています。
“投資”や“リターン”と聞くと多くの人は金融活動を想像するでしょう。もちろん、金融活動は投資の1つです。ここでいう金融活動とは、金融資本(お金)という元手を経済活動に投入し(預金したり、株を買ったり)、リターン(利息・配当金・売却益)を受け取る活動です。
預金は銀行を通じて、私たち個人の金融資本を様々な企業(あるいは国)へ貸し付け、その見返りに利息を受け取る活動です。株式の購入は、直接、私たち個人の金融資本を様々な企業へ提供し、その見返りに配当金・売却益を受け取る活動です。つまり、預金も株式購入も、その経済的な役割は企業へのお金の提供という点で同じなんですね。ただし、この投資はリターンが大きく変動し、場合によってはマイナスになるというリスクが存在します。
もう1つの投資は労働です。労働とは人的資本(能力・体)という元手を経済活動に投入し(働き)、リターン(給料)を得る活動です。この投資は金融投資に比べてとても安全・確実な活動です。なぜなら、リターンがマイナスになることがないからです。私たちは、基本的には、勤めている企業(法人)が倒産しない限り、毎月給料を受け取れます。給料がマイナスになるなんてことはありえません。つまり、収益率が絶対プラスになる投資なんです。労働ってなんてすばらしいのでしょう! 

 このように私たち個人は金融資本と人的資本という点で企業(法人)と関わっています。企業vs.人間という対立はあり得るのでしょうか? 続きは次回。



14

2013/10

NISAの特徴の理由

0:00:29 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 今回もNISAの話題です。
 NISA制度は100万円までの投資元本に対する配当金、売却益に課税されないという、投資家にとってお得な制度です。ただし、デメリットもいくつかあって、前回は損益通算できない点を紹介しました。もう一つ大きなデメリットして、一度その枠の中で売却してしまうとその枠を再利用することができなくなるという点が挙げられます。
 たとえば、平成26年1月1日に日経平均株価に連動する投資信託を100万円分購入したとします。運良く、平成26年6月30日にその投資信託が120万円に値上がりしたので売却しました。一般口座での売買であれば20万円の売却益に対して所得税・住民税が課税されますが(平成26年は20.315%)、NISAのもとでは所得税・住民税は課税されず、まるまる自分の取り分となります。
 そんな特典がある一方で、6月30日の売却によって、平成26年中に使える非課税枠はなくなります。もう一度100万円分の投資信託を購入してもNISAの非課税の対象とはならないのです。つまり、1年に累計100万円分までの投資に関する配当金、売却益だけが非課税の対象なのですね。このことから、NISAは長期投資のための制度ともいわれます。
 なぜこのような制度となったのでしょうか? いろいろな解説がなされていますが、その中に「金融庁と金融業界の戦いの結果」という説がありました。
 現在、日本の投資家が保有する投資信託・株式の平均保有期間は約2.1年だそうです。欧米では個人年金の原資として、個人が株式投資等で資産を形成することが一般的です。欧米人の個人資産の約5割は株式であり、その平均保有期間は10年を超えます。それに比べて日本では、個人資産に占める株式の割合は1割程度です。少子高齢化が進むこの時代において、政府は個人に対して、年金を当てにせず個人資産を形成してほしいという気持ちを持っています。そのため、NISAを使って株式等への長期投資を促したのでした。
 では、そもそもなぜ日本では平均保有期間が短いのでしょう。その原因として金融機関の販売体制が挙げられています。株式や投資信託は売買時に手数料がかかります。金融機関の儲けの元です。たくさん(頻繁に)売買してもらえれば金融機関が受け取る手数料が増えるわけですね。そこで、金融機関は顧客に対して、頻繁に投資の乗り換えを進めるのだそうです。
 これは個人の資産となるべきお金が金融機関に移転することを意味しています。金融庁はこんな状態を変えるために、NISAを長期投資しなければメリットのない制度にしたとのことです。
 でも、そもそも個人が自分の意思で売買すればいいのであって、金融機関の販売体制のせいではないのでは? と思ったのでした。



07

2013/10

NISAってどう?

