簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

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04

2010/11

もうすぐ試験です

9:59:25 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 いよいよ11月21日の試験本番が近づいてきました。どのくらい準備が進んでいるでしょうか? もうこの時期まできたら、新しいことに手を出すことはできるだけせずに、過去の問題演習で間違えたところを確認して二度と間違えないようにしたり、2時間以内で解く練習をしたりしましょう。

 前回の試験では、2級の合格率が40.0%、3級の合格率が27.9%でした。3級は平均的な合格率だったようですが、2級の合格率はかなり高めだったと思います。合格率が平均的だった回の次の試験は、比較的合格率が高くなる場合と低くなる場合のどちらのパターンもあり得ます。3級については第123回の試験の合格率が高くなる方向になるといいですね。

 また、合格率が高かった回の次の試験は、比較的合格率が低くなるパターンが多いようです(3級第122回、123回という例外もあります)。極端に低くならないことを祈るばかりです。

  第125回 <2級>40.0% <3級>27.9%
  第124回 <2級>12.4% <3級>18.8%
  第123回 <2級>38.4% <3級>49.6%
  第122回 <2級>25.5% <3級>41.2%
  第121回 <2級>43.1% <3級>56.5%
  第120回 <2級>29.6% <3級>40.2%

 試験直前は、合格率のことなどを考えると、受験者心理としてはちょっと気が重くなってしまいますね。しかし、心配無用です。私が講義で特に強調した点を重点的に復習してください。私が強調した点のうち、まだよく理解できていない部分だけをきっちり復習してください。1回目の問題演習で解答することができた問題まで復習する必要はありません。1回目の問題演習で解答できた問題は、復習しなくても本番の試験で解答することができるはずです。

結局のところ、試験の傾向はあまり変わりません。オーソドックスな部分をきちんと処理できるかどうかが、合格のために必要な最大の要素です。

試験会場でガチガチに緊張してしまって、普段の実力を出すことができない方をよく見かけます。それでは、せっかく勉強してつけた実力がもったいないですね。気を楽にして実力を出しきってください。そうすれば自然と結果はついてくるはずです。



28

2010/10

新会計基準ラッシュ 2

10:14:57 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 今回は、また、最近改正されている会計基準についてお話ししたいと思います。

 最近の会計基準はほとんど1級の範囲で2級・3級には関係ありません。資格試験には関係ないのですが、経済に大きな影響を与えそうな改正が控えています。

 例えば、企業年金を運営している企業は、積立不足を即時穴埋めしなければなりません。できなければ積立不足を負債として企業の貸借対照表に計上しなければなりません。

 企業年金は、企業が年金の支払い原資を使い込まないように、別の組織(年金基金)を使って運営されています。企業が年金基金に年金給付に必要なお金を渡し、年金基金がそのお金を運用し、年金基金が退職者に給付しているわけです。

 年金基金が特に運用に失敗しなかったとしても、現在のような市場全体の下落に遭遇すれば否応もなく年金基金が所有する資産が減少するわけです。しかし、株価が下がったからといって支払う年金額が減少するわけではありません。したがって、年金基金の中で、資産は減るけど要給付額(負債)は減らないという状況になるわけです。この状態を積立不足の状態といいます。

 もちろん、この積立不足を穴埋めするためには、年金基金が運用で巻き返すか、企業が追加で年金基金にお金を渡すかのどちらかです。現在の国際会計基準では、後者と見なして処理させます。つまり、年金基金に積立不足が生じたら、母体企業が追加拠出をしなければならないとみなします。その時点で即時に追加拠出をすれば、企業では

(借)退職給付費用  ××  (貸)現     金  ××

という仕訳をすることになり、すぐに追加拠出をできなければ、

(借)退職給付費用  ××  (貸)退職給付引当金  ××

という仕訳をすることになるのです。つまり、年ごとの金融市場のちょっとした時価変動が、年金基金の資産の変動をもたらし、それが積立不足として母体企業の負債として表示されるのです。もちろん、借方には退職給付費用という費用が計上されていますから、この分だけ利益が減少します。

 企業の利益が減少し、負債が増加すれば、その企業に対してあまりいい印象を持つ人はいませんよね。つまり、株式市場でその企業の株価が下がり、その企業の株を所有している別の年金基金の資産が減少し・・・、なんていやなスパイラルが始まらなければいいのですが・・・。



 皆さん、こんにちは。

 さて、隣人と仲良く付き合っていけるのでしょうか?

