1日の空き時間を集合させて1年勉強して社労士に合格

性別女性
年代30代
職業正社員(サラリーマン),主婦
資格取得を目指す社会人や主婦が、仕事や、育児、家事をしながら勉強を続けることに悩みは多いと思います。

私の場合、平日はフルタイム勤務でした。仕事後は、幼児2人を保育園へ迎えに行き、子供たちが眠るまでの間、勉強時間は全くとれません。確実な勉強時間といえば、往復の通勤電車の中のみです。

それでは勉強時間としては不十分なので、子供たちが起きる前に、数時間早く起きるようにしました。睡眠時間を削ったので、最初は目覚ましが鳴っても起きられなかったり、日中眠くなったりしましたが、徐々に体は慣れていきました。

体が慣れるまでは辛いのですが、どうしても合格する、最後まで勉強するといったモチベーショシを維持できればできると思います。

勉強時間はどうにか作れましたが、やはり何度も挫折しそうになりました。まず挫けそうになったのは、計画通りにいかないということでした。

勉強は長期間に及ぶので、仕事が忙しかったり、体調を崩したり、あるいは勉強に飽きてしまったり……と計画通りにできないことは必ずあります。

そういうときは、自分を責めたりせずに、「まだ○ヶ月あるから間に合う」、「これだけの学習を終えたのだから、それはすごいことだ」と自分を励ますようにしていました。これを繰り返し自分自身に言い聞かせ、途中で学習を投げ出すことがないように意識しました。

次に、学習内容が理解できないという壁にぶつかりました。何度テキストを読んでも厚生年金基金法が全く頭に入らないのです。このままただ読んでいるだけではまずいと思い、テキストの重要ポイントの要約ノートを作ることにしました。

要約ノートは、テキストの内容を理解していなければ作れないので、頭の中を整理し、暗記するのに非常に効果がありました。

これはよい勉強法だと思ったので、最終的にはテキスト10冊分すべての要約ノートを作りました。

このノートは試験直前期に、効率的に復習をするのにとても役立ちました。要約ノートの作成には時間がすごくかかりますが、学習内容が理解できないとか、暗記不足の方にはおすすめできる勉強法だと思います。

学習内容のインプットは4月頃までかかったので、『過去問』にとりかかることができたのは試験日3ヶ月前でした。

1回目の演習結果は惨憺たるものでした。

合格は無理かとあきらめそうになりましたが、せっかくここまで勉強したのだから、最後まで頑張ろうと思い直し、間違えた問題の解説を読み、テキストで確認し、誤って覚えていたことの修正や、新しい情報の暗記に努めました。

そうして何度も『過去問』を解くうちに、少しずつ正答率があがってきました。しかし、試験日前の正答率は、科目によっては7割を下回っていましたので、問題次第では今年合格できなかったと思います。

広い試験会場には、これほどたくさんの受験生がいるのかと驚くくらい、人があふれていて圧倒されました。

しかし、試験会場ではあくまでも自分と問題との勝負です。会場の雰囲気に飲まれないよう、落ち着いて取り組む気持ちが大事だと思います。

1日のわずかな時間をかき集めて1年近く勉強に取り組んできたので、今回の合格は本当にうれしいです。これから受験される方も、あきらめることなく頑張ってください。
12おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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