平成29年度 管理業務主任者試験の講評

試験講評

平成29年度 管理業務主任者試験の講評

2017/12/04

大島講師による平成29年度 管理業務主任者試験 講評動画

はじめに

平成29年12月3日(日)に、平成29年度管理業務主任者試験が実施されました。
受験された方は、本当にお疲れ様でした。
今年の試験について、全体的な難易度は、「やや易しい」という印象でした。

基礎的な問題や過去に出題された問題も多数出題されていたこともあり、過去問を中心に準備されていた受験生にとっては、比較的、時間に余裕がある状況で、確実に得点を1点、1点積み上げていくという戦いであったように思われます。

形式面の分析

年度 個数問題 ページ数 合格点
平成24年度 5 30 37
平成25年度 12 35 32
平成26年度 6 34 35
平成27年度 2 32 34
平成28年度 2 34 35
平成29年度 3 32

個数問題3題(規約1題、委託契約書1題、指針1題)の他、組合せ問題1題(地震保険)、判決問題1題(一括建替決議)となっておりましたが、出題形式に惑わされるということはなかったのではないでしょうか。

内容面の分析

科目 【主要科目】
フォーサイトテキスト01・02
適正化法・指針、区分所有法、規約、委託契約書、民法
出題数 昨年度よりも2問増え、50問中31問
目標得点 8割

適正化法・指針

指針から1題、平成28年3月改正を反映した問題が出題され、その他の適正化法からの問題も、典型論点からの出題ということもあり、得点しやすい内容でした。

区分所有法

管理組合法人、規約敷地、先取特権、敷地利用権、集会の典型論点をはじめ、団地の建替え(問39)も判決問題とはいえ、区分所有法第70条の「数字」又は1棟建替えの場合の「売渡請求権」を確実に思い出すことができれば、正解にたどり着けたのではないかと思います。

規約

昨年とは異なり、団地型からも出題されました。そして、単棟型からは、管理費等、占有者の総会出席、理事長の典型論点をはじめ、監事の理事会出席義務など、平成28年3月改正を反映した問題が複数題出題されました。

委託契約書

問7、問8、問9の定位置からの出題に加え、問26、問28からも委託契約書の問題として、実質5題の出題となりました。基本的な知識が問われていたため、高得点を狙いたいところです。/p>

民法

共有、不法行為、意思表示、代理、委任、瑕疵担保責任などの頻出分野からの出題だったものの、民法の学習経験がある受験生にとっては、得点しやすかったようですが、そうでなければ、思うように得点が伸びていないようです。

科目 【マイナー科目】
フォーサイトテキスト03・04
その他の法令、建物・設備、出納・会計
出題数 昨年度よりも2問減り、50問中19問
目標得点 6~7割

その他の法令

建築基準法から3題出題された他、品確法、建替え円滑化法、借地借家法、宅建業法等からの出題でした。そして、宅建業法(問45)については、出題が予想された改正点が正解肢となっていたため、是が非でも得点しなければなりませんでした。

建物・設備

その他の法令と同様、鉄骨鉄筋コンクリート、地震、音、雨水排水設備、浄化槽、LEDランプ等、多岐にわたる出題でした。たとえば、ブログでもご紹介した「正解率を高めるテクニック」の「対義語パターン」(問21)などを駆使して、不適切な肢を探しながらも、「捨て問」については、時間をかけず、浮いた時間を主要科目の検討時間にまわすことで、合格点を死守したいところです。

出納・会計

例年どおり、民事訴訟法、税務、地震保険等、幅広く出題されていますが、基本的な仕訳の知識が問われる会計では、2題とも、確実に得点したいところでした。

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