 そう、中国のことです。尖閣諸島の事件を発端にして、中国の恐ろしさをあらためて実感した方も多いのではないでしょうか。事件の決着について、いろいろなことが報道されていますが、実際のところはどうなんでしょうね。まるでスパイ映画みたいな世界が展開されたのかもしれませんよ。

 シナリオ1 報道されたように、地検が「日本の国益を考えて」船長を釈放した。
 
 報道されたように、このことが本当ならば日本政府は非常に危険な状態にあるのではないかと思います。今後は、中国にやりたい放題やられて、そのうちロシアも日本進出なんてことになるかも、と思うくらい危険な状態だと思います。

 シナリオ2 実は、裏取引が成立していて、中国をたててあげている。

 こちらのシナリオであることを願わずにいられません。
一般的なイメージとしては中国の方は自分の権利を主張し、日本人は何かされてもじっと耐えているというイメージですね。報道もされていますが、中国では貧富の差が非常に大きくなっていて、低所得者層の怒り(権利主張)が中国政府に来ないように、外側に仮想敵を作り出すことによって、中国国内に混乱が起きないようにしているそうです。

 そこで、日本政府はあえて仮想敵になってあげ、中国国内の低所得者層の敵となって、中国政府に貸しをつくり、そのうちその貸しを回収するのではないかということです。とりあえずポーズとしてレアアースの輸出禁止をしてみたりしたのではないかということです。

 もし、こちらのシナリオであれば、日本政府もなかなかやるじゃないという評価になるはずです。いってみれば「損して得取れ」みたいな状態になったのですから。ただし、その後の報道を見る限り、こちらのシナリオである可能性はそれほど高くなさそうな気がしないでもないですが、それでも日本人としては日本政府の有能さを信じたいと思います。「戦略的互恵関係」というなんだかわかるようなわからないような概念に「損して得取れ」的な内容が含まれていることを祈るのみです。



 皆さん、こんにちは。

 いや~、全く大変な事件が起こってしまいましたね。検察の検事が、自分たちの都合に合うように証拠に細工をしてしまったそうですね。もし、それが本当だとすれば、検察は自分自身で証拠を作り出すことが可能になります。つまり、自分が嫌いなやつを捕まえてきて、自分が作った(現実にはあり得ない)証拠を突きつけて、刑務所に送り込むことが可能になるわけです。

 もちろん、こんなことをするのはほんのほんの一部の検事だけでしょうが(逮捕された検事以外の検事は全くやっていないことを祈ります)、それでも一部の検事がやったということであれば、「他の検事もやっているんじゃないの」という疑惑が出てきます。最近は冤罪事件が多発していることも考えると、もしかすると数件のレベルではなくて数十件、数百件のレベルで起こっているかもしれませんね。

 いずれにしても、法を破っていることを表す証拠に細工をしたわけですから、極端な話、裁判所で「この証拠は検事が細工をしたものです」なんてことを言い出す犯人が出てくるかもしれません。そうなると、ますますたいへんなことになりそうです。



04

2010/10

急激な季節変化

15:45:53 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 ここ最近は急激な季節変化で体調を崩された方も多いのではないのでしょうか。私も、2~3日前まで半袖のワイシャツで仕事をしていたと思ったら、もうスーツがないと寒くてたまらないといった具合で、ご多分に漏れず発熱→仕事お休みということになってしまいました。

 しかも、一家そろってこういう状態になってしまいました。私はもうおじさんですから37℃くらいの熱が出るともうふしぶしが痛くて、体がだるくて、たまりませんが、今回は38.5℃まであがり、その中2歳の子供の世話をするというこれまでで初めての体験をしました。
 発熱初日は子ども自身もぐったりしていますから、騒がずよく寝てくれるのですが、2日目になると子どもは回復。しかし、親は2人ともまだ回復途中で、ここが最もつらいところです。子どもはいつも通りの生活パターンに入り、いつも通りの要求をしてきますが、親側はぐったりしていて寝ていたいところ。ですが、まだ2歳の子どもはそんなことお構いなしです。相手をしないと大声で泣き出したりします。最近はあまり大声で泣かれたり、泣く回数が多いと虐待の恐れがあるということで通報されかねません。

 あ~、いろいろなことに気を遣わなければならず、疲れちゃいますね。



27

2010/09

新会計基準ラッシュ

10:54:16 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

私の担当は簿記の講座ですから、たまにはこのブログでも簿記・会計の話をしたいと思います。

皆さんも「IFRS」という言葉をお聞きになったことがあるかと思います。International Financial Reporting Standardsの略で、「国際財務報告基準」と訳し、「国際会計基準」などともいわれています。

