FPと税理士のダブルライセンスで頼れる会計参謀役 | FP・ファイナンシャルプランナー

キャンペーンバナー

実務家密着取材

直撃インタビュー
ファイナンシャルプランナー 林孝行さん

ファイナンシャルプランナー

林孝行さん

税とマネーの専門家
ダブルライセンスで、頼れる会計参謀役

1978年 新潟県で誕生
2001年 東洋大学経営学部卒業
2004年 都内の会計事務所を経験後、
千代田国際公認会計士共同事務所に入所
2005年 税理士試験に合格
2008年 CFP®・1級ファイナンシャル・プランニング技能士取得
2010年 株式会社エスアールエル入社
2011年 林孝行税理士事務所 開業


URL : http://www.escort-tax.jp/

税理士として、順当に着実に10年のキャリアを積み重ねてきた林さん。個人や法人の税務会計・申告をはじめ、相続、事業承継、資金調達のコンサルティング、NPO法人の認定取得支援といった方面まで幅広く対応しています。税の専門家たる林さんのもうひとつの顔は、ファイナンシャルプランナー。医療税務にも強く、実務経験豊富なダブルライセンサーとして活躍しています。

親の仕事を継がず、「手に職」を 反骨精神からの資格取得

林さんは、新潟生まれの静岡育ち。小学校に上がる頃まで雪深い新潟県で過ごし、高校三年生になるまでは、静岡県島田市で育ったそうです。その後の進学先は、東京の大学。

「父親の職業は産婦人科医。もともと父方は愛知出身なのですが、勤務医なので、新潟や静岡と転勤を余儀なくされました。大学は、迷わず東京へ。親と同じ仕事を選ぶという気はさらさらなく、一人でも食べていける仕事というか、とにかく『手に職を』と思うようになりましたね」

「実は数字が苦手」という文系の林さんは、経営学部を選択。文系の中でも比較的就職率が高く、「潰しが利く」学部といわれています。その経営学部で、会計ゼミを取ったのが、林さんの人生の転機に繋がりました。

「それまで、公務員を目指そうか、何か資格を取ろうか迷っていました。でも、会計ゼミを取ったことで開眼しましたね。お金のプロを目指そう、と。当時、公認会計士の試験は一発合格しなければなりませんでしたが、税理士試験は科目合格制。学生のうちから時間をかければ取れる資格だと思いました」

在学中から税理士合格に向けて勉強スタート。資格予備校に通学し、卒業後も、ひたすら勉強を重ねて4年がかりで取得しました。

「当時を思うと、今でも胃が痛くなります(笑)受かるまでの4年間、先が見えなくて精神的に参った時期もありましたね…。合格が確定した年に資格予備校から紹介を受け、都内の会計事務所に勤務しました。その後間もなく、大手監査法人出身の公認会計士が立ち上げた公認会計士事務所に入所することになり、5年ほど勤務しました。」


「税とマネーの専門家」ダブルライセンサーを目指して

FPの資格は、公認会計士事務所に勤務していた頃に取得。税理士の場合、AFP認定研修(税理士課程)を修了することにより、AFP資格を得ることが出来ます。しかし、林さんは敢えて困難な道を選びました。

「仕事の上で、FP的な金融知識の必要性を感じました。勤務していた公認会計士事務所では、個人・法人を問わず、さまざまな税務会計・申告を担当しました。そこで、年末調整や確定申告業務で、各種所得控除の領収書・証明書等の処理に追われましたが、どの書類が必要なのかしっかりとした知識を持ち合わせているお客様は皆無に等しい。生命保険料控除を適用する前に、そもそも保険について必要な保障額を理解せずに加入している。それならば、私が、税もマネーも両方の知識を持った専門家になろうと。
そのためにFPの勉強を始めました。資格ではなく知識を得る目的での勉強でしたので、FP3級からCFP®まで取りました」

その後、さらなるスキルアップを目指した林さん。医業(医師・医療法人)に特化すべく、医療隣接サービスを展開する臨床検査業界最大手の会社に就職。勤務税理士として、社内での経理・税務、監査法人や税務調査の対応を担当します。


成功の確信を胸に独立 開業当初はクライアントゼロ

林さんが開業したのは、2011年秋のこと。それから後任が決まるまでの数か月は、勤務しながら営業活動。独立することへの不安は全くなかったそうです。

「もともと学生時代から、独立したい気持ちは薄々ありました。ですから、『手に職』を身に付けたわけですし…。実は、AFPを取得した頃から、スタディグループというFPの勉強会に足を運び、密かに独立準備をしていました。周りには独立してフリーランスで活躍している人も多くいました。開業当初、クライアントはゼロでしたが、『きっと、やっていける』という自信は、周到に独立準備をすすめていくうちに『やっていける』という確信に変わりましたね(笑)」

林さんは講師や執筆をしながら、知人・友人からの紹介や口コミ経由で、徐々に顧客の数を増やしていったそうです。前職での経験から、医療機関の運営・経理についての専門知識を持ち合わせる林さんが強みとしたのは、医療税務。現在では、サラリーマンの副業の税金、マイホームの売買に関する税金、相続税といった個人向け業務から、中小企業をターゲットにした起業時の節税、税務調査対策といった法人案件、NPO法人や協同組合などの特殊な法人案件まで幅広くカバーしています。


「税を理解していただくため、まずはきちんとご挨拶」

税とマネーの専門家として、10年以上のキャリアを持つ林さん。顧客に対するスタンスは、会社員時代から変わらないといいます。

「とにかく理解していただくこと。お金、特に税金の問題は何かとややこしいことが多いですし、中には思考停止に陥ってしまう人もいます。ですから、『分かりやすい説明をする人だ』と思っていただくことが大切です。そのため、堅苦しい説明よりも、まず、ご挨拶が大事だと思います。コミュニケーションが出来ていなければ、私の話は理解してもらえませんから。お客様の満足度を上げるため、一番気をつけているのは、コミュニケーションですね」


FP単体でも、組み合わせもOK! 相乗効果で仕事もスムーズ

現在、税理士業は8割、ファイナンシャルプランナーとしての仕事は2割程度。林さんが取得したダブルライセンスは、良い相乗効果をもたらしています。税理士とFP、両方の目線で仕事がうまく回っているそうです。

「ファイナンシャルプランナーは、独占業務のある税理士など他の国家資格と比べ、独占業務が定められていない分、専門性の幅が広く、考え方次第で非常に汎用性が高いといえます。大学生は、金融知識を深められますし、主婦の方が取れば、家計に役立てることが出来ます。年配の方でしたら、老後の資金管理がスムーズに出来るようになります。FP単体でも使えますし、他の資格と組み合わせることも自由です。とても可能性のある資格だと思いますし、私自身、取得したことで世界が広がりましたね」