4月受講開始、テキストの勉強を一周したのは12月!でも1月に合格!

性別女性
年代30代
職業主婦
勉強法過去問,模試,提案書
商品DVD,テキスト,eラーニング
試験科目不動産
学習スタイル通学
◆FPを取ってお金を体系的に学びたい、今後の再就職に役立てたい

出産のために退職して以来、主婦として家計全般を預かる身でしたが、私はどうもお金に関してアバウトで、家計簿をつけるのが大の苦手でした。でもこれから負担が増してくる子供の教育資金作りや保険選びなどの際に、お金まわりのことについて分からないでは済まされないと感じ、どうにかして体系的にお金について学びたいと思ったときに目にとまったのが、ファイナンシャル・プランナーという資格でした。

興味をもったのはいいものの、書店でそのテキストを手にとって見ると、内容は金融・保険・不動産・相続等あまりに広範囲かつ専門的であったので、これはこの分野に素人である私にとってはハードルが高すぎると思い、躊躇するうちに何年かが過ぎてしまいました。

子供がまもなく小学生になろうという時に、もし今後また仕事に就こうとするなら、なにかしら強みとして資格がほしいと思うようになりました。自分ももうじき40歳になる区切りの年だったこともあり、以前から考えていたファイナンシャル・プランナーの資格を取得しようとやっと決心がつきました。

◆DVD講義やケータイサイトが、フォーサイト受講の決め手

勉強するにあたっては、幼稚園生の子供がいるため通学はムリなので、通信教育が絶対でした。その中で評判のいい2社ほどに狙いをつけいろいろ比較しましたが、DVDで講義が視聴できたり、ケータイで問題チェックができたりするフォーサイトが便利そうだと思い、フォーサイトで受講を開始しました。申し込みはGW間近の4月下旬、これにより試験日は翌年1月にセットされました。

◆あきらめないことの大切さ

いざ勉強を始めてみると、やはりテキストの言葉を理解することから苦労しました。テキストは非常に簡略にまとめてありますが、各分野の専門知識がない私にとっては理解が困難でした。そのため書店で「FP用語集」を購入し、それを片手にテキストを読み進めました。

受講ガイドによると、テキストを読む→確認テスト→復習というフローになっていましたが、私にとっては読むだけでは頭に入らないので、テキストを読みつつノートに書いてまとめるというプロセスを加えました。するとこの「書く」ということが非常に手間取り、なかなか受講スケジュール通りに勉強が進まなくなってしまいました。

毎日、少しの時間であってもテキストを開くことを自分に課していましたが、書く作業の分だけどんどんスケジュールは遅れていき、受講後1ケ月を過ぎる頃には道場破りのカレンダーに「遅れがち、ファイト!」の文字が常に表示されるようになってしまいました。

また、子供が生活のメインであるため、子供の体調やら幼稚園の行事などによって勉強時間が確保できなくなる日が続いたりすると、「この遅れは取り戻せるんだろうか」と悲観的になったりしました。しかし、試験日までにすべての科目が終わればいいのだから、と気を取り直し、「遅れがち、ファイト!」の文字を毎日にらみながら、その後数ヶ月間、こつこつと勉強を続けました。


◆提案書は余裕を持って!

本来は提案書の提出までにテキストは一通り終えるつもりだったのですが、結局間に合いそうになかったので、提出期限の11月に入るとテキストの勉強を中断し提案書作成に入りました。

提案書自体は、昔の仕事のプレゼン資料作りに似ていたので、あまり苦しまずに作成することができました。付属のサンプルや、以前の受験生のHPなどで公開されている提案書を参考にし、フォーサイトのテンプレートを使用すれば、なんとか形にはなると思います。とはいっても作成には2週間を要しました。

◆ここまでやって、試験に落ちるわけにはいかないという強い気持ち

12月上旬になってやっとテキストの勉強を終え、そこから過去問にとりかかりました。ここまで大幅に遅れてしまうともちろん「もう無理だ」と思い始めます。特に子供を持つ主婦にとって12月とはイベント月間になるため、勉強との両立が非常に苦しくなります。

でも「この数ヶ月の間、私の勉強のために子供にも我慢をしいたのだから、ここで落ちるわけには断じていかない!!」という思いで自分を鼓舞し、見かねて家事を手伝ってくれる主人に感謝しつつ、勉強を続けました。

また、講師ブログの中で「政権交代により、今後さまざまな制度改正があると思われる。直近の試験で合格しないと、また一から知識の焼き直しをしなくてはならなくなる」というコメントを読み、それはかなわないと必死になったのもモチベーションUPにつながりました。

こうしてラスト1ヶ月間は、とにかく過去問をやるに徹しました。Aランクの問題でもなかなか難しく、自分では得意と思っている科目でも間違いが多いと気持ちは萎えそうになります。でもあきらめない気持ちでとにかく繰り返し取り組んでいくうちに、なんとなく問題なれするというか、だんだん傾向がつかめてくるようになりました。そのあたりで模試に挑戦すると、学科・実技とも7割ほどは得点できていたので、「なんとかなるかも!」と自分を励まして残りの時間をさらにがんばりました。

◆ 模試を受けておいてよかった!

当日の試験は、とにかくリズムよくちゃっちゃと問題を解くように心がけ、わからないところは迷いなく後回しにすることで、模試のときに直面したような時間切れになることを免れました。

試験が終わったときには、「実技の方が、学科よりやりやすかった」という印象を持ちつつ、たぶん合格ラインには達しただろうという直感があり、帰宅後の自己採点でほぼ間違いないことを確認したときは、本当に安堵しました。


3月になって合格証書を受け取ってみると、とにかくこの9ヶ月あまり、これだけの集中力と不屈の精神をもって勉強できたことは、実際の資格取得以上に自分にとって大きな自信になるものでした。今後はAFPの認定を受け、さらにこの資格を仕事や実生活で生かすべく、新たな道を模索していこうと思っています。本当にお世話になりました。
0おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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