社会保険労務士の青木浩一さんにインタービューをしました。

実務家密着取材

直撃インタビュー
社会保険労務士 青木浩一さん

社会保険労務士   青木浩一 さん

1965年生まれ。神奈川県出身。1989年に東京経済大学経営学部を卒業後、空気圧機器の製造販売を行う1部上場企業に入社。長野県諏訪出張所で2年間の営業勤務を経て、神奈川県厚木営業所業務課の総務・人事担当となる。2000年にオーストラリアへ航空留学をし、ヘリコプターライセンスを取得。2001年にフードサービス会社へ転職し、総務・人事に携わる。2004年に社会保険労務士試験に合格し、2006年に独立。青木社会保険労務士事務所を開設し、現在に至る。ファイナンシャルプランナー(AFP)、年金アドバイザー、衛生管理者の有資格者でもある。

青木社会保険労務士事務所が運営するホームページは下記のとおりです。
URL : http://www.sharosi-aoki.com


社労士は、就業規則のエキスパート。
会社の法整備を行い、総務・人事をトータルサポート。

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは、活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は社会保険労務士である青木浩一さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか


人事・給与・助成金に関する申請の代理代行、書類作成、コンサルティングの主に3つに分けられます。就業規則の作成、労働保険の年度更新、社会保険の算定基礎をはじめ、退職金、年金についてのカウンセリングなども行っています。業務エリアは主に神奈川県の西部から中部で、お取引先企業の顧問として携わることが多いです。起業や助成金、年金についてのセミナー講師をすることもありますね。また、障害者の暮らしをサポートするNPO法人「カインドスティック」の理事も務めており、市民センターで無料の年金相談を受け付けたり、障害年金、傷病手当金等についての相談・サポートも行っています。


ソフトな雰囲気で顧客の信頼をつかむ青木さん

ソフトな雰囲気で顧客の信頼をつかむ青木さん


資格を取るまでの歩みを教えてください


大学卒業後、空気圧機器の製造販売を行う1部上場企業に入社しました。長野県の諏訪にある出張所に配属され、法人営業を2年ほど経験した後、神奈川県の厚木営業所にある業務課の総務・人事担当となりました。労働に関する法律についての知識を深めるうちに、仕事に対するやりがいと面白味を感じるようになりました。その後、ふと人生をリセットしたい気持ちになってオーストラリアへ航空留学しました。一念発起してドクターヘリのパイロットを目指したのですが、諸事情によりパイロットの道は断念しました。ヘリコプターライセンスを取得して間もなく、今度は社会保険労務士を目指してフードサービス会社へ転職しました。そして2004年に社会保険労務士試験に合格しました。


今でも定期的にヘリコプターを操縦

今でも定期的にヘリコプターを操縦


開業のきっかけは何でしょうか?


独立開業のきっかけは、仲間との飲み会です。私は働きながら社労士受験の予備校に通っていたのですが、そこで知り合った仲間と飲みながら話しているうちに「独立したい」という思いが膨らんでいきました。たまたま自分の周りには野心家たちが多く、次々に開業していくのを見て、自然と「開業しよう」という気持ちになりました。社労士の成功パターンのひとつに、他の社労士や他士業との独自のネットワークを形成していく方法があります。これにより、仕事の幅や規模がより大きくなり、たとえば、金融機関との「年金相談」などをタイアップするなどして収入のアップにつながっていきます。私は、仲間と共にネットワークを構築する方法を選択し、すぐり有限責任事業組合を設立しました。


同じ建物の中には、法律事務所も

同じ建物の中には、法律事務所も


仕事の魅力、やりがいは何でしょうか?


就業規則は会社の法律です。それを経営トップである社長や担当の方と一緒に作り、問題を解決していくことにやりがいを感じますね。お取引先はメーカー、飲食、運送、IT、サービス業とさまざまですが、どの業態にしろ人事・労務にかかわることは会社の核であり、将来を決める大事なものです。プレッシャーも大きいですが、やり遂げたときの喜びは大きいですね。会社から一切の権限を任されるので、自覚と責任を持って対処するようにしています。


お客様専用のスペースも用意

お客様専用のスペースも用意


仕事をスムーズに行うため、気をつけている点は何でしょうか?


「親切・丁寧かつ迅速に」をモットーにしています。親身になって相手の話に耳を傾けて、それから問題を解決することが大切だと考えています。その一方で、自身の事務所経営についても、きちんと収支を考えるようにしています。サラリーマンと起業家の一番大きな違いは、自分で仕事を見つけてこなければお金が入らないということです。今はやっていませんが、開業当時は地元で飛び込み営業やダイレクトメールを配ったりしていました。とにかく、出来ることは何でもやる姿勢でアタックしています。


「親切・丁寧かつ迅速に」が青木さんのモットー

「親切・丁寧かつ迅速に」が青木さんのモットー


メッセージ

社労士が扱う業務は多種多様です。人事・給与・助成金申請のアウトソーシングをはじめ、就業規則、賃金・退職金制度のコンサルティング、また年金などについてのセミナー講師をする道もあります。1人でも道は拓けると思いますが、仲間を作ることによって、さらに広がります。辛いこと、悩みごとを話し合う相手を見つけることで、大いに励まされます。ゆくゆくは仕事を共にするにパートナーになるかもしれません。是非、仲間を見つけて頑張ってください。


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