4回目の行政書士試験、合格させてくれた通信講座とは

性別男性
年代50代
職業無職
勉強法過去問
商品DVD,テキスト,問題集,eラーニング
受験回数4回目
■早期退職後、行政書士を目指す

50歳ごろに定年後のことを考える教育が会社であり、定年後も仕事ができる独立開業がしたいと考えました。

その後、士業のことを調べると、全く法律を知らない者でもできるかもしれないのは行政書士しかなさそうとのことが分かりました。

そこで、機会をうかがっていると、会社自身の整理で仕事が一区切りつくことと、特別に途中退社でも定年退職扱いになることがあり、思い切って退職し、行政書士を目指そうとしました。

会社を退職して、まず、行政書士試験に挑戦を開始しましたが、ここからが大変でした。


■1年目は、見るも無残な不合格

1年目は3ヶ月しかなく、大原学園に通い、試験を受けましたが、散々な結果でした。
選択問題で十分な点数がなく、記述問題の採点すらしてもらえませんでした。


■2年目も、残念ながら不合格…

2年目はニュートンのTLTで学習をしましたが、法律用語に慣れていなくてなかなか法律用語の意味の理解ができず、問題の意味を十分に把握できない状況でした。

やはり、試験の結果は良くなく、記述問題の採点はして貰えましたが、合格には20点ぐらい不足する点数でした。


■3年目も、同じ教材であと一歩の不合格…

3年目もニュートンのTLTで学習をしました。法律用語には若干慣れてきて、少しずつ言葉の意味が理解できるようになりました。

しかし、今回の試験は、選択問題はまあまあでしたが、記述問題に問題があり、記述問題は6点しかなく、全体としてもあと1歩及ばない結果でした。


■4年目、講座を変える決心をする。フォーサイトとの出会い

4年目ともなるとさすがに自分にあせりがあるのと、3年も収入がなく奥さんの収入と貯金を取り崩して生活しており、母親も心配していろいろと気を遣っているなどと切羽詰った状況でした。

講座を替えてみてはと思い、フォーサイトの講座を申込みました。

DVDの講義でのお話の通り、DVDを2ヶ月に1回ぐらいで一回りの学習をしました。午前を記述と文章問題対策に充て、午後を講義。夜を不明点の整理と進捗調整。(記述の講義が入り若干のペースダウン)

しかし、なかなか知識が頭に定着しない(2〜3日は覚えているが、1ヶ月後は忘れている)など、年齢によるものと頭の悪さだとは思いますが、情報が頭に残りません。

ひたすらDVDを見て自分に「大丈夫だ」と言い聞かせる毎日でした。しかし、なかなか記憶の悪さに対する不安は消えませんでした。

(DVD等の教材の他に、直前試験問題集1冊、記述問題対策集1冊、文章問題対策1冊を使用。フォーサイトの記述問題集も2回ほど学習)


■試験直後には不合格を確信し、他の講座を申し込んだものの…まさかの合格

そして、遂に、11月の試験。「選択問題はある程度できた」と思っていましたが、夜、答え合わせをしてみると、記述問題を除き142点しかありません。もう、合格はないと思いました。

母親にも「合格しなかった、もう一年がんばる」と伝え、母親も静かに「がんばれ」とだけ言ってくれました。もう1年は別の講座にしようと、12月にはニュートン社に申し込みをしました。

そうこうしているうちに、12月中旬に母親が入院、そして、その母親が1月18日に急逝し、その通夜、葬儀、片付け等と忙しいなかで、1月26日の夜に行政書士試験の結果がきていることに気付きました。どうせ、合格していないだろうと思いながら中をあけてみると、「合格」の文字。(ただし、点数は180点。ぎりぎりの合格)

それを、見ながら嬉しかったと同時に4年間も心配させた母親に、生きているうちに朗報を伝えることができなかったことが悔しくて涙がでてきました。

翌日になって、じんわりと喜びがわいてくるようでした。(この時期は受験生の話がテレビで放送されることが多く、合格前は、いちいち胸にグサッときていましたが、合格後は全く違う感覚です)

今は、母親がなくなったことで、整理や各種申請でなにもできない状況ですが、まず、どこかの事務所に勤めて仕事を覚えようと就活を開始しようと考えているところです。

最後に、福澤先生をはじめ、道場破りの質問箱の回答の方など、お世話になりありがとうございました。
2おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



◀合格体験記へ戻る