簿記・会計は企業の利益・財産計算に関する法ですから、主権国家がそれぞれ独自のルールを作って運用していました。日本は企業会計審議会という大蔵省(現金融庁)内にある組織が作ったルールを使っていたわけです。

各企業は自分の会社の利益・財産について株主に報告しなければなりません。ところが日本企業の株主は日本人であるとは限らず、イギリス人もいるわけです。

さぁ、ここで困ったことが生じますね。

私たち日本人は日本の法律に基づく利益・財産計算方法を勉強してきました。もちろん、イギリス人はイギリスの法律に基づく利益・財産計算方法を勉強しています。そして、ある会社(A社としましょう)の株式を購入したら、勉強した知識にもとづいてA社の利益や財産の評価を行うわけです。

ここで、A社が日本企業であるとしましょう。A社は日本法律に基づいて利益・財産計算を行います。その結果をイギリス人が見るとどうなるでしょう。イギリスでは、従業員が消化していない有給休暇を、企業の負債として貸借対照表に計上しなければなりません。この背景として、有給休暇が従業員の権利であり、従業員が有給休暇を消化しなかったら、企業が買い取らなければならないからです。つまり、企業は従業員に休暇かお金を与えなければならないのです。しかし、日本にそのような文化はありません。ですから、日本企業の貸借対照表に「未消化有給休暇」なる負債はないわけです。A社の貸借対照表に「未消化有給休暇」がない場合、(一般に、すべての従業員がすべての有給休暇を消化できるはずはないので)、イギリス人は「A社は従業員に有給休暇を与えていないひどい会社だ」と判断してしまいます。

つまり、ローカルなルールに基づく利益・財産計算はグローバル市場では誤解生じさせる原因となってしまうわけです。そこで、2013年をめどに、全世界の会計ルールを統一化させようという作業が始められました。といっても、実は、日本とアメリカだけが仲間はずれの状態です。

日本とアメリカ以外の国のほとんどはIFRSをすでに導入済みです。したがって、今後の流れは、日本とアメリカがどれだけIFRSに歩み寄れるかということになります。



17

2010/09

野球賭博とtoto

12:31:44 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 ちょっと前になりますが、相撲界を揺るがす大事件がありましたね。多くの力士が野球賭博に関わっていたという事件です。

 さぁ、皆さん。野球賭博で多くの力士が反省して、相撲協会が批判されたのはなぜでしょう? わたしにはわかりません。だって、サッカー、馬、自転車、ボート、数字で賭け事しても怒られないでしょ? むしろ、テレビでは、「サッカー、自転車、ボート、馬、数字で賭け事しようよ!」って煽っていますよね。

 もちろん、何のことか皆さんはおわかりでしょう。サッカーについては、どのチームが勝つかに賭ける「toto」というくじがありますね。くじというとなんだかソフトですが、要はお金を賭けていることに代わりはありません。馬については、「競馬」ですね。自転車は「競輪」、ボートは「競艇」、数字は「宝くじ」です。「競輪」・「競艇」・「宝くじ」に至っては役所が胴元です。極端化すれば、役所が市民から掛け金を集めて、半分を抜いて、勝った人に分配しているわけです。

 なぜ野球賭博がいけないのでしょう? 野球賭博と他の賭け事の相違点は胴元がやくざなのか役所なのかという点だけでしょう。やくざが市民から掛け金を集めて、掛け金の一部をピンハネして、残りを賭けに勝った人に分配するのはいけなくて、それを役所がやった場合には認められる。多くの人はこういうでしょう。「やくざが胴元だから野球賭博はいけないことだ」。では、私が胴元になって、力士からお金を集めて、野球賭博を行っていたしたらどうでしょうか? おそらく、「道義的に認められない」などという議論が出てくるでしょう。

 つまり、「多くの力士が野球賭博をしたのが悪い」理由があまりハッキリしていない(というか、何が悪いのかに関する報道の論点がずれている)と思うんです。ある人が言っています。「今回の事件は、toto野球版を作れば一気に解決しますよ」と。まさにその通りですね。



10

2010/09

指定席だよ!

11:09:52 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 夏休みシーズンも終わってしまいました。皆さんはどこか旅行に行かれましたか?

