簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

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04

2010/08

駅前演説の「?」

16:30:38 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 先日、参議院選挙が実施され、民主党がちょっと負けてしまいましたね。

 時代はどんどん変わっていますが、「党の有名人が地方を回って応援演説をする」という選挙のやり方はあまり変わっていないようですね。私が住む地方都市にも首相や有名人(某スポーツ選手など)が演説にやってきました。ちょうど繁華街に遊びに行ったときにその演説に出くわしたので、ちょっと聞いてみました。

 しかし、テレビで流れていることと同じことを話しているだけ! まぁ、当たり前か。麻生首相以来、「ブレる」が批判のキーワードですから、応援演説をする人はどこに行っても同じような話をしなければなりませんよね。まぁ、それを主張して当選を目指しているわけですから、演説のたびに違う話が出てくるわけもありません。

 そこで思ったのです。それなら、わざわざ地方都市にまで来なくてもいいんじゃないか。テレビから流れてくる演説と地方都市の駅前で行われている演説は同じなんですから、有権者も7月の暑いさなかに路上で演説を聴かなくても、エアコンの効いた部屋でテレビを見ればいいんじゃないかと・・・。しかも、NHKは日本のどこに住んでいても見ることができるテレビ局であり、その地域の候補者の演説を公平に流しています(政見放送)。

首相が1人で電車に乗って来ることはありません。多くのSPと秘書を引き連れて大きな車で来るわけですから、たくさんの排気ガスを出し、お金を垂れ流してくるのです。「私は環境を守りたいので地方演説にはいきません。また、私は無駄遣いしたくないので地方演説にはいきません。テレビで私の演説を聴いてください。」なんていう政治家が出てきたらおもしろいな、なんて思ってしまいました。



26

2010/07

600万人の運命

9:13:22 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 6月に入り、貸金業界では大変なことが実施されることとなりました。

 多重債務者問題およびそれに関連する様々なトラブルを解決するため、総量規制が実施されたのです。今後、消費者金融の会社から、年収の1/3を超える借り入れを行うことができなくなってしまいました。比較的多額の借り入れを行っている人は年収証明書を提出する必要が出てきました。また、主婦は収入がないのですから、借り入れを行うために夫の年収証明が必要となりました。特にクレジットカードによるキャッシングを多用していた人にとっては、ちょっと面倒なことになったわけです。

 恐るべきはその人数です。現在、消費者金融の会社からお金を借りている人は全国で1,170万人いるそうです。なんと、国民の10人に1人は消費者金融からお金を借りていることになります。そのうち半数の600万人がこの規制に引っかかってしまい、新たな借り入れができなくなるそうです。

 規制で影響を受ける人は3つのグループに分かれます。
  ①単なる消費を楽しむために借り入れを多用していた人。
  ②収入が少なく、生活のために一時的な借り入れをせざるを得なかった人。
  ③銀行や事業者ローンを借りることができず、消費者金融で借りたお金を事業に使っている事業者

 ①のグループに入る人に対しては、「消費を我慢してください」で済ませることができるでしょう。景気浮揚のためには消費をしてもらう必要はあるでしょうが、借金してまで消費をすることの是非はまた別の話です。

 ②のグループに入る人に対しては、雇用対策などを通じて、国全体で、きちんとした生活をできるように対策をとる必要があります。もちろん、本人の努力をも必要としますが、大卒の就職率が5~6割程度しかない社会は健全ではありません(一応、報道では昨春新卒者の内定率は90%とされていますが、内定率であって就職率ではありません。卒業者に対する就職者の割合を示す就職率は全国で5~6割と言われています)。

 ③のグループに入る人に対しては、早急な対策が必要です。本来、リスクをとって事業を行う人々に対して資金を融通するのは銀行など金融機関の役割です。しかし、それがなされていない結果、小規模事業者が事業資金を消費者金融から借りるという状態になっています。極端な例では、資金繰りが苦しくなった中小企業の社長が従業員に給料を支払うために、「むじんくん」でお金を借りてくるのです。つまり、経済活動における血液であるお金が銀行という心臓から出されていないわけです。評論家の中には銀行が果たすべき役割を果たしていないという批判をする人もいます。このままでは大変なことになってしまいます。