0:00:42 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 10月からNISA口座の申込受付が始まりました。
 私は簿記・ITパスポート講座の担当ですが、金融関係も大好きです(AFP登録しているくらいです)。金融大好き人間としては、NISAのことが非常に気になって仕方ありません。
 さて、NISAですが、この制度は平成26年から始まり、100万円までの投資元本(株式などのリスク資産に限られます)に対する配当金、売却益に対して5年間は所得税・住民税の課税がないという制度です。
 例えば、平成26年中に100万円の株式(あるいは株式投資信託)を購入すると、平成26年~30年に受け取る配当金には課税されず、その配当金はまるまる自分のものになります。また、平成30年に運良くこの株式が値上がりし、150万円で売却できたとしましょう。NISAのもとでは売却益50万円に対する課税もありません。平成26年からは、通常、配当金・売却益に対して、所得税・住民税合計で20.315%の課税がなされます。投資元本100万円までの投資の場合にはNISAが利用でき、かなりお得な状態となるわけですが、投資元本100万円を超える投資を行うと、その超えた部分からは通常の課税(20.315%)がなされます。
 もちろんデメリットもあります。最も大きなNISAのデメリットは損益通算できないことでしょう。通常、株式の売買を行った場合、1年間に生じた配当金・売却益・売却損を相殺し、トータルでの利益に対して課税されます。例えば、A株式の売買で30万円儲かり、B株式の売買で10万円損してしまった場合には、差額の20万円の純利益に対して課税されるわけです。
 しかし、NISA口座を使って売買した時に生じた(投資元本100万円までの投資に関する)売却損益と、一般口座を使って売買した時に生じた(投資元本100万円を超える部分の投資に関する)売却損益は相殺できません。例えば、NISA口座でのC株式への投資で20万円損してしまい、一般口座でのD株式への投資で5万円儲かった場合、一般口座で生じた5万円の利益に対して課税されます。NISA口座の株式に対しては、売却益に対して課税されないのですから、売却損を他の口座の売却益と相殺させないというわけです。つまり、NISAの恩恵を最大限に享受するためには株式投資で“全勝”しなければならないわけですね。でもそれはほとんど不可能ですよね。
 そもそも、NISA自体が国民の長期投資を促すための制度と言われていますから、毎年の頻繁な売買が想定されていない=毎年売却損益が複数発生することが想定されていないのかもしれません。やはり、制度は設計の際の前提となっている使い方をしなければ、おいしくないのですね。



30

2013/09

冷たい弁当が好き?

0:00:19 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

 最近、近所にヨークマートができました。これがまたうちの家族にはビンゴな品揃えでとても気に入り、通っています。
何がビンゴなのかはうまく言葉で説明できませんが、「おっ、これおいしそうだね」というお総菜が多いですし、豆腐や納豆にしてもお気に入りで買っていた商品が複数そろっていたり、という感じです。
そして、ヨークマートの周りには会社が結構あって、お昼時にはお弁当を買い求めるお客さんでごった返しています。

さて、お弁当を買い求めるお客さんたちは、ヨークマートができるまではどこでお昼ご飯を調達していたのでしょう?
 じつは、ヨークマートの向かいではかまどや(お弁当屋さん)が営業していて、これまではお昼時になるとかまどやがごった返していました。
でも、悲しいかな、ヨークマートの開店後はかまどやがお昼時にごった返すことはなくなりました。
要は、かまどやでお昼ご飯を調達していたお客さんたちがこぞってヨークマートに殺到しているというわけです。
残念ながら、ヨークマートが開店してからしばらくしてかまどやは閉店してしまいました。

ここで一つ疑問がわきました。なぜ暖かい弁当を提供しているお店を、冷たい弁当しか提供できないお店が駆逐できるのでしょう?
 かまどやはお弁当屋さんであり、ほかほかの弁当を作ってくれます。
それに対してヨークマートの弁当は作り置きですから冷えています。
たとえ会社に電子レンジがあるとしても、チンして暖めた弁当よりも作りたての弁当のほうがおいしいはずですから、かまどやが圧倒的に有利だと思うんです。
また、ヨークマートに並んでいるお弁当の種類よりも、かまどやのお弁当の種類のほうが多いですから、バリエーション的にもかまどやが圧倒的に有利だと思います。

皆さんはかまどやが閉店した理由がわかりますか? 
私はまだわかりません。おわかりの方は教えてください。



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小野正芳

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