平成29年度 マンション管理士資格試験 講評

試験講評

平成29年度 マンション管理士試験 講評

2017/11/27

大島講師による平成29年度 管理業務主任者試験 講評動画

全体講評

平成29年11月26日(日)に、平成29年度マンション管理士試験が実施されました。
受験されたみなさま、お疲れさまでした。

今年の試験について、合格点が35点であった昨年の試験と比較して、全体的な難易度は、「やや難しい」という印象でした。

もっとも、基礎的な問題や過去に出題された問題も多数出題されていたため、やはり、合格レベルの受験生が確実に得点できる問題をミスなく、得点を1点、1点積み上げていく姿勢が重要だったといえます。

形式面の分析

年度 個数問題 ページ数 合格点
平成24年度 1 28 34
平成25年度 1 27 38
平成26年度 2 28 36
平成27年度 2 28 38
平成28年度 6 28 35
平成29年度 8 28  

個数問題8題の内訳として、区分所有法1題、建替え円滑化法1題、規約3題、適正化法3題となっており、特に、5問免除無しの受験生にとっては、厳しい戦いが予想されます。

内容面の分析

科目 【主要科目】
フォーサイトテキスト01・02
5問免除、区分所有法、規約、委託契約書、民法
出題数 昨年と同様、50問中31問
目標得点 7~8割

5問免除

指針から1題出題されましたが、マンション管理を学ぶための「読み物」として、指針を読み込んでいた受験生にとっては、個数問題という特殊性を加味しても、なんとか得点できる内容であったといえます。

区分所有法

3条の団体にはじまり、滞納管理費、管理者、集会、利害関係を有する賃借人、管理組合法人、大規模滅失、団地などからの出題でした。個数問題も1題ということもあり、得点を伸ばしていきたいところです。

規約

昨年と同様、団地型、複合用途型からの出題はなく、窓ガラスの改良、役員の選任、議決権をはじめ、平成28年3月改正を反映した問題が複数題出題されました。

委託契約書

改正第14条の「ひっかけ」に惑わされず、得点していきたいところです。

民法

消滅時効、賃貸借契約、債務不履行、瑕疵担保責任、抵当権、相続などの典型論点であったこともあり、「ひっかけ」はあるものの、比較的、得点しやすかったのではないでしょうか。

科目 【マイナー科目】
フォーサイトテキスト03・04
その他の法令、建物・設備、会計
出題数 昨年と同様、50問中19問
目標得点 6~7割

その他の法令

例年どおり、不動産登記法、建替え円滑化法、都市計画法、建築基準法、水道法、消防法などからの出題でした。各肢を単独で検討すると、細かな知識が問われているようにも思えますが、過去問の知識をもとに、正解肢を「探す」姿勢が重要だったといえます。

建物・設備

その他の法令と同様、細かな知識が問われているようにも思えますが、正解肢だけは判断しやすかったり、また、問39などについては、テクニック(「高い・低い」などの対義語で適切でない肢が作成されている)を使ったりすることで、正解肢にたどり着けたかと思います。

会計

基本的な仕訳の知識が問われていたため、少なくとも、1題は、確実に得点したいところでした。

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