簿記講座の講師ブログ

 皆さん、こんにちは!

 簿記講座担当の小野です。

 今日もがんばっていきましょう!

 皆さんに説明する仕事をしているからでしょうか。

 私は、他人の説明を聞くときには、その言葉遣いが結構気になります。

 最近(というか結構長い間)、気になっている言葉遣いがあります。

 「スピード感を持って…」という言葉遣いです。

 特に政治家・テレビのコメンテータの方がよくお使いになっている気がします。

 ・新型コロナへの経済対策にスピード感を持って対応します!
 ・ワクチン接種環境整備にスピード感を持って対応します!

 でもでも、この使い方、とても気になりませんか?

 私はとても気になってしまいます(*_*;。

 というのは、「スピード感を持って対応する」といわれると、「速く対応するようにするけど、実際に速く対応できるか(周りから見て速いといえるか)どうかは保証できないから、そのつもりで」的なニュアンスに聞こえてしまうからです…。

形容詞って、使っている人の主観が入ります。そして、聞いているほうには「スピード感」がいろんな意味で伝わります。2~3日中に何とかなるとも捉える人もいるでしょうし、1~2か月かかると捉える人もいるでしょう。「一生懸命頑張る」っていっても、1日1時間勉強することを「頑張る」という人もいれば、1日5時間くらい勉強して「今日は頑張ったな」と感じる人もいるでしょう。

 本当に速く対応するつもりがあるのであれば、「スピーディーに対応する」など、実際に速く実現するということが伝わるように伝えればいいのになぁ、と思ってしまうのは私だけでしょうか(あくまで思うだけで、誰にも文句は言いいません)。

 まぁ、そんな小さいこと気にするなよ、と言われるとその通りなのですが…。

 ちなみに、レストランで給仕の方が料理をもってきて、「こちらがハンバーグになります」って、注文した料理を置いていくのもとても気になっちゃいます。

すでに「ハンバーグになっているじゃないか!」まぁ、気にするなよ。そんな声が聞こえてきそうです。