通関士スペシャリストによるこっそり裏講義

学習について

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

学習、順調に進んでいますか?

「合格するために必要な学習時間を教えてください」
よくいただく質問です。

ご自身の学習時間が十分かどうか、不安になりますよね。
1年に1度きりの本試験。
それに向けて数ヶ月~1年以上もの期間、受験勉強を続けることは
真剣に取り組めば取り組むほど、不安に陥ります。
受験勉強はそうした不安との戦いとも言えます。

さて、「合格に必要な学習時間」の回答ですが、
私は「何時間したら合格レベルとは一概には言えないですよ。
“可処分時間”と“本試験までに残された時間”との兼ね合いで
勝負するしかないですよ。」といった回答をしています。

「それでも一応の目安を知りたい」という方には、
「最低でも300時間程度ですかね」と答えています。
「ですかね」という表現は無責任に聞こえるかもしれませんが、これが本音です。

私は「学習時間」と「学習成果」は必ずしも一致しないと思います。
そもそも「学習時間」の位置づけ自体、曖昧です。
「勉強机に向かっていた時間」「参考書を読んだ時間」「問題集を解いた時間」などなど。
どれも「学習時間」と言えそうです。
しかし、ついつい居眠りしたり、“読んだ”のではなく “眺めた”程度だったり…、
集中している時間は、本当は何時間だったのか振り返ると愕然とすることはよくあることです。

学習時間の長短を不安に思うのではなく、
今日学習した部分については、明日試験があっても
勝負できる(合格できる)自信がもてる学習をする。



07

2018/05

法律学習のコツ

10:00:04 | 学習について |

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

法律の勉強で、最初に学ぶ項目に「定義」があります。

通関士試験において、以前は「記述式」という出題形式があり、
定義を解答用紙に実際に書かなければなりませんでした。
そのため、受験者は必死に定義を暗記しました。
定義がうまく書けないと十分な解答とはいえないと推測されたためです。

ちなみに、「推測」と表現したのは、以前は「正解」が
試験実施機関から公開されていなかったため、
採点にどのように影響したかは不明なためです。

私は「記述式」の出題形式の際に試験勉強をしました。
暗記は得意ではないので、苦労しました。
ただし、キーワードの把握は得意でしたので、
キーワードを起点に書き出す方法でクリアしました。

現在、本試験は記述式から語群選択式による出題に変更されています。
そのため、定義を記述することは解答上不要となっています。
しかし定義は、その法律が規定する内容の前提となるものです。
たとえば、“輸入”の定義が曖昧なまま、輸入手続き全体を理解することはできませんよね?

したがって、定義を理解することが法律を理解することの第一歩といえます。
法律を学ぶ際のコツは、最初に定義を徹底的に理解し暗記することです。

「定義」の知識を問う出題は、ほぼ毎年出題されます。



30

2018/04

休日の過ごし方

10:00:03 | 学習について |

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

新年度の新鮮さも一段落し、連休の行楽等で、
休んだつもりが更に疲れた……。という方も多いと思います。
この時期ならではですね。

私は、休日や旅行等の詳細な計画を立てることが苦手です。
詳細な計画のもとに休暇を過ごしても、窮屈で落ち着かないからです。
日々の仕事や学習等で、計画を立てて進めていることの反動かもしれませんね。

着の身着のまま、行き当たりばったりの散策などをして、
美味しいお店や興味深い場所を発見できるといいなと思い、
休日は行動することが多いです。
なかなか期待通りにはなりませんが…。

こうした行動が、新たなアイディアや新規な知識を得られるからかもしれません。
もともとも好奇心が強い傾向があるように思っています。

休日は、“命の洗濯”をして、日常を良質なものにしたいですね。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

2017年8月に発動された米国産などの冷凍牛肉に対する
緊急輸入制限(セーフガード)が3月末で失効しました。
4月から関税率が再び下がり、今後輸入量が急増する可能性があります。

財務省の貿易統計によると、17年4月~18年2月の冷凍牛肉輸入量は
前年同期比5.5%増にとどまりました。
17%を超えれば18年4~6月にも継続してセーフガードを発動する事態が
懸念されていましたが、4月からは予定通り停止しました。