 皆さん、こんにちは。

 先日、公認会計士試験の第1次試験の合格発表が行われました。公認会計士試験はマークシート式の第1次試験と、論述式の第2次試験からなります。第1次試験に合格した人だけが第2次試験を受験できるという仕組みです。

 第1次試験は年2回(5月と12月)、第2次試験は年1回(8月)に行われます。先日発表されたのは、5月に行われた第1次試験の合格者です。なんと合格率4.5%! 第1次試験は年に2回行われますから、2回とも合格率が変わらないとすれば年間受験者のうち7%位の人が合格することになるのでしょう(5月に不合格だった人が12月に受験するでしょうから、純粋な受験者はのべ受験者より少なくなるでしょう)。

 この合格者が第2次試験を受験します。もちろん全員合格することはないでしょう。半分が合格したとしても、第1次試験の実質受験者に対する第2次試験合格者は3%前後になると思われます。

 これは恐るべきことです。そもそも、以前の会計士試験は第1次試験(国語・英語・数学)、第2次試験(専門科目の論述試験)、第3次試験(実務経験後の試験)という3段階であり、実質受験者に対する資格取得者の割合は6~7%くらいでした。それではあまりに狭き門であるし(そもそも日商簿記1級合格レベルの人しか受験しない中で6~7%の合格率しかないというのは、かなりの狭き門ですよね?)、多様な人材を求める必要があるということで、試験制度を簡素化し、実質受験者に対する資格取得者の割合を20~30%まで高めようということになりました。その前提として、企業が会計士を社内に配置すれば、国際的な競争を財務の面から支えることができるであろうから、そのために多くの会計士が必要であるということでした。しかし、フタを開けてみると、企業は会計士を社内に抱えることはなく、その結果、会計士試験合格者がどこにも就職できないという状況が生まれてしまいました。弁護士試験(法科大学院)と同じ構図です。

 すると、次の対応策としてとられるのは合格者を少なくするということになるわけです。法科大学院と同じく、会計士になるために仕事をやめて勉強を始めた人も多いと聞きます。試験制度に振り回されてしまってちょっと気の毒です



06

2010/07

おそろいのTシャツ

9:33:38 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 サッカーネタでもう一つ。

 ちょっと前、福島県のある町議会で、町議全員がサッカー日本代表のユニフォームを着て町議会を行ったというニュースが流れました。福島に日本代表などが合宿を行う施設があり、福島と日本代表は縁が深いというのが、その理由でした。それがほほえましい感じで報道されていました。もう、笑うしかありません。

 1つはユニフォームを着て町議会を開くことの意味が全くわかりません。私が所得税という名目で国に支払った税金は、地方交付税という形で福島県のその町にも配分されています。つまり、私が払った税金の一部がユニフォーム代になっているわけです。したがって、私にはユニフォームを着て町議会を開くことに対する意見を言う権利があります。

民間企業は支出したお金よりも多くのお金を得ることを目的の1つとして活動しています。それに対して自治体は支出したお金よりも多くの便益を得ることをその活動目的としているはずです。自治体の活動は収入につながらないので、どのくらいの市民の満足(幸福)度を高めたかという点で評価されるべきです。公園を作っても、誰にも収入は入りません。しかし、そこで遊ぶことによって市民の満足(幸福)度は高まるでしょう。儲かりませんから企業が公園を作って市民に開放するという活動はできません。だから、自治体が公園を整備するのです。では、町議会議員がユニフォームを着て会議を行ったら市民の満足(幸福)度は高まるでしょうか? ・・・・。無駄遣いとか、そんなレベルの話ではなく、「町議よ、あなたの役割は何ですか?」という話です。

 もう1つはそれを望ましい出来事であるかのように報道していることです(少なくとも私はそう感じました)。大阪の自治体が職員にネーム入りのスーツを支給していたとき、報道機関は「けしからん」といって批判しました。その自治体は「ネーム入りなので仕事中にしか着用できない」という苦しい言い訳で逃れようとしました。今回、福島の自治体が議員に休みの日に町中で着用できる日本代表ユニフォームを支給しました。

 なぜ、職員にスーツを支給するとけしからんと批判するのに、議員にユニフォームを支給しても批判しないのでしょう? 本質は同じなのに、それを覆っている表面(サッカー日本代表のユニフォームという時事ネタ絡み)が異なれば、いかにも違うものであるかのように報道しているわけです。ということは、報道機関は、大阪のスーツ支給と福島のユニフォーム支給の事例の本質が異なると考えているか、大阪に関して行った報道を忘れてしまっているかのどちらかでしょう。さぁ、どちらでしょう?



