簿記試験でパターン化された部分だけを勉強して受かった

試験の種類日商簿記3級,日商簿記2級
性別男性
年代20代
試験年度第137回 3級試験2014年(26年度)6月,第137回 2級試験2014年(26年度)6月
職業正社員(サラリーマン)
勉強法過去問
商品DVD,テキスト
試験科目商業簿記,工業簿記
私は2月ごろにフォーサイトの通信教材を購入しました。

購入講座は簿記3級と2級のセットで、2級のみの合格を目標としました。

実際に勉強を始めたのは3月の中頃で試験日までは3カ月を切っており、かなりの危機感を持って日々勉強しました。

資格取得を目指したきっかけは会社の上司に今後社内でのキャリアのために早い段階でとっておけば、人材として重宝され、会社生活がよりよいものになるから是非やってみるべきだと言われたことです。

実際に勉強を始めてから3週間ほどで日頃の業務の理解度が高まった実感があり、早い段階で上司の言った意味と簿記の重要性、学習する意義を認識できました。

また上司には後輩や周りに、はっぱをかける意味でも頑張って欲しいと言われたのがよい意味でプレッシャーになりました。

以下、私が勉強中に意識し続けたこと、私なりの勉強法を簡単ですが紹介させていただきます。

まず、常に心がけたのは、これは昔から私のスタンスですが、今回のように限られた時間の中では本当に身につけるべき知識と技術を精査し、覚える量を出来るだけ減らすようにしました。

幸いフォーサイトの教材は私のスタンスにはあっており、ポイントが限られた授業内容だったので、この作業はかなりスムーズに進みました。

あまり時間がなかったことで、他に色々と手を広げる暇がなかったのも良い方向に向いたのだと思います。

話を戻しますが、具体的には本試験で過去に出題されかつ頻出のものだけ、つまりパターン化されたものだげ確実に解けるようにしました。

逆にあまり出ない箇所は最初のうちは手をつけず最後に時間が余ればトライしてみようと、考えました。

次にインプットですがこれは教材がもったいないほど駆け足で進めました。

早回しでDVDをみて、10日ほどで全て見ました。予習はせず復習も過去問を通してやると決めてやりましたので、分からないところがあっても気にせずどんどん進めます。

そして次に過去問ですが一回目は答えとテキストを見ながら解くというより読む感じで進め、これも10日ぐらいで終わらせました。

2回目は何も見ずに時間をかけ解きましたが、一問に割く時間を決めそれ以上は深追いせず分からないところは放っておきました。

3回目も同じやり方でこの時点でもうまく解けないところは半分ほどありましたが、最後の一週間で8割ぐらいまで持って行きました。残念ながら模擬試験をする時間はありませんでした。

試験は記載ミスで点を落とし8割程度の得点になりましたが、自己採点をしている時に教師の方が言われていたことが深く理解できました。

それは、全てを100理解することを目指すのではなく、取りこぼし、つまり穴を作らないことです。本試験もヤマをはらず広く勉強していれば加点する方式になっています。このことを頭に入れ、教師の方の考えを信じて試験に挑みました。

試験では見たことがない問題が出ましたが分かるところを落ち着いて考え、確実に加点することができました。教えていただいた意味をその時本当に理解できました。

最後に、これも教師の方からのアドバイスでしたが商業簿記よりも工業簿記の方が簡単です。

工業簿記を過去問を解く段階から少しあつめに勉強したことで、商業簿記より早く終わることができ、最後の見直しは商業簿記のみを行えたのは効率的だったと思います。

また工業簿記に少し自信を持っていましたので、本試験も工業簿記を解き、ある程度の加点を確信して商業簿記の問題を解くことができ、精神的にとても楽になりました。

最後になりましたが、今回は絶対2度は受験しない、と自分に強く言い聞かせプレッシャーをかけ続けたことが
合格につながったように思います。

少し思い上がった発言ですが、このぐらいの難易度の試験を2度受けることは恥ずかしい、2度受けるような試験ではない!とお酒の席で吹聴して、後に引けない状況をつくりました。

それなりに胃が痛みましたが、これもかなり効果的でした。

試験後は、早速会社会計の入門書を購入し読みふけりました。今まで遠い世界の言語だったことが不思議と理解でき、社内の経理部門が言った意味ややっている事が分かるようになり、とても楽しかったです。

本当に簿記を勉強して良かったと思いました。

今では少しですが業務の幅も広がり、簿記で学んだ言葉を会社で使う機会があると一人誇らしい気持ちになってしまいます。

それなりに大変な勉強期間でしたが、得るものは非常に沢山ありました。
1おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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