社会保険労務士 小林千晃さん

実務家密着取材

直撃インタビュー
社会保険労務士 小林千晃さん

社会保険労務士   小林千晃 さん

1964年生まれ。東京都八王子出身。1988年に日本大学大学院理工学研究科を卒業後、世界規模の小売・流通チェーンであった「ヤオハン」に入社。静岡・沼津の本部で店舗開発に携わった後に東南アジアやイギリス、中国等における海外進出に携わる。退職後、不動産会社に就職し、オフィス内装監理を担当。1998年に国内大手流通グループ会社に転職。北海道での新店立ち上げ等に参画し、営業実務を通して労務管理等を行う。2008年に社会保険労務士試験に合格、2009年に独立・開業し、今に至る。

小林千晃さんが所長を務める社会保険労務士 小林事務所のホームページは下記のとおりです。
URL : http://www.kobayashi-sr.biz/pc/

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風通しのよい職場環境をアシストする社会保険労務士
オーダーメイドでルールと仕組みを整える

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは、活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は社会保険労務士である小林千晃さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか

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現在、メインにしているのは、「就業規則の作成」、「各種労働保険・社会保険手続きの申請代行」に関する業務です。この2つが、「事業主が社労士に求める二大業務」だと思います(「助成金」に関する業務を稀に行うこともあります)。それぞれスポット的な依頼も多く受けますが、+αの情報・サービスを提供することで、継続的なおつきあいにつなげています。単なる代行業ばかりしていては、他の社労士事務所と差異がありません。私にご依頼していただくからには、付加価値を創出し、お客様に何らかのメリットを感じていただけるような情報を提供するようにしています。また、私は20年ちかく小売業に携わり、アルバイトやパート、契約社員、正社員等、さまざまな雇用形態での労務管理についての経験・蓄積を持っています。その知識を強みとして、お客様のご要望に沿った「オーダーメイド」の就業規則を提供するなど、独自性を出すようにしています。

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20年ちかいキャリアを持ち、小売・流通業に精通している小林さん

20年ちかいキャリアを持ち、小売・流通業に精通している小林さん

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資格を取るまでの歩みを教えてください

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大学卒業後、入社したのは世界規模で小売・流通業を展開していた会社でした。本部で店舗開発を中心に行っていましたが、入社4年目あたりから東南アジアや中国を中心とした海外案件にも携わるようになりました。海外勤務では、個人の裁量に委ねられる部分が大きく、店舗開発を手掛けるなかで、また、その後不動産会社における事務所内装監理においてマネージメントのノウハウを身につけた後に、再び国内大手小売・流通チェーングループに入社しました。そこで、労務管理という仕事の面白さに目覚め、労働基準法等を独学で勉強するようになりました。最初の頃はスキルアップのつもりで考えていましたが、次第に「独立・開業」への気持ちが大きくなっていきました。社労士の勉強は2006年あたりからスタートし、2008年に社労士に合格しました。今にして思えば、独立・開業までの準備期間としても重要な時間だったと思います。

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会社員を続けながらも独学で資格をゲット

会社員を続けながらも独学で資格をゲット

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独立後、どのようにお仕事を進めたのでしょうか?

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会社員時代から独立志向はありました。社労士の試験を受けていた段階から、友人や知人、周囲に話し、ある程度目途はつけていましたが、やはり独立当初は厳しかったですね。まず、毎日アポを取り、以前勤めていた会社の取引先や同僚、先輩等、いろいろな人と会い、情報収集をしました。会社員時代の同僚・先輩の中には、個人事業主になっている知人もおりましたので、そういった伝手から紹介案件をいただくこともありましたね。また、勉強会や異業種交流会にも積極的に参加し、情報を集めました。会社員時代からビジネス・スタイルとして、「仕事は自分でルールを決めて行うもの」というスタンスがあったので、営業面や仕事の段取りには抵抗がありませんでした。ただ、安定的に収入を得られる会社員と違い、自営業者は精神的なものに左右されます。自分が内向きになったり、後ろ向きになったりして、仕事の流れがストップし、負のスパイラルにはまってしまうこともありました。今は八王子を中心にして、仕事の流れは比較的スムーズになりつつありますが、それもいつも傍にいてくれて、支えてくれる家族の存在があってこそだと思います。

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独立志向が強かったという小林さん

独立志向が強かったという小林さん

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社労士としての自覚、必要だと感じることは何でしょうか?

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どの仕事においても求められるのは、反射神経だと思います。仕事を受注するかどうかはお客様からの問い合わせの時点で決まりますので、レスポンスの早さは大事です。社労士としては、お客様からの問い合わせに対し、相手の立場に立って話を聞き、適切な返答をする能力が必要です。事務所にいらっしゃるお客様の中には、「困っているけれども、どうしてよいかわからない」という方もいらっしゃいます。しかし、多くの場合、お客様は何か知りたいこと、聞きたいことがあるから問い合わせをしてくるのです。尋ねられたことに対し、誠実に回答する、ということが基本的でありながら重要なことだと思います。受注してからは、お客様からの要望に答えた上で、法律を守り、きちんと仕事を遂行することが、社労士として大事なことだと考えています。

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小林さんの趣味はドラム。仕事もリズミカルに行う

小林さんの趣味はドラム。仕事もリズミカルに行う

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今後の予定、夢はありますか?

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現在、業務を手掛けているのは八王子中心ですが、将来的にはもっと幅広く業務を拡大していくことも視野に入れています。そのためにも、他の士業の方とも連携して、お客様にとってよりよいサービスを提供できるようにしていきたいですね。また、私は『イクメン』として家事や育児、仕事を両立させていますが、公私の区別をきっちりつけることも、目標のひとつです。自営業ですと時間の制限がないため、ダラダラと仕事をしてしまいがちですが、意図的に休日を作るなどして、自己管理もしていきたいと思っています。今後もワークライフバランスを考えながら、無理なく事業を拡大していければ、と思っています。

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愛娘との時間を大事にする小林さんは『イクメン』

愛娘との時間を大事にする小林さんは『イクメン』

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メッセージ

「何のために資格を取るのか」。それをハッキリさせることが大事だと思います。独立開業を視野に試験を受けておきながら、実際に合格しても開業しないままの人が多くいます。「受かったら、何をしたいのか」ということを勉強中からイメージしておけば、合格後はスムーズにやりたいことが出来るはずです。職歴は関係ありません。私自身、社労士としてのキャリアがないまま開業しましたし、実務経験が開業にあたってそれほど大きな意味を持つとは思えません。是非、目的とやりたいことを明確にして頑張ってほしいと思います。


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