関税率は50%から38.5%に下がり、外食などの業者が買うのを手控えていた分の
反動が出やすくなります。4~6月の輸入量が前年同期比の17%を超えれば
9月ごろにセーフガードが再度発動される恐れもあります。

今後の動向に目が話せないですね。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

受講生の方から、以下の質問をいただきました。

【質問】
相殺関税・不当廉売関税・緊急関税について、それぞれの調査と発動期間の前後関係が分かりません。また、暫定措置のタイミングについてもあわせて時系列で解説願います。

【回答】
以下、各関税について解説いたします。
(1)相殺関税
①調査の開始…利害関係者からの申請に基づき、または政府の判断により開始される
②暫定措置…調査の完了前であっても、政府は、補助金付輸入の事実及びその輸入による本邦の産業の損害等の事実を推定でき、本邦の産業を保護するため必要がある場合、調査開始日から60日経過後であれば、4月以内に限り暫定的に補助金の推定額に相当する担保の提供を命ずることができる
③発動期間…調査の結果、発動要件が充たされたときに発動される

(2)不当廉売関税
①調査の開始…利害関係者からの申請に基づき、または政府の判断により開始される
②暫定措置…政府が不当廉売貨物の輸入の事実及びその輸入による本邦の産業の損害等の事実を推定でき、本邦の産業を保護するため必要である場合には、調査開始の日から60日経過後であれば、調査完了前であっても、暫定的な関税を課すこと等ができる
③発動期間…調査の結果、発動要件が充たされたときに発動される

(3)緊急関税
①調査の開始…政府の判断により開始される
②暫定措置…調査の完了前であっても、政府は、十分な証拠に基づき、特定の貨物の輸入増加の事実及びその輸入による本邦の産業の重大な損害等の事実を推定することができ、国民経済上特に必要があると認める場合に、200日以内に限り暫定的に緊急関税を課すことができる
③発動期間…調査の結果、発動要件が充たされたときに発動される

参考になさってください。



09

2018/04

春に学習開始!

10:00:18 | 学習について |

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

新年度を迎え、新しい環境での生活をスタートした方も多いのではないでしょうか?
新しい環境は、戸惑うことも多いですが新たな出会いや刺激を受けて心機一転できますね。

そんな状況を理由に、さっそく学習計画が頓挫していませんか?
「今日は忙しいから」「今夜は歓迎会で遅くなったから」「体調がイマイチだから」……。
学習ができない理由は、たくさんありますね。

私は、
「忙しいのは、みんな一緒」
「歓迎会(飲み会)は早めに切り上げる」
「体調管理はしっかりすべき」など、
“正論”を偉そうに振りかざすつもりはありません。
簡単にできそうでできないのが、毎日の学習です。

計画倒れが発生した場合の、挽回する手っ取り早い方法は、計画のオールリセットです。
つまり、予定より遅れている場合に、その遅れと今後以降やるべきページを合算して
雪だるま式に増やすのではなく、一旦遅れてしまった部分の予定を破棄します。
そして、再度、全体的な進行バランスを見直し、もう一度スタートを切り直しましょう。

過ぎたことをクヨクヨしたり、罪悪感を抱いたりする必要はありません。
常に前進。前向きに取り組みましょう!

受験勉強は自分との戦いです。たった一度の「今」を大切にしたいですね。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

そろそろ春めいてきました。
東京では寒さも和らぎ、徐々に気温が上昇してくる感じが心地良いです。

私は、春が好きです。
寒さが和らぐこともそうですが、心機一転できる季節だからです。
3月は年度末ということもあり、社会人の方は
忙しい日々が続いていると思います。
学生の方は、進級・進学により、環境に変化が現れる時期ですね。

思えば、年末・年始(12月、1月)、年度末・年度初め(3月、4月)と
12月~4月というのは、慌ただしい期間だなと改めて思います。
区切りがあるからこそ感じる気持ちです。
3月を乗り切れば、桜咲く4月というのがいいですね。

学習や仕事でイライラしてしまったり、落ち込んだりすることもあるかもしれません。
そんなときは、ぜひ外の空気に触れたり、色々な方々と語り合ったりしてみてください。
頭がすっきりし、気分も前向きになりますよ。

