通関士スペシャリストによるこっそり裏講義

学習について

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

財務省は2018年度から国内の空港税関に
新型のX線検査装置を導入するとのことです。

この装置は、荷物の中身を立体画像で確認できるのが特長で、
医療機関が取り入れているコンピューター断層撮影装置(CT)の
技術を使った高機能の装置です。
不審物の特定に役立て、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて
テロ対策を強化する狙いがあるそうです。

現在、X線を使った画像認識による荷物検査は
出国場所の国によるものとされています。
入国時の税関による荷物検査は、不正薬物の
密輸防止などの役割を担いますが、
手作業での確認作業は手間がかかるほか、
爆発物の検査などをする物理的な手立てが乏しい
状況にあります。

財務省は2018年度から国際線の旅客の荷物を検査する目的で、
新型の装置を荷物受けとりのターンテーブル近くに設置する予定です。
導入は成田や関西などの入国者が多い国際空港に限られるとのことです。



13

2017/11

学習の進め方

12:21:56 | 学習について |

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

突然ですが、PDCAサイクルという取り組みを、
耳にされたことはありますか?

PDCAサイクルとは、事業活動における生産管理や
品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つです。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の
4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に
改善しようとする取り組みです。

これは、業務改善を目的にした取り組みですが、
業務を「学習」に置き換えると、以下の内容になります。
●Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして“学習”計画を作成する
●Do(実施・実行):計画に沿って“学習”を行う
●Check(点検・評価):“学習”の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
●Act(処置・改善):“学習”の実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする

いかがでしょうか? 学習の取り組みについても当てはまりますよね。
このPDCAサイクルの考えのもと学習を進めれば、
効果的な学習が進められます。

精神論を否定するつもりはありません。
しかし、学習を科学的に進めていくことで「無駄・ムラ・無理」なく
進めることができます。
お勧めです。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

数名の受講者の方から、次のような質問を受けました。

■質問概要
特例輸入申告制度の場合、なぜ原産地証明書の提出か不要なのでしょうか。

■回答
特例輸入申告の際、原産地証明書が不要とされる理由は、主に2つあります。

(1)特例輸入申告制度において、輸入申告および納税申告は基本的にペーパーレス化されています。
そのため、原産地証明書(書類)の提出を必須とすると、ペーパーレス化の効果(時間短縮・手続きの簡易化)が薄らいでしまいます。

(2)特例輸入者は、法令遵守体制を確立して法定の承認要件を満たした輸入者であるため、原産地証明書の提出がなくても、当該申告内容が信頼できるものと推定されるためです。
 なお、特例輸入者は、原産地証明書の保存義務がありますから、適法な申告であったかを事後に確認することができます。

以上、参考になさってください。



30

2017/10

実りの秋

9:21:49 | 学習について |

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

最近は、秋を感じるようになりました。
秋は、読書の秋、芸術の秋、食欲の秋と、
様々な事柄に取り組んだり楽しめたりする時期ですね。

私は「読書の秋」を満喫! と言いたいところですが、
やはり気持ちが盛り上がるのは「食欲の秋」です。

秋は気候が過ごしやすいものになり、夏に比べると食に関心が向きやすいこと、
さらに実りの秋を迎え食材が豊かになることから「食欲の秋」になるのかな、と思っています。

そんな中、私の好物は果物です。
一日に一品、桃、ブドウ、梨、リンゴなどを楽しんでいます。
果物の甘さを感じることは、精神面にも良い効果があると耳にしたことがあります。

季節のものを楽しめる幸せに感謝しながら、
日々を過ごしたいものですね(「食欲の秋」をテーマにして、ちょっと大げさですかね)。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

農水省は、米国向けに柿の輸出が可能になったと今年9月に発表しました。

日米政府間で植物検疫条件に合意したためで、適切な病害虫防除を行っているか
検査を受けるなど条件を満たせば輸出できます。
早ければ年内にも輸出が可能となるとのことです。

日本は、柿の輸出解禁を米国に長年要請してきました。
一方、米政府は、病害虫を防ぐ日本側の検疫体制が不十分だとして、
認めてきませんでしたが、今回は必要な体制が整ったと判断したようです。

農水省によると、2016年の柿の生産量は23万2900トン。そのうち、
昨年の輸出量は640トン(2・5億円)で年々増加しています。

日本の強みである高品質果実の輸出拡大に向けて、植物検疫が課題となっている。
農水省は産地の輸出要望を踏まえて、米国やカナダ向けのリンゴ、タイ向けのかんきつ類、
オーストラリア向けリンゴや梨などの検疫条件の設定に向けて協議を行っているとのことです。

日本の果物が、評価されるのは嬉しいですね。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

数名の受講者の方から、次のような質問を受けました。

■質問概要
(1)他法令の規定で輸入に関して許可、承認が必要な場合は具体的にどの様なものですか?
(2)検査または条件の具備を必要とするとは具体的にどの様なものですか?