28

2010/06

日本代表がん・・・

10:03:38 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 祝 サッカー日本代表の決勝トーナメント進出! 

 今回のサッカー日本代表はW杯前の親善試合等でうまくいかず、多くの国民が「W杯本番でもうまくいかないのでは?」と思っていたようです。ある番組で街頭アンケートを採りました。「日本代表に期待しますか?」 その結果、56%の人しか期待していなかったそうです。

 それがW杯本番の第1試合目でカメルーンに勝ったことで多くの人のボルテージが上がりました。同じ番組の中で街頭アンケートを行ったところ、今度は95%の人が「期待する」と答えたそうです。

 私の考え方は、ちょっと悪い方に偏っているので、次のように思ってしまいます。「おいおい、そもそも俺らは日本代表に期待する権利があるのか? スイスでの練習試合に勝てないからといって岡田監督を批判する権利があるのか?」(携帯のニュース配信では、「ごめんなさい岡田監督。試合前の批判について謝ります。」的な記事が配信されてきました)

 もちろん、日本代表ですから、国民すべてを代表しているという点で、国民が日本代表に期待する権利を持っているといえるかもしれません。しかし、多くの国民は彼らに何らかの支援などをしているのでしょうか? 日本サッカー協会は代表戦や放映権料などで得た収入で代表監督を雇い、遠征に行き、W杯を戦っているわけです。つまり、彼らは、自立して彼ら自身のために活動しているのです。サッカー協会は財団法人だから税が優遇されているとも言われますが、もし課税対象になれば課税されないように(利益が出ないように)活動すればいいだけの話です(日本の約7~8割の会社は赤字で納税しておらず、多くの個人も納税していないのです!)。

 私はサッカー日本代表に対して、「日本のために一生懸命がんばってきてください。日本を元気にしてください。」とは、とても言えません。「俺らのことは心配してくれなくていい。おまえこそがんばれよ」と言われそうですから・・・。こんなことばかり考えるのは疲れるので、何とか頭の改造をしたいです・・・。



26

2010/06

軽井沢と犬

9:48:33 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

お金持ちネタでもう一つ。

最近軽井沢に旅行に行ってきました。といってもゴルフが趣味な訳ではありません。長野の善光寺観光が主目的だったのですが、その途中で軽井沢によってみるかという話になったのです(ちなみに最近の調査によるとゴルフを趣味にしている人は10年前の30%減だそうです。お金持ちの趣味はお金のかかるゴルフという方程式も崩れかかっているのかな)。

お昼過ぎに軽井沢に到着し、旧軽銀座をぶらぶらし、プリンスのアウトレットをぶらぶらして終わりでした。どちらにしても千葉で購入できるものばかりなので、あえて軽井沢で購入する意欲はなく、ぶらぶらで終わってしまいました。それはそれで楽しかったですけど。

さて、本題です。軽井沢で驚いたことはとにかく犬が多いということです。大げさではなく2割くらいの人はペット連れのような感じでした。ペットと一緒に入れる飲食店なんかもあったりして、ちょっとびっくりしました。

箱根と軽井沢といえば首都圏から近いリゾート地の代表例でしょうが、全く違う印象ですね。箱根は、昔ながらの観光地という印象でしたが、軽井沢はお上品という印象です(私たち家族もいつもよりお上品に振る舞ってしまいました)。おそらく、土地の雰囲気が人々に上品な振る舞いをさせるのでしょう。

そして、ペット連れがとにかく多いのです。ペット連れの典型例は子供を連れていないことです。ペットを連れた年配の夫婦の場合には、すでに子育てを終えているだけなのかもしれませんが、若い夫婦(といっても30代後半~40代とおぼしき人々)にも子供ではなく、ペットだけを連れた人々が非常に多いんですね。

やはり、少子化は本当なのかもしれません。前回のブログと矛盾するかもしれませんが、ペットを連れた(子供を連れていない)若い夫婦は、ちょっといい服を着たりしているわけです(海外ブランドではないけれども、少なくともユニクロではない)。ある程度の所得を得ている感じです。いろいろな事情があるかもしれませんが、ある程度の所得があるが、子供は持たない。

子供を持たない事情を無視すれば、軽井沢(特にプリンスのアウトレット)あたりは日本の少子化事情の縮図かもしれません。
それとは逆に犬が多いわけです。これはどのように解釈すればいいでしょう?



