社会保険労務士の前島俊也さんにインタービューをしました。

実務家密着取材

直撃インタビュー
社会保険労務士 前島俊也さん

FP・社会保険労務士   前島俊也 さん

1969年埼玉県生まれ。青山学院大学経済学部を卒業後、1993年に大手総合ITベンダー企業へ入社。システム開発に携わり、第二種情報処理技術者試験(現・基本情報技術者試験)を取得。1995年に退職し、1997年に社会保険労務士試験に合格。その後、国会議員秘書を経験し、社会保険労務士事務所で約5年の勤務を経て、独立開業。実家の農業にも携わる一方、CFP資格保持者でもある。

前島俊也さんが代表を務める「社会保険労務士 前島事務所」のホームページは
下記のとおりです。
URL : http://www.41606.com


「任せて安心」の人事・労務パートナー
日々、努力と研鑽を積み重ねる農耕型社労士

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は、社会保険労務士の前島俊也さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか


私が得意としているのは、企業の人事・労務管理のサポートですね。顧問として解雇や問題社員への対応、労災事故等、日常的に発生する労務トラブル、労働・社会保険に関する諸手続き関連、給与計算、賃金・退職金・人事制度の作成や見直し、助成金の申請等を行っています。また最近では、高齢者の能力を社会にひろく活かすため、高齢者活用支援のコンサルティングも行っています。スポット契約も可能ですが、基本的には顧問契約で、お客様の業種はIT業、運送業、商社等と幅広いですね。


新宿社労士センター内にオフィスを構える前島さん

新宿社労士センター内にオフィスを構える前島さん


資格を取ろうと思ったきっかけは何ですか


「何か、手に職を持ちたい」 という気持ちがあったからです。私は大学卒業後、総合ITサービス企業に入社しました。そして2年ほどたった頃、会社の中での自分の存在価値ややりがいが見いだしきれず、現状のままでよいのか疑問を持ち始めました。そして退職を決意し、社会保険労務士の試験にチャレンジしました。実は、社会保険労務士という資格を知ったのは、会社を辞めたのがきっかけでした。離職票を手にした時に初めて、会社の人事・労務制度について、深く考えさせられたのです。それから、実家の農業を手伝いながら勉強を続けて、2回目の試験で合格しました。CFPを取ろうと思ったのは社労士ありきです。経営者と親しく話す際、便利な資格だと思ったからです。3年ほどかけて取得しましたが、金銭的な知識を体系的に学んで得た知識は今の仕事に役立っています。


前島さんは社労士だけではなくCFP保持者でもある

前島さんは社労士だけではなくCFP保持者でもある


資格取得後、どのようにお仕事を進めたのでしょうか?


社労士として生計を立てたいという気持ちはありましたが、試験に合格後、すぐに開業する道は選びませんでした。まずは社労士事務所で経験を積みたいと思い、新宿にある社労士事務所へ入所しました。そこでは中小企業の人事・労務管理サポートをメインに行い、5年ほど勤務した後、独立開業に至りました。開業当初から、いわゆる営業らしい営業はしませんでしたね。社労士業という職業の性質から、飛び込みの営業等をすることに違和感を感じていたためで、まずは自分が社労士として存在している、ということを多くの人に知ってもらうことが重要と思い、そういった観点からの営業活動を始めました。具体的には、ホームページを立ち上げ、あとはそれまでの人脈や新たに人と出会える場に顔を出すようには心がけていました。その後、ホームページからの受注や、口コミ、知人や友人の税理士からのご紹介もあり、現在に至っています。また、現在も農業の繁忙期には業務の傍ら米作りをしていますし、日々継続してコツコツ仕事をしているうちに、現在のようなスタイルになりました。


繁忙期は実家の農業を手伝う

繁忙期は実家の農業を手伝う


お仕事の魅力、やりがい、嬉しかったことは何でしょうか?


この仕事は基本的に、すべて自己責任です。自分の思う通りに進めることが出来ます。だからこそ、やりがいもすべて自分に跳ね返ってきます。会社に勤務していると、責任の所在がどこにあるのか、分からなくなるようなことが往々にしてあります。ところが、個人で開業した場合、よくも悪くも全部自分の責任になります。自分の思うとおりに、と申しましたが、思うとおりにならないことも多々あり、些細なミスから謝罪をしなければならない事態につながることもあります。その一方で、お客様から面と向かって御礼を言われたり、ご紹介を受けたり、収入がダイレクトに得られるといった喜びもあります。それは、私が会社員を続けていたら、決して得られなかったものだと思いますね。


『為せば成る』を信条とする前島さん

『為せば成る』を信条とする前島さん


お仕事の際に気をつけていることとは何でしょうか?


相手の立場に立って話をすることです。これは、開業当初から今も心がけていることです。相手の状況を踏まえて、誠実に、ベストの道を考えます。最終的な決断はお客様がするのですが、その選択肢を用意するのが私の仕事だと考えています。仕事をする上で、情報管理は基本中の基本ですが、その情報のリソースにも注意していますね。また、優先順位を考え、相手の状況を察しつつ、迅速にお客様のご要望に応えるようにしています。


今後の予定、夢を教えてください


在、顧問として行っている社労士業・アウトソーシング業をブラッシュアップし、より安定したサービスとして提供していきたいと考えています。賃金・人事制度を含め、他士業との連携を通してトータルなサポートを行っていきたいですね。
また、昨年8人の社労士仲間と共に、有限責任事業組合「SK9」を立ち上げました。個人で出来ることには限りがあります。各専門分野のプロである仲間と力を合わせ、社労士の活動の場を拡げ、クライアントや社会に貢献していきたいと考えています。

(「SK9」ホームページ)http://www.llp-sk9.jp/



メッセージ

どの資格にも言えることなのかもしれませんが、合格したからといって、すぐに生計が立つ訳ではありません。資格を道具に、自分なりの方法で努力を積み重ねることで、成果が得られるのだと思います。受験勉強中から自分の理想、将来像を思い浮かべつつ、短期集中で合格を目指し頑張ってほしいと思います!


FP・社会保険労務士   前島俊也 さんの、ある1日


ある日のスケジュール
7:00 起床 朝食
8:00 出勤  
9:30 外出 クライアント訪問(就業規則に関する打合せ)
11:00 社内 メールチェック、事務作業
13:00 休憩 昼食
14:00 外出 健康保険組合へ
16:00 社内 電話対応、電子申請業務
18:30 外出 「SK9」の勉強会、その後は懇親会
23:00 帰宅  
24:00 就寝  


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