■回答
(1)他法令の規定で輸入に関して許可、承認が必要なものについて
具体的には、外為法に基づく経済産業大臣の許可(承認)、薬事法に基づく厚生労働大臣の許可(承認)などがあります。

(2)検査または条件の具備を必要とするものについて
具体的には、食品衛生法に基づく検査の完了または条件の具備、家畜伝染病予防法に基づく検査の完了または条件の具備などがあります。

(3) (1)(2)の時期の違いについて
上の(1)については、輸入申告の際に添付資料として他法令の許可書等を提出すれば、
要件を満たしていることが証明できるため、「輸入申告の際」となります。

一方、上の(2)については、税関の検査・審査の際に、
他法令に基づく検査済証に貼付確認等を併せて現品確認することが必要なため、
「税関の検査・審査の際」となります。

以上、ご参考にしてください。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

本試験、お疲れ様でした。
今回は、私が好きな詩を紹介します。

「頑張ったのは君だから
 自分で決めた道だから
 練習の辛さ 負けた悔しさも
 それでも走り続けたわけも
 君だけが覚えている

 今夜は自分をほめてやろう
 見えるだろう 一筋の道 君が選んだ長い道
 見えるだろう 一筋の道 みんなが君を待っている」
(出典:高石ともや「自分をほめてやろう」)

マラソン選手の有森裕子さんが、1996年アトランタ五輪女子マラソンゴール後のインタビューに答えた際、
「メダルの色は、銅かもしれませんけれども……、
終わってから、なんでもっと頑張れなかったのかと思うレースはしたくなかったし、
今回はそう思っていないし……、初めて自分で自分をほめたいと思います」
と涙ながらに語った姿は感動を呼びましたが、
「自分で自分をほめたい」という言葉はこの詩の一節を引用したものと言われています。

受験勉強はマラソンと同じく、ゴール(試験合格)に向けて黙々と取り組むものです。
時には滅入ってしまったこともあったと思いますが、
このブログをお読みになっている方は、
本試験後に「自分をほめてやろう」と思える取り組みができたと信じています。



こんにちは。
講師の神田です。

朝夕と秋風を感じつつも、暑い毎日が続きますね。
体調を崩されたりしていませんか?
「暑い暑い」と言っても涼しくはなりませんが、
ついつい口にしてしまうのが人情ですね。

さて、話題は変わりますが、私の趣味の1つに、
古刹(有名な由緒あるお寺や歴史があり古いお寺)巡りがあります。

私が古刹に惹かれる理由は、信仰心からというよりは、
古い美術品への興味と、歴史を感じるからです。
特に、「歴史」については、数百年前から同じ場所で、
多くの人々の祈りを受け止め、様々な人生模様を観てきたのだろうなと
想いを巡らせる瞬間が好きです。

場所によっては、ヒンヤリと心地よい冷風が吹き抜けるところもあります。
気持ちのリフレッシュに、ゆっくりと古刹巡りというのもお勧めですよ。



こんにちは。
講師の神田です。

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸を多く摂取すると血液中の
悪玉コレステロールが増えて心臓病のリスクが高まるとされ、
欧米で動物性食品を好む傾向が強まっています。

この傾向を踏まえ、バターの国際相場が上昇しています。
現在の指標価格は前年同期の2倍となりました。
健康志向の高まりを背景に欧米でマーガリンからバターに
需要がシフトしていることが想像できます。

しかし、原料の生乳生産が伸び悩み、需要に供給が追いつかず、
日本の輸入価格も5割高い状況です。この状況は、
日本政府が管理するバター輸入にも影響しています。

輸入バターの値上がりはパンやビスケットを作る食品メーカーの
調達コスト増につながりそうです。

「バター」は、私たちの食生活にとても身近な食材のひとつですので、
目が離せないトピックスです。



11

2017/09

参考質問

16:51:37 | 学習について |

こんにちは。
講師の神田です。

次の内容の質問をいただきました。
このご質問は、他の方も疑問にお持ちになると思いますので、
ブログにて回答を公開します。

■質問内容
通関士資格は一生有効なのに、資格を「喪失」したり、
「通関士でなくなる」という言葉の表現が、よく理解できません。

類似問題を解く上で、だいたい正解してはいますが、
「喪失とは、一旦なくなり、再度戻る」とはいっても、
「なくなる、喪失する、取り消される」等の用語の使用方法がわかりません。

■回答
まず前提として、資格喪失の意味は、永久に通関士となる資格を
剥奪されるということではありません。

改めて「確認」を受けることができる状態((1)欠格事由該当による喪失であれば、
欠格期間の経過、(2)退職による喪失であれば、他の通関業者への就職等)になれば、
新たに「確認」を受けることによって再び通関士となることができます。

なお、「なくなる」と「喪失」は法令上・試験上は同義で用いられています。
「取り消される」という表現は、「通関士の資格喪失」では用いられません。



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神田明

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