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試験講評

第145回日商簿記検定試験 講評

2017/02/27

2月26日(日)に実施されました、第145回日商簿記検定試験の講評を公開させていただきます。

3級講評

全体

とてもオーソドックスな設問であり、過去問中心に勉強してきた方にとってはとても取り組みやすい問題であったと思います。

第1問

商品券の問題が久々の出題でしたね。それ以外は資本の引出、手形の割引、土地の購入、所得税の預りとよく出る問題でしたね。16点程度は欲しいところです。

第2問

利息に関する一連の取引(決算整理を含む)が問われています。取引文をきちんと仕訳できれば転記は難しくないでしょう。8点程度は欲しいですね。

第3問

とてもベーシックな取引だけで校正された試算表作成の問題です。引取運賃・発送費について、当方負担と先方負担の両パターンが含まれていた点が面白いところでした。24点程度は欲しいところですね。

第4問

用語を穴埋めする形式の問題で、過去はあまりなかった形式の問題でした。ちょっと戸惑った方もいらっしゃったかもしれません。ただ、仕訳を想像しながら考えると正答できた問題ですね。4点得点できていればOKとしましょう。

第5問

とてもオーソドックスな精算表でした。唯一、保険金に関する決算整理が難しかったでしょうか。過去には全く出題されていないような取引であり、戸惑ったことでしょう。こういった問題は後回しにして、いつも出題されている他の決算整理項目を確実に処理できたかどうかがポイントです。極端な話、保険金に関する部分は無視して、それ以外だけ解いてもOKだと思います。したがって、21点程度とれていれば十分でしょう。

日頃、過去問中心に練習している方にとってみれば、上記であげた得点(73点)は十分可能なラインでしょう。合格率も前回と同じかより高くなるものと予想されます。合格発表が楽しみですね。

2級講評

全体

ここ数回10%台の合格率の試験が続いていましたが、今回の試験はそれらの試験に比べると、基本的な問題の出題が多かったように思います。20%台、もしかすると久々に30%台の合格率が出るかもしれませんね。

第1問

問2が「負ののれん発生益」が生じるパターンの合併の問題でした。これまではほとんどの場合「のれん」が生じるパターンの合併の問題であり、少し戸惑った方がいらっしゃったかもしれません。ただし、貸方に差額が生じ、勘定は一覧の中から選択できるわけですから、回答ができた方が多かったものを思われます。問4は新試験範囲の問題ですね。サービス業における売上原価の計算に関する問題で、テキスト以外での練習が不足していた方がいらっしゃるかもしれません。12~16点は欲しいところです。その他はこれまでもよく出題されてきた問題で確実に得点したいところです。

第2問

株主資本等変動計算書を作成する問題でした。ここ数年で新たに試験範囲に含められるようになった項目ですが、すでに3回目の出題であり、かつ、毎回同様のオーソドックスな出題が続いていますから、多くの受験生の皆さんも対応ができていたのではないでしょうか。16点~18点は欲しいところです。

第3問

どちらかというと出題頻度が低めの貸借対照表の問題でした。貸付金・借入金を短期と長期に区分するところが迷われたところでしょうか。その他は比較的オーソドックスな決算整理が並んでおり、その部分でどれだけ得点できたかがポイントとなるでしょう。14点~16点欲しいところですね。

第4問

部門費配賦表、製造間接費勘定を作成させる問題です。部門費配賦表は切削部、組立部への用益提供割合に応じて各部門費を配賦するだけですから、すべて正解したいところですね。製造間接費勘定の作成では完成品と月末仕掛品の金額の計算がポイントです。原価配分法(先入先出法など)が明示されていませんが戸惑ったかもしれませんが、「月初仕掛品はすべて完成品となっている」という問題文から、先入先出法の考え方で計算すればいいというところに気づくことができなら、満点が得点できたはずです。最低でも配賦表を全問正解することで(おそらく)12点、そして先入先出法の考え方で原価配分を行うことに気づいていただいて製造間接費勘定の作成で8点、満点を取りたい問題です。

第5問

過去に行われた全部原価計算による損益計算書から材料費、加工費の単価を逆算し、その単価を使って直接原価計算による損益計算を行う問題です。ただし、前々期は生産法=販売量=全部原価計算でも直接原価計算でも同じ利益になるため、実質的には前期だけを計算し直せばいいというところに気づくことができれば、短時間で解けた問題でしょう。この点に気づくことができれば短時間で満点が取れたと思いますが、気づかなくても(前々期についてもすべて計算し直したとしても)12点程度は欲しいところです。

工業簿記の問題を解くために幾つかの気づきが必要な問題であり、問題文に示されたデータを使って素直に計算できる問題ではないため、若干工業簿記が難しめになっているかもしれませんが、それ以上に商業簿記が得点しやすい状況になっていたかと思います。上記のとおり得点できれば80点程度、少しミスしたとしても合格点に到達しやすかったのではないかと思います。

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