簿記講座の講師ブログ
米中対立に備えれる?

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
春にはなりましたが、心は…。何とか、この難局を乗り切っていきたいものですね!

 台湾問題、にわかに怪しくなってきましたね。
アメリカが本気を出してきたのか、これまでより中国に強く対応している感じがしていますね。中国も様々なことに自信を持っていて簡単に引かないでしょうから、今後の対立はもっと激しくなっていくのでしょう。

米中対立がどれだけ激化しても(その結果、私たちへの実害が生じても)、私たち個人でその対立を緩和させるようなことはことほぼできません。とすれば、私たち個人ができることは、米中対立で生じる悪影響から自分を守ることくらいです。

対立が激化すると、最初に生じる実害は経済的な悪影響でしょう。中国は、最大の貿易相手です。2019年の数字になりますが、中国は輸出先の2位(シェア19.1%)、輸入先の1位(シェア23.5%)です。米中対立が激化した状況で日本が米国側につく場合、日本の輸出入の2割くらいが直接的な影響を受けるということになります。5年~10年といったスパンで悪影響を受けることになるでしょう。
コロナの影響でただでさえ苦しいこの時期に、売上が2割減ると考えると、かなり大きな影響ですよね。また、輸入も2割減りますから、他の国から輸入するのか、自分たちで作るのか、その商品の消費をやめるのかという選択が必要になります。ということは、自分たちの生活で中国産の製品をどのくらい消費しているのか、それがなくなったときに何に代えるのかという点は十分に考えておかなければならないでしょう。
また同時に、自分の職場が中国との輸出入にどのくらい関連しているのかは事前に把握しておかなければなりませんね。

 このように、経済的な影響であれば、自分でできることが少しはありそうですから、できる限り対応できることを考えておかなければなぁと思います。

 でも、その次の段階(武力侵攻されるなど)になると個人としてはもうどうしようもありません(^_^;)。そうならないことを祈りつつ、できることをやりながら、経済的な悪影響に備えなければなりませんね。