社会保険労務士の山口寛志さんにインタービューをしました。

実務家密着取材

直撃インタビュー
社会保険労務士 山口寛志さん

社会保険労務士   山口寛志 さん

1977年生まれ。茨城県出身。2000年に慶応義塾大学経済学部卒業後、ビジネス書、政府刊行物等の出版編集に携わる。その後、2002年から都内の社会保険労務士事務所に入所。約50社のクライアントを担当し、社会保険各種事務手続き、給与計算、就業規則・賃金規定の作成等の業務に従事。2003年に社会保険労務士試験に合格し、2005年2月に独立開業。2007年2月特定社会保険労務士に登録。

社会保険労務士 山口事務所の山口寛志さんが運営するホームページは下記のとおりです。
URL : http://www.ys-office.co.jp


社労士は、経営者の期待を超えるアドバイザー。
一歩先行くコーチングで、顧客に“気づき”を与える。

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは、活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は社会保険労務士である山口寛志さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか


人事労務の相談・コンサルティング業務、労働・社会保険手続き等の事務代行、給与計算の受託の3本柱がメインです。「法人設立し、社会保険の新規加入手続きをしたいが、やり方が分からない。」、「入退社、給付請求、保険料申告等の事務手続きに時間と労力をかけたくない。また、きちんとできているか不安・・・。」、「管理スタッフの入れ替わりのたびに混乱が生じてしまう。」等、相談にいらっしゃるお客様は自社で解決するのが困難な課題を抱えています。その問題を明確化し、 本業に専念できる環境づくりのお手伝いをするのが私たちの仕事です。人事賃金制度の導入、就業規則の作成・改善等を通して、人事労務における問題解決への提案・サポートを丁寧に行い、お客様企業の安定した成長に貢献するよう努力しています。


現在、二児の父である山口さん
子煩悩な一面も

現在、二児の父である山口さん 子煩悩な一面も


社労士の資格を取るまで、そして取った後の歩みを教えてください


大学卒業後、父が経営する編集プロダクションでビジネス書や政府刊行物中心の出版編集に2年間携わりました。元来独立志向が強く、国家資格を取って独立したいと考えていました。そんな時に会社で採用に携わることになり、「身近に相談できるアドバイザーがいたら・・・」と思ったのが、社労士資格取得のきっかけです。社労士について調べて知れば知るほど、「将来性があるのではないか?」という思いが強くなりました。社労士を目指すために父の会社を辞め、2002年2月から社労士事務所で実務経験を積み、給与計算、助成金等の事務手続きをひと通り覚えました。そして2003年に社労士試験に合格し、2005年1月末で退職。2005年2月に独立し、山口事務所を開設しました。


独立されてからはどのようにお仕事を進められたのでしょうか?


独立当初は、本当にゼロからのスタートでした。ダイレクトメール、FAX DM、それから飛び込み営業も事務所の近くでやりましたね。挨拶回り、勉強会や交流会に積極的に顔を出すなど、地道な活動を続けました。そのうちにホームページ等のインターネット経由でのお問い合わせやご依頼が増えてきました。社労士の仕事は単発でのスポット発注よりも継続案件が多いです。顧問をとるのはなかなか難しいですが、さまざまなニーズに対応することで紹介も増えていきました。今では顧問先は40社近くあり、国際弁護士事務所での英文対応、事業協同組合の労働保険の相談等も行っています。


顧問先も増え、スタッフ数も増えている山口事務所

顧問先も増え、スタッフ数も増えている山口事務所


仕事の魅力、やりがいは何でしょうか?


優秀な経営者と身近で話ができるということが、この仕事の大きな魅力ですね。当事務所はオフィスが千駄ヶ谷という場所柄か、IT系やアパレル系、広告制作等のデザイン、クリエイティブ系のお客様が多いです。顧問先の社長から「助かる」「契約して良かった」という声をいただくと、本当に嬉しいですね。私どもの事務所ではホームページ等で料金設定もクリアにしていますが、価格よりも「私自身のパーソナリティをよくご理解いただき、お仕事をご一緒させていただきたい」という意図があります。優秀な経営者、企業とのおつきあいを通じて、私自身も成長できるということがやりがいにもつながっています。


書棚には法務関係以外の書籍も

書棚には法務関係以外の書籍も


仕事をスムーズに行うため、気をつけている点は何でしょうか?


仕事は受け身ではダメだと思います。お客様から寄せられる質問や相談に対してスピーディかつ誠実に対応すること、お客様の期待を少しでも上回ること、常に何か付加価値をつけた業務をすることをモットーにしています。ご依頼いただいた仕事をただ行うだけでは、お客様に評価されません。常に一歩先をみて、新しい投げかけをしていくように心がけています。私は現在、夜間大学院生として企業法学について学んでいますが、それは社労士の枠にとらわれず、付加価値の高い提案をしていきたいからです。労働法や社会保険法だけでなく、経営的なアドバイスをできるようにしたいと考えています。社労士というひとつの軸をもって、お客様に対し、より大きな貢献ができるようになりたいと思っています。


顧客に「一歩先の提案をし、“気づき”を与えたい」という山口さん

顧客に「一歩先の提案をし、“気づき”を与えたい」という山口さん


メッセージ

資格の勉強中は、ネガティブな情報に振り回されることもあるかと思いますが、それに流されず自分なりの軸、信念を持ってやっていけばいいと思います。資格を得て、実際に仕事をしてみて「違う」と思うこともありますし、独立してから見えてくるものもあります。固定観念に縛られないようにしてください。資格取得がゴールではありません。自分が実現したいこと、将来のこともしっかり考えながら、勉強を進めていく方が良いと思います。


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