国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱管理者の違い

キャンペーンバナー

国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱管理者の違い

1. 資格の違うポイントまとめ表

国内と総合で違うポイントは「試験科目」と「合格率」

旅行業務取扱管理者には「総合」「国内」の2種類ある旨をご紹介しましたが、両者の違いはどんな点にあるのでしょうか?ここではそれぞれの試験の概要や実務面における相違点について、 主なポイントを解説することにしましょう。

国内旅行業務取扱管理者(以下「国内」)と総合旅行業務取扱管理者(以下「総合」)の違いは、概ね下記の通りにまとめることができます。

  国内旅行業務取扱管理者 総合旅行業務取扱管理者
取扱業務 国内旅行業務のみ 国内・海外旅行業務全般
試験実施団体 一般社団法人全国旅行業協会(ANTA) 一般社団法人日本旅行業協会(JATA)
試験実施時期 毎年9月上旬 毎年10月上旬
受験料 5,800円 6,500円
受験者層 学生 50%前後
旅行業 10%前後
学生 30%前後
旅行業 20%前後
試験科目 3科目
「旅行業法及びこれに基づく命令」
「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」
「国内旅行実務」
4科目
「旅行業法及びこれに基づく命令」
「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」
「国内旅行実務」
「海外旅行実務」
合格発表 10月下旬 11月下旬
合格率 30%前後 10~20%程度

両試験の違いのポイントとしては総合で「海外旅行実務」の科目が追加され、国内と比較すれば「合格率が低い」ことが挙げられます。

また、受験者に注目してみると、国内では学生がおよそ半数を占める一方、総合では旅行業に携わる受験者の割合が倍増していることが分かります。

つまり、国内は旅行業界への就職を目指す学生がまず目標とする資格であり、総合は国内の上位資格であるというイメージを持つとしっくりくるのではないでしょうか。

2. 国内旅行業務取扱管理者でできること

「国内旅行のみの取扱い」とはいえ、深い知識が問われます

旅行業務取扱管理者の総合と国内の最大の違いは、「取扱業務の範囲」にあります。国内旅行業務取扱管理者の場合、旅行業者の国内旅行のみを扱う営業所において責任者として選任され、管理・監督業務に携わることができます。

「国内旅行だけしか取り扱えないなんて、何だか物足りない」と感じる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

例えば、鉄道会社が企画する電車の旅、小さな赤ちゃん連れやお年寄り向けのゆったり過ごせる温泉旅行、国内の秘境やパワースポットを巡るツアー等、日本国内に的を絞った旅のテーマでもずいぶん奥が深そうに感じられませんか?

もちろん、海外旅行には国内旅行とは違ったスケールの楽しみがありますが、国内にもまだまだ一般に知られていない魅力がたくさん眠っているはずです。特定の分野に特化したスペシャリストとして活躍できるのが、まさに国内旅行業務取扱管理者なのです。

旅行業務取扱管理者としての業務については、総合も国内も違いなく、企画旅行の立案や広告宣伝、宿泊施設や鉄道等の手配、実際のツアー実施、アフターフォローまで一切の管理・監督、及びお客様への重要事項の説明や契約締結です。

取扱範囲は限定されているものの、管理者としての責任ややりがいはしっかり感じることができます。

3. 総合旅行業務取扱管理者でできること

世界を舞台に、多種多様なニーズに応える旅の提案をしていく

総合の資格を取得すると、国内と海外両方の旅行業務を取り扱うことができるため、一層活躍の幅が広がります。

気軽に楽しめる韓国や台湾の近隣旅行やヨーロッパの世界遺産を巡る旅、アメリカのテーマパークツアー、海外ハネムーン等、ひと口に「海外旅行」といってもテーマや楽しみ方は多種多様です。常にニーズを的確に把握し、お客様に選ばれる旅行商品を作り続けることは、世界が舞台である分の難しさはあるでしょうが、やりがいはひとしおでしょう。

もちろん、総合の資格を持っていれば国内旅行についても取り扱うことができますから、前述の国内旅行ならではの魅力や醍醐味を追求することも可能です。

旅行業務取扱管理者としての職務に、総合も国内も違いはありませんが、取り扱える旅行の範囲が広がることで、自分自身の仕事に良い意味で幅を持たせることができそうですね。

同じ旅行業務取扱管理者資格でも、国内は就職への足掛かりとして、総合は就職後のスキルアップとして、といった様に、取得の目的や役割を分けている方は多いようです。

受験をお考えの皆さんも、旅行業界での活躍を目指すならまずは国内から、気軽に挑戦されてみてはいかがでしょうか?