通関士講座の講師ブログ

米牛肉セーフガード失効

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

2017年8月に発動された米国産などの冷凍牛肉に対する
緊急輸入制限(セーフガード)が3月末で失効しました。
4月から関税率が再び下がり、今後輸入量が急増する可能性があります。

財務省の貿易統計によると、17年4月~18年2月の冷凍牛肉輸入量は
前年同期比5.5%増にとどまりました。
17%を超えれば18年4~6月にも継続してセーフガードを発動する事態が
懸念されていましたが、4月からは予定通り停止しました。

関税率は50%から38.5%に下がり、外食などの業者が買うのを手控えていた分の
反動が出やすくなります。4~6月の輸入量が前年同期比の17%を超えれば
9月ごろにセーフガードが再度発動される恐れもあります。

今後の動向に目が話せないですね。