社会保険労務士 鈴木健市さん

実務家密着取材

直撃インタビュー
社会保険労務士 鈴木健市さん

社会保険労務士   鈴木健市 さん

1977年東京生まれ。2001年に青山学院大学経済学部を卒業後、IT系企業に入社。大手企業の情報インフラをサポートし、システム設計、製造、管理、運用、移行まで幅広い業務に携わる。2007年度の試験で社会保険労務士に合格し、2009年1月に独立開業。

鈴木健市さんが所長を務める就業規則リスクマネジメントセンター、鈴木健市事務所のホームページは下記のとおりです。
URL : http://www.sr-suzuki-office.net

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「労使トラブルによる、経営リスクを最小限に」
元IT業界出身、システムに精通した異色の社労士

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは、活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は社会保険労務士である鈴木健市さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか

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主に手掛けているのは、労務相談・労使トラブルです。企業の中で発生する、様々な人事労務トラブルや各種手続業務、各種制度設計等に関し、顧問契約を結んで頂いたお客様(経営者、人事担当者)のご相談をお受けしています。労務監査・指導コンサルティングの他、採用適性診断、助成金診断等を引き受けることもあります。 私はもともとIT業界出身で、企業内におけるインフラのシステム設計・構築・管理業務に携わってきました。そして、企業に在籍する中で、労務管理の不徹底による労使トラブル等も実際に目の当たりにしてきました。社労士として独立した今、『ヒト』に関わる人事労務、就業規則に特化した業務を中心に行っています。「この会社で働いていて良かった」。社員全員が、そう思えるような会社になるように、お客様をバックアップしています。

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元IT業界出身の社労士・鈴木さん

元IT業界出身の社労士・鈴木さん

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資格を取るまでの歩みを教えてください

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大学在学中くらいから、ITベンチャーブームが起こっていました。私もその勢いに乗り、IT系企業に入ったのですが、何となく違和感を覚えるようになりました。業界自体が創成期で、勤務体系や労働環境がきちんと整備されていないこともあり、「別の仕事に就きたい」という思いが日々膨らんでいきました。「一生、会社員として働き続けるよりは、何か資格を取って開業しよう」と思い立ち、それまで法律について全く勉強したことはありませんでしたが、労働基準法について興味を持ち始めていた事もあり、自分でもやり続ければ何とかなるだろう、と気持ちを新たに働きながら社労士を目指すことに決めました。2005年の夏頃から勉強をスタートし、1回目の受検では、科目ごとの学習時間の配分の仕方に失敗したために不合格となりましたが、2回目は、自分なりのやり方・流れが見えていましたので、その学習方法を根気よく続け何とか合格する事ができました。

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立川市にある鈴木さんのオフィスの書棚

立川市にある鈴木さんのオフィスの書棚

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独立後、どのようにお仕事を進めたのでしょうか?

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私が開業したのは2009年1月です。まったくの未経験なので、その前年から社労士の開業塾に通って準備をしました。そこで、さまざまなスタンスで仕事をする社労士の方と知り合い、交流を深めることが出来ました。私が開業してすぐに行ったのは、ホームページ制作です。社労士業界では遅れていたSEO対策も、業者と相談しながら行いました。更新作業は現在も毎週末必ず行っています(ご興味ある方は覗いてみてください)。挨拶回り、ポスティングとFAX-DM等も最初の頃はやりましたが、ホームページに比べると、あまり効果はありませんでしたね。無料の人事労務管理の基本書式集、リーフレット等をホームページに加えることでアクセス数は飛躍的に伸びました。

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社労士としての自覚、必要だと感じることは何でしょうか?

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社労士は「先生」と呼ばれる職業ですが、お客様と同じ目線で仕事をするようにしています。また、お客様には、「(とりあえず)何でも聞いて下さい」というスタンスで接するようにしています。というのも、「私は、社会保険労務士以外の仕事はしません。」では、これからの時代、通用しないのではないかと考えていますので。当然、自分の手に負えなければ、知り合いの士業に相談すれば良いことですしね。今後は社労士業界も、遅れていた電子申請やシステム(業務効率)化が普及してきますので、ITスキルやシステムに関する知識は当然に重要になってくると認識しています。これまでは、大規模な社労士事務所でしか対応できなかった業務量も、システム導入によって、小さな社労士事務所でも対応可能になってきていますので、システム導入の有無によって、今後10年間で更に、社労士の仕事の仕方が二極化していくと思います。(今なら、スマートフォンを使っている人とそうでない人、というと分かり易いかも知れませんね。)また、社労士が他士業と異なるのは、ヒトに関するあらゆるニーズ・トラブルを仕事にできる事です。ですから、事務手続き関連の代行に留まらず、人事コンサルスキルは必須であると考えています。奥が深いですが、奥が深いからこそ、やりがいのある仕事であると言えると思います。

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「就業規則リスクマネジメントセンター」も運営

「就業規則リスクマネジメントセンター」も運営

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社労士という職業の魅力、やりがいは何でしょうか?

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社労士として独立し、一番良かった点は、自分の裁量で時間を自由に使えるということですね。また、周りの目を気にすることなく仕事上の意見や問題点を口に出すことが出来るというのも、独立の利点のひとつです。サラリーマンの世界では、あらゆる場面で「ことなかれ主義」のようなものが存在します。会社員当時と自分の意見を述べて実践できる今とを比べると、仕事のやりがいは格段に違いますね。会社のトップである経営者と直接ディスカッションできるということも魅力のひとつです。あとは、プライベートであっても仕事柄、やはり色々な経営者と知り合える事ですね。一般的に、経営者は個性の強い方が多い(私も含め)ので、その価値観や人間性に(お酒を飲みながら?)触れられるのは、「面白い」の一言に尽きますね。そういう意味では、社労士になったことでより良い方向に人生をシフトできたと思います。

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メッセージ

独立開業すると、経営者の視点を持つことが求められます。しっかりと意見を持ち、誠意を持って相手と接することが大事です。いろいろなタイプの人と出会い、自分を売り込んだり、意見を交わし合う機会が増えます。決して簡単な資格ではありませんが、一所懸命に勉強をして資格を取得したら、是非開業してみてください。それまで自分がいた世界とは全く違う、別の世界が見えてくると思います。自分の人生を変えるには、まずは自分を変えてみることです。ぜひ、頑張って下さい。


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社会保険労務士   鈴木健市 さんの、ある1日

ある日のスケジュール
7:00 起床 朝食、メールチェック
9:00 出社 資料の準備
11:00 顧客訪問 就業規則作成の打ち合せ
12:00 昼食  
13:00 社内 就業規則の作成
15:00 外出 役所へ事務手続き
16:30 勉強会 異業種勉強会
18:30 懇親会  
21:30 帰宅 メールチェック
22:00 自宅で作業 ホームページの修正・変更等
26:00 就寝  
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