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試験講評

2017年9月10日(日)実施 2級FP技能検定内容の講評

2017/09/11

平成29年9月10日(日)に、FP技能検定 2級試験が実施されました。受検されたみなさま、お疲れさまでした。

今回の試験では、実務的な問題や時事問題、また、マイナー論点からの出題も複数題あったこと、さらに、実技試験のみならず、学科試験でも資料や計算量が多かったことから、全体的な難易度は、「やや難しい」という印象でした。

たしかに、高得点の確保は難しい出題構成となっていましたが、基礎的な問題や過去に出題された問題も多数出題されていたため、やはり、合格レベルの受検生であれば確実に得点できる問題をミスなく、得点を1点、1点積み上げていく姿勢が重要であったといえます。

つまり、合格基準が得点率6割ということもあり、たとえ、難問に出くわしたとしても、試験対策としては、「後回し問題」や「捨て問題」とするといったワリキリも必要であるといえます。

学科試験について

分野ごと、正解肢にたどり着くために必要となる正誤を判断するポイントをおさえられていたのかが重要であったといえます。

ライフプランニングと資金計画

FP総論、ライフプランニングの他、リタイアメントプランニングの分野から複数題、出題されましたが、教育ローン、各種年金等の基礎知識の理解に加え、問題文で使われている数字について、正確に、正誤を判断できたのかもポイントであったといえます。また、学科試験といえども、資料の読み取り問題、計算問題対策が求められます。

リスク管理

生命保険と損害保険からバランスよく出題されましたが、いずれも、保険の一般的な商品性について、正確に、正誤を判断できたのかがポイントであったといえます。また、タックスプランニングがらみの問題でも、得点を積み重ねていきたいところです。

金融資産運用

投資信託、債券、株式をはじめ、幅広く出題されましたが、基礎用語の定義制度の仕組みについて、正確に、正誤を判断できたのかがポイントであったといえます。また、ライフプランニングと資金計画分野と同様、学科試験といえども、資料の読み取り問題、計算問題対策が求められます。

タックスプランニング

所得税を中心に、法人税、消費税からも3題、出題されましたが、損益通算、所得控除、といった課税のルール(計算過程)を正確に把握できていたのかが重要であったといえます。一方、「決算書の分析」については、余裕があれば、得点を狙っていきましょう。

不動産

宅建業法、借地借家法、都市計画法、建築基準法、区分所有法、税法など、取り扱う法律は多岐にわたりますが、ルールを身に付けるという学習姿勢が重要であったといえます。また、「不動産の価格」、「土地の有効活用の手法」、「不動産の投資判断手法」についても、基礎レベルであったこともあり、比較的、得点しやすかったのではないでしょうか。

相続・事業承継

民法(親族・相続)のルールの他、タックスプランニング分野と同様、相続税、贈与税について、課税のルール(計算過程)を正確に把握できていたのかが重要であったといえます。なお、「取引相場のない株式の評価」については、余裕があれば、得点を狙っていきましょう。

実技試験の分析

まず、出題内容ですが、頻出論点からの出題が大半を占めていたため、学科試験対策の準備ができている受検生であれば、確実に、合格点を確保できる内容であったかと思います。

そして、本試験の時間制約のもと、解答するためには、やはり、実技試験対策として、資料の読み取り計算を速く、正確に実行する準備ができていたか否かが重要であったといえます。

以下、今回の出題内容(テーマ)について、資料の読み取り問題計算問題を赤字で列挙します。

FP総論

関連業法、著作権法

金融資産運用

マンスリーレポートの読み取り、投資指標、最終利回り、株式

不動産

不動産広告の読み取り、登記事項証明書の読み取り、建ぺい率を使った計算、長期譲渡所得の計算

リスク管理

保険証券の読み取り、保険契約の仕組み、保険金と税金、損害保険金の支払い対象

タックスプランニング

退職所得、損益通算、医療費控除、住宅ローン控除

相続・事業承継

法定相続分、相続税の課税価格、贈与税の配偶者控除

ライフプランニングと資金計画

CF表、6つの係数

総合問題①

マンションの販売価格、外貨定期預金、所得税の仕組み、傷病手当金、労災保険、遺族給付

総合問題②

バランスシート、金融資産、預金保険制度、雑所得、公的医療保険制度、個人型確定拠出年金、介護サービス利用者負担額