春の訪れを心待ちにしながら、元気に過ごしたいですね。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

台風や長雨の影響で1月のキャベツの輸入数量が前年同月の6倍、
はくさいは8倍、レタスは2倍と急増しているとのことです(東京税関まとめ)。

これらの輸入された野菜は、主に加工用や外食用に使用され、
東京税関によると「スーパーなどの店頭に輸入品が山積みされることはないだろう」と
しています。

昨年10月からことし1月までの4か月間の輸入数量を2015年以降で比較した結果、
キャベツとはくさいは、変動はあるものの、季節的な特徴は見られませんでした。

輸入数量が月別で過去最大となった1月の月別単価を前年同月と比べると
レタスは上昇し、昨年4月とほぼ同水準となりました。
一方、キャベツとはくさいは、前年同月から下落しました。

港別輸入数量はキャベツとレタスで東京港が1位。はくさいは東京港が2位ですが、
1月は東京港が42.4%と1位となりました。
主な港は東京港と神戸港で、船便が多いようです。

国(地域)別では、キャベツとはくさいは中国が9割超を占め、レタスは、
台湾と米国を合わせると9割超を占めています。

各野菜の状況を分析すると、私たちがスーパー等で目にする品揃えとリンクして
興味深いですね。



みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

受講者の方から、次のような質問を受けました。

■質問概要
原料・材料が特恵受益国以外のものでも、
受益国で実質的な加工がされれば、特恵受益国が原産地となる
という理解でいいでしょうか?

例えば、アメリカ産の原料を使って、特恵受益国で実質的な加工がされたものは、
特恵受益国が原産地となりますか?

■回答
特恵関税の適用における、実質加工品に関する認定基準は、
2以上の国または地域にまたがって加工または製造が行われた物品について、
その実質的な変更を加えた国または地域を原産地とするものです。
ここでの「国または地域」は、特恵受益国等であることが前提です。

したがって、ご質問にある「アメリカ産」は、
そもそも特恵受益国産ではありませんので、
「実質的な変更」が特恵受益国等で行われたとしても、
アメリカ産100%の原料をもって、特恵関税を受けることはできません。

なお、アメリカ産の原料が一部含まれていても、
特恵受益国等産の原料等が使用されていれば、
特恵関税が適用される可能性はあります。

以上、ご参考にしてください。



05

2018/03

学習計画

10:00:36 | 学習について |

こんにちは。
講師の神田です。

3月になると「東日本大震災」の話題を耳にすることが多くなります。
「天災は忘れた頃にやってくる」という感もあります。
みなさんのお住まいのところはいかがでしょうか?

さて、通関士試験は例年10月に実施されます。
そのため、試験まで約7ヶ月ということになります。
平成29年試験で、悔しい思いをされた方は、
すでに勉強を再開していると思います。
初受験の方や、ある程度学習が進んでいる方は、
もう少し期間が迫ってきてから…、という心持ちでしょうか。

受験に向けての学習は、当然ながら目的ではなく手段です。
私は、手段を間違えなければ、目的は実現できると考えています。
もちろん、不可抗力(天災など)により目的実現が阻まれることはあります。
この点を気にし始めると切りがないので、これは度外視します。
そのため、学習期間を含め、適切な手段(学習計画)を定めて
取り組むことが大切だと思います。

そして、“計画倒れ”にならないように、計画を立てたら、
その計画を着実に実行することが重要になります。

そこで、学習計画の実行管理にお勧めなのが、Googleカレンダー等の
Webサービスを利用することです。
手書きの手帳等の管理に優れた点もありますが、Webサービスを活用すれば、
スマートフォンや自宅・会社等のPCで効率的に管理ができます。
特にスマートフォンだと外出先や何かの合間に瞬時に確認できます。
たとえばGoogleカレンダーでは、アラート設定もできます。
この日(この時間)までに●●ページまで完了させるなど設定すると、
機械的に注意喚起ができて便利です。いうなれば、勉強管理の「秘書」が
身近にいるようなものです。

ぜひ、お試しください。



1 / 3312345...102030...最後 »

神田明

毎週欠かさずチェック!

フォーサイト公式サイトへ
フォーサイトのeラーニング「道場破り」へ

RSSフィードについて
このブログでは、RSS(RDF Site Summery)を使って、記事のヘッドラインを配信しております。RSSリーダーなどを利用することにより、更新記事の概要をすばやくチェックすることが可能です。