通関士講座の講師ブログ

鮮度保持の技術の進歩

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

ことし4月までの6月までの4か月間の農林水産物などの輸出額は、
食べ物の鮮度を保つ技術の開発が進んだことから
船を使ったアジア向けの果物の輸出が伸び、
過去最高だった去年の同じ時期の実績を0.9%上回りました。

このうち、果物の輸出の伸びが目立っています。
たとえば、りんご(19.8%)、いちご(39.9%)などがそれぞれ増えています。
これは、長時間の輸送でも果物や野菜の鮮度を保つ技術の開発が進んだことで、
船を使った果物などの大量輸送が増えたためです。

このほか海外の日本食ブームを追い風に、
コメ(46.8%)、緑茶(25.5%)、清酒(6.4%)がそれぞれ増えています。

一方、水産物は輸出額全体に占める割合が大きいホタテ貝の生産が
養殖地の天候の悪化で大幅に減ったことから、全体で15.4%減少しました。

農林水産省は「日本産の果物や野菜のほか、アイスクリームなどの
乳製品の輸出がさらに増えるよう、アジアに向けて積極的にPRしていきたい」と
コメントしています。

日本の良質な生産品が海外で評価されることが一層進むと良いですね!