FPを毎朝地下鉄の中で、講義とテキストで勉強

性別男性
年代30代
職業正社員(サラリーマン)
勉強法過去問
商品CD,テキスト,問題集
 月平均の残業時間が80時間という3~5月は、帰宅後に勉強することが難しかったので、 基本的には通勤時間と早朝に勉強していました。資格試験と仕事の両立をする上では、「通勤」と「早朝」が大きなキーワードだと思います。仕事から帰宅した 後に疲れた体と脳で3時間勉強するより、朝のクリアーな脳で1時間勉強する方が効果的だと自信を持って言えます。仕事との両立はこの通勤と早朝の二つの時 間を利用すべきです。


 本格的に勉強をし始めたのは昨年12月頃からです。一日の平均勉強時間は1時間にも満たないと思います。ただ、それは机に向かって勉強した平均時間であ り、毎日往復1時間30分の通勤時間は常に講義を2倍速にして聴いていました。地下鉄などでは騒音で聴きづらいこともあるので、ノイズキャンセリング機能 付きのヘッドフォンを購入して、地下鉄の中ではテキストを広げて往復45分程度勉強していました。

 その他では極力歩くようにして、地下鉄の中で勉強した内容をもう一度聴いたり、昨晩勉強した内容と同じ内容の講義を歩きながら聴いたりしていました。これにより飛躍的に定着率はアップしました。


●直前期は――

 直前期に特別な追い込み学習はしていません。毎週のように週末はゴルフもしていましたし、4~5月は仕事も忙しかったため、直前期対策もしていません。それだけ講義の内容が濃いので、その必要はないと言えます。

 予習は全くしていませんでした。ただし、その分復習には相当力を入れました。テキストは非常に分かりやすくまとまっているので、いきなり講義を聴いても 十分理解できます。講義を聴くときに初めてテキストを見るわけですが、講義は非常に親切丁寧にされていますので、講義を聴きながら、テキストに追記やマーカーを付けていきながら勉強します。分からない箇所は質問対応もありますので、それを利用するべきだと思いますが、質問する必要もないくらい講義が分かり やすかったので、講義を聴き、翌日はその復習という繰り返しをするだけで合格できました。このテキストと講義さえ、しっかり頭に入れれば確実に合格できる と思います。


 ゴールを知るために、直近の試験問題を解いてみました。日本FP協会のホームページにも問題と解答が載っています。いきなりの実践ですが、まずはゴール を知らなければ対策の立てようもありません。合格するためには合格に必要な知識レベルと今の自分の知識レベルのギャップを埋める作業が必要ですので、どこ まで勉強すればよいかのゴールを明確にするため、まずは講義を聴く前に過去の試験問題を解いてみることです。一般常識的な問題も多いので、解ける問題も 多々あるはずです。そこで全体の3割、いや1割しか解けなくても問題ありません。6割の正解で合格はできるので、あとはそのギャップを埋める勉強をするだけです。試験問題では100点を取る必要はないので、余裕をみて7割正解が取れるように勉強します。100点を取ろうという勉強は逆に非効率です。その時 に最適なのがこのテキストと講義です。無駄なことは一切書いてありませんので、テキストに記載されていることを理解していれば確実に合格できます。


 前述のとおり直前の特別な勉強はしていませんが、直前1週間だけは『過去問』の復習に力を入れました。通勤時はいつものとおり講義CDを聴きますが、自宅での勉強では『過去問』しかやりませんでした。間違った問題を重点的に論点などの確認をして当日を迎えました。


●勉強で工夫した点は――

 仕事をしながら資格を取得するには、モチベーション維持が一番大切なことだと思います。個人差はありますが、まずは合格後の自分をイメージすることが大 切だと思います。「資格をとる目的は何なのか」、「その後、どうしたいのか」を明確にすれば、自ずとモチベーションの維持は可能だと思います。

 ただ、そうは言っても日々の勉強ではどうしてもモチベーションが低下しやすいので、自分へのご褒美制度は非常に有効だと思います。

 例えば、決めたページまで『過去問』をやったら何か自分へのご褒美を用意するのです。私はゴルフが趣味ですので、問題集を実施して8割できたら週末のゴルフに行けるとか、打ちっ放しに行けるとか、試験に合格したらクラブを新調するなどと決めていました。自分なりのご褒美制度を実施するのはテクニックとして 有効だと思います。


 講義CDは非常にお世話になりました。常に2倍速で聴いていたので、ご本人の声質とは違うのでしょうが、講師の先生方の説明は鮮明に記憶しています。僅かな勉強時間で一発合格できたのは講師の先生方のおかげです。本当にありがとうございました。
0おめでとう

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