宅地建物取引士講座の講師ブログ

復習の仕方

今回は、不合格になる原因の3つ目です。
それは復習の仕方です。

合格者も不合格者も、過去問の演習量はほぼ同じです。
にもかかわらず、本試験の得点は大きく開きます。

その理由は問題演習による復習の仕方にあります。

問題演習の目的は3つあります。
①知識を定着させる。
②問題を解く解法を身につける。
③制限時間内で解ける能力を身につける。

だから、まず、問題をやってみて、知識があやふやな場合、きちんとテキストに戻って復習してください。
講義を聞いている際には、「わかった」と思っていても、
実際に問題を解くと、わかっていないということがよくあります。

この「わかった」という状態になり、知識を覚えることが大切なのです。
なお、「どの程度深く勉強すればいいですか?」というご質問をよく受けますが、
その回答は、「本試験が解けるレベルぐらい理解できればOKです」と
お答えしています。

次に、問題には、知識問題と事例問題があります。
事例問題の場合、このように考えれば解けるという解法があります。
これを身につけることが必要です。
これは何度もやって身につけることが大切です。

不合格者の方の多くが、この解法を身につけていません。
そして、問題を暗記することによって対応しようとしています。
ただ、事例問題の種類はかなりに及ぶため、暗記してもこの手の問題には対応できません。
きちんと「考える」ことが大切です。

そして、問題演習の際は時間を計りながら解いてください。
はじめはゆっくりでもいいですから、常に時間を意識してください。