 旅行といえば公共交通機関を使うことも多いですね。私も夏休みに実家に帰省するために飛行機を使いました。飛行機には自由席はありませんし、必ず座ることができます。しかも、座る席がすでに決められています。また、月末に仕事で京都に行きました。新幹線の指定席の切符を買いましたので、必ず座ることができ、かつ座る席も決まっています。

 ところが、多くの人が、乗り込む前から並んで待っているんです。空港では、ブリッジの入り口のところの改札口で並んで待っています。新幹線のホームでは、新幹線がホームに到着する前から乗車する号車の番号札のところで並んで待っています。早い者勝ちで席が決まるとか、座れるかどうかわからないから順番待ちをするということならわかりますが、そうではないんですよね。

 私は22才まで長崎で過ごしましたが、関東に出てきて驚いたことの1つに、人々が文句も言わず整然と並んでいる姿でした。田舎だと人が少ないですから、そもそも何かをするために並ぶということがほとんどありませんでした。食事をするためにいった店が混んでいれば、並ぶことなく他の店に行くのが当然でした。ですから、席が決まっている電車や飛行機に乗るのに並ぶということはあり得ず、みんなが乗り込み始めたら乗り込み口に向かうという程度です。

 思うに、どこでもきちんと並んでしまうのは人口が多い関東の方の習性かなと思うのですが、この文章を読んでらっしゃる田舎出身の皆さん、どうですか?



02

2010/09

課税の「?」

10:27:30 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 私は税金の専門家ではないのでちょっと理解できませんが、ちょっと不思議なことが起こりました。それは、保険金に対する課税です。

 あるご婦人が生命保険金を受け取ることになりました。生命保険金は、一括で受け取ることもできますし、分割(年金として)で受け取ることもできます。そこでこのご婦人は、分割で受け取ることにしました。すると、生命保険金を受け取ることが確定した段階で「相続税」を課税され、分割で保険金を受け取るたびに「所得税」を課税されました。つまり、保険金に対して2回の税金が課されたわけです。そこで、このご婦人は「保険金という1回の収入に対して2回課税するのはおかしい」ということで裁判を起こしました。その結果、裁判所は「ご婦人のいうとおり、2回の課税はおかしい。国は所得税分を変換するように」という判決を出しました。

 専門家ではないのでこれで正しい理解なのかどうかはわかりません。テレビや新聞による報道によると、このようなことだったと思います。A社がB社の株式を所有していて、B社から配当金を受け取ると、その受取配当金に対しては法人税を課されません。なぜなら、配当金は利益の中から支払われるものであり、利益に対して1回法人税が課されているので、利益から支払われる配当金に法人税を課すと二重課税になるからです。

 もしそうであれば、私はこう思うのです。1回の収入に複数の税金がかかるのは他にもあるだろう、と。私は働いて給料をもらっています。給料から「所得税」と「住民税」を支払っています。先ほどの理屈でいくと、手取額は税金差引後の金額ですから、その手取額に追加の税金は課税されないはずです。しかし、その手取額で車を購入すると、「消費税」や「自動車税」を課されます。手取額で株式を購入し配当をもらうと、その配当金に対して「所得税」を課されます。企業が他社から配当金をもらうと原則として課税されませんが、個人が配当金をもらうと「所得税」を課されます。

 課税する理屈はいろいろあるのでしょうが、直感的にはわからなそうです。



 皆さん、こんにちは。

 最近はFPの人が「クレジットカードが多くなりすぎたからその絞り方を教えてほしい」という相談を受けることが多くなったそうです。あるデータによると日本でクレジットカードは約3億枚も発行されているらしいです。子供など除く、クレジットカードを所有できる人数で割ると、単純計算で1人あたり3枚以上のクレジットカードを所有していることになるそうです。

 そこで冒頭の質問が出てくるわけです。そりゃそうですよね。クレジットカードを3枚も持っていても、それを全て使いこなすことは難しいですよね。クレジットカードの効率的な使い方に関する雑誌などもあるようで、ちょっと見ましたが、常日頃から実践できるような事柄ではないと思いました。要するに「ポイント還元率などを考慮し、使用場所に適したカードを使おう」的な内容だったからです。

 でも考えてみると、そもそもなぜクレジットカードを作ることになったのでしょうか? 「店頭でお得だと勧められたから」、「クレジットカードを作れば割引券をくれたから」など、本質的な理由ではない理由でクレジットカードを作ることが多いのではないでしょうか。年会費が無料なのであれば、カード作成後に全く使わずほったらかしても、全くかまいませんが、2年目以降は年会費がかかるカード(結構多いですよね)だと毎年年会費が引き落とされてしまうという事態になってしまいます。

 クレジットカードの整理方法は部屋の片付けと同じだと思います。「過去6ヶ月間使ってなければ今後も使うことはない。」私はクレジットカードの作成を勧められたら、「今後6ヶ月間のうちに使うことがあるだろうか」と考えることにしています。ほとんどの場合、カード作成時に特典をもらったらその後使うことはないので、そもそもクレジットカードを作ることがほとんどありません。

 みなさんはどうですか?



小野正芳

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