行政書士 速水忠孝さん

実務家密着取材

直撃インタビュー
行政書士 速水忠孝さん

行政書士   速水忠孝 さん

1973年千葉県生まれ。明治大学政治経済学部を卒業後、ビルメンテナンスサービス会社に勤務し、総務経理全般を担当。2002年度の行政書士試験に合格後、2003年に開業。会社や組合など各種法人の設立、各種許認可の申請、相続に関する手続き、内容証明書の作成、各種契約書の作成等の他、入国管理局申請取次者としてビザ申請など入管の手続きを多く手掛ける。2006年11月に行政書士iタウン事務所を設立。

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情報(information)を取捨選択するのも、行政書士の大事な仕事。
本当に役に立つ情報は、人づきあいの中にある。

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は、行政書士iタウン事務所の速水忠孝さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか

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私の仕事の半分以上は、入国管理局申請がらみの案件です。行政書士は主に法律事務と書類作成業務を担いますが、一定の研修を受けることによって、入国管理局長から申請取次行政書士として認定されます。私はその入管申請取次者として、ビザの申請など入管の手続きを手掛けています。外国人本人や外国人を雇用する企業に代わり、入国管理局の申請の取次ぎ、手続きを行います。例えば、在留資格認定証明書の交付、資格外活動の許可、在留資格の取得、更新、永住許可、再入国の許可、就労資格証明書の公布、申請内容の変更申出などです。その他に、会社・組合など各種法人の設立、各種許認可の申請、内容証明書の作成、各種契約書の作成等、何でも行っていますが、最近は遺言など相続に関する案件も多いです。

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ソフトな語り口の速水さん

ソフトな語り口の速水さん

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行政書士の資格を取ろうと思ったきっかけは何ですか

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実は、、弁理士を目指していました。弁理士とは、特許、実用新案、意匠、商標などをはじめとする産業財産権等に関する業務を行うための国家資格を有する者のことです。私の親が自営業をしていたこともあり、もともと強い独立志向がありました。国家資格を取ろうと思ったのも、「独立したい」という思いからです。大学卒業後、実家の営むビルメンテナンス業の会社に就職し、総務経理を担当しながら弁理士の受験勉強をしていました。その選択科目免除のために、行政書士の資格を取ろうと思ったのが、直接のきっかけです。2002年に受けた試験で合格し、2003年3月に行政書士登録をしました。しかし、登録が1日、間に合わず、免除を受けられませんでした。そのまま弁理士を目指すかどうか、かなり迷ったのですが、神様の思し召しというより、正直「もったいない」という気持ちがあり、これからは行政書士としてやっていこうと決意しました。動機は不純でしたが、今は本当に良かったと思っています。

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開業されてから、どのように仕事を進められたのでしょうか?

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登録後の2003年5月頃から千葉県の支部活動や勉強会に顔を出し、積極的に行政書士のネットワークを作るようにしました。これは、行政書士事務所に勤めた経験がなかったので、知らない仕事がくるのが怖かったからです。そして、同期の行政書士と一緒に入管関係の勉強会を立ち上げました。その勉強会で現在、事務所で一緒に仕事をしている仲間とも出会うことが出来ました。2006年11月に「行政書士i(アイ)タウン事務所」を立ち上げ、協力し合いながら、それぞれの業務を行っています。営業に関しては、ありがちなのですが、異業種交流会など、さまざまな場に行き人と出会うようにに心がけましたね。そのおかげか、開業したばかりのとき、仲良くしていた近所の方からお仕事をいただいたこともありました。

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行政書士仲間3人で立ち上げた事務所

行政書士仲間3人で立ち上げた事務所

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お仕事の魅力、やりがいはどんな時に感じますか?

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「ビザは命の次に大事なもの」とお客様から言われることがあります。ビザがないと外国人の方は日本に滞在できません。どんなケースでも必ずしも許可がおりるという保証があるわけではなく、最終的に審査し、判断するのは入国管理局です。しかし、無事に許可が下りた場合には、お客様から本当に感謝されます。会社の経験では、このように、お客様の喜んでいる姿に接することがなかったので、やりがいを感じています。また、行政書士の仕事は、最初から最後まで自分自身の責任において行うもので責任が重い分、結果が出たときの達成感が大きいのが魅力的だと思います。

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書棚には多くの資料が

書棚には多くの資料が

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仕事をスムーズに進める上で大事にしていることは何でしょうか?

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私の場合、お客様からの紹介や口コミ、士業のネットワークなどから仕事につながることがとても多いです。今の時代、インターネットなどで情報を簡単に手に入れることが出来ますが、本当に役に立つ情報は人からしか得られないと思います。だから、人と人とのつながりを大事にするように心がけていますね。行政書士の仕事は基本的に1人でも出来るので、個人で事務所を開くということも出来ますが、仲間と一緒に開くということも、選択肢のひとつです。
『Two heads are better than one』
私の大事にしている言葉です。これから事務所を大きくしたいという気持ちもありますが、仲間を大事にしながら、自分自身もより大きく成長していきたいと思います。

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コピー機や備品は仲間と共有

コピー機や備品は仲間と共有

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メッセージ

受験勉強は、大変で孤独な作業だと思いますし、私もそうでした。今思うと、孤独な作業を諦めなかったことが今につながっていると思います。当然ながら、一人一人与えられた環境、経験は違い、その時の有利不利はあると思います。しかし、あの時不利だと思っていたことが、後々役に立つことがあります。私は、仕事の関係で勉強時間の確保が難しいのが悩みでしたが、今は、仕事で契約書を作成していた経験が生きています。今、諦めないでいれば、いつか好転するときが来ると思いますので、自分の道を信じて、諦めないで頑張ってください。


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行政書士   速水忠孝 さんの、ある1日

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ある日のスケジュール

8:00

起床

朝食

9:00

出社

事務作業を中心にデスクワーク

10:00

個別相談

打ち合せ(入管関係)

11:00

外出

役所で申請

12:00

帰社

休憩

13:00

社内

書類作成

15:00

社内

顧客と電話ミーティング

19:00

退社

 

20:00

帰宅

夕食、メールチェック、読書

26:00

就寝

 

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