21

2010/06

最近のお金持ち像

11:02:40 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 最近のお金持ちの生活は変化しているようです。私などは庶民の生活から抜けきることができなさそうですから、お金持ちの生活というと「豪邸に住んで、高級車に乗り、ブランド品を身にまとい、高級レストランで食事する」という姿しか想像できません。

 ところが、最近のお金持ちはちょっと違うそうです。ある経済雑誌で1億円以上の金融資産を所有している人に対するアンケートが載っていたのですが、そのアンケートで明らかになったのは、庶民のような生活をするお金持ちが多いということでした。

 そのアンケートの対象者は1億円以上の金融資産を所有している人ですから、株や預金が1億円以上ということです。住宅や車は除かれます。なんと高級車所有率は10%にも満たず、そもそも車を持っていないという人が50%もいるのです。その理由は「都心に住んでいるから電車で事足りるし、車を持つよりタクシーを使った方が安いから」だそうです。普段の生活で車が必要になればカーシェアリングで賄い、数日間車が必要になればレンタカーで済ませるそうです。

 また、ブランド品にもそれほど興味がないようで、「時計は時間を知るための道具にすぎないから数十万円も出す必要はない」とか、「普通の生地にマークがついたのがシャネル製」などと、するどい意見続出でした。

 通常、自家用車を所有していれば、車検費用などをならして考えても、年間60万くらいの維持費がかかるといわれています。実際にタクシー代として年間60万円使うのは大変でしょう。ですから、週末くらいしか乗らないという使い方をする限りは、タクシーのほうが安くつくのかもしれません。

 もちろん、電車とタクシーで事足りるのは都心に住んでいるからという事情もあるでしょう。そして、都心の住宅は価格が高く庶民には手が出ないと思う方もいると思います。

 そこでまた別の記事の話。都心のマンションは購入価格は高いけれども、値下がり率が低く、きれいに済んでいれば結構な高値で売れるそうです(私が住んでいる千葉では、マンションを購入した瞬間に30%ダウンですけどね)。つまり、売値と買値の差額を居住月数で割ると、一般的なファミリー賃貸マンションよりも安くなる場合もあるとのことです。つまり、「都心に住む」というと一見高コスト生活のように見えますが、よく計算してみると住居費用も安く、車代も安く済む。結局、トータルの生活コストは安く済む可能性が高いのです。通勤時間も短いですから、その分プライベートな時間に回せますね。

 それを数年、数十年続ければ、1億円も夢でないのかな?



10

2010/06

ものはいいよう

10:27:46 | 未分類 |

 皆さん、こんにちは。

 最近電車の中吊り広告で「ものはいいようだなぁ~」と感じる広告がありました。

 「100,000円のお借り入れを30日後に返済すれば利息は1,500円。○○はこれ以上いただきません!」

 これをみた皆さんはどう思いますか? 「1,500円くらいの利息で済むのなら、借りてもいいかな」と思う方も多いと思います。では、次の広告はどうでしょう?

 「100,000円のお借り入れに対して18%の利息を支払っていただきます。」

 これをみた皆さんのほとんどは「18%なんて利息を払えるか! 誰が借りるか!」と思う方が多いのではないでしょうか?

 でも、どちらとも同じなんですよ。利率18%の時の30日分(1ヶ月)の利息は次のように計算します。

  30日分の利息=100,000×15%×1ヶ月/12ヶ月=1,500円

 まさに言葉のマジック! 利率18%といえばべらぼうに高い感じがしますが、利息1,500円といえばなんか安い感じです。ここで学ぶべきことは「絶対評価と相対評価を同時にしよう」ということです。

 利益10億円のA社とB社があります。利益の金額という絶対額をみるとA社もB社もどちらも優秀な会社です。しかし、A社の売上は100億円、B社の売上は50億円であるという情報を知ったらどうでしょう? A社の利益率は10%(10億円/100億円)、B社の利益率は20%(10億円/50億円)ですから、B社のほうが効率的で優秀な会社であると考える人が多いでしょう。

 なんにしても、絶対的な数値だけで判断するのではなく、相対的な数値も読まなければならないんですね。



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小野正芳

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