皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
少しずつ暑くなってきました。暑いだけで疲れますが、体調管理には気をつけて。
先日、AIでの戦闘が現実になっている報道番組を目にしました。
「お、お、恐ろしい! 全く逃げ道がない… こんなものが主流になったら人類全滅だ!」
もう、戦慄の映像でした。
まずは昨年、アルメニアとアゼルバイジャンの紛争で、AIを搭載した自爆ドローンが使われました。ドローンといっても四隅にプロペラがついているタイプではなく、戦闘機のような姿をしていて、高速飛行できるタイプです。上空を徘徊しながらAIが攻撃すべき対象を見つけます。見つけたら、そこに向かって高速で飛んでいき自爆します。このドローンが上空に来たことを察知したアルメニア軍の兵士が壕に逃げ込むと、ドローンはその壕の中まで飛んで、壕の中で自爆します。他にも、敵の戦車や攻撃拠点(ミサイル発射台)などに直接体当たりして爆発するのです。
人間が乗った戦闘機や戦車からの攻撃だと、近づくことに恐怖感を感じることもあり、百発百中は無理なのだそうです。でも、ドローンに恐怖心はありません。確実の相手の近くにまで行って爆発することができます。
そして、現在、パレスチナと戦闘を繰り返しているイスラエルが「AI戦」を取り入れ、かなりの成果を上げているそうです。
防御面では、AIがパレスチナから飛んできたミサイル4,000発の9割以上を迎撃したそうです。驚くべきは9割を迎撃した点ではなく、1割を迎撃しなかった点です。迎撃しなかったのは、その1割のミサイルが何もない土地に向けられたミサイルだったからです。つまり、打ち込まれてもほとんど被害を受けないミサイルだったので“放置”したのです。これで迎撃用ミサイルを節約でき、より効果的な迎撃が可能になりました。すでに、世界の軍隊は、こんなことを人間の判断ではなく、AIができるシステムを持つにいたっています。もちろん、米軍・中国軍も持っているでしょう。
日本の自衛隊はどうでしょうか? 憲法で戦争を放棄していますが、軍事力は世界10位以内を維持しています。でも、急速に進化する、このあたりの技術について行けないと、急速に力を失ってしまいかねません。その隙を見て中国が進出してくるなんて、悪夢が現実にならない国を作ってくれる政治家を選ばなければなりませんね。