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どこまで努力すれば弁護士になれるかを詳しく書いた『ずるい暗記術』

どこまで努力すれば弁護士になれるかを詳しく書いた『ずるい暗記術』

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メディアで有名な佐藤大和弁護士の『ずるい暗記術』は、暗記術としてはよく知られたものを再掲している作りになっています。答えを覚えるのは和田秀樹氏の暗記数学からだと思われますし、基礎の6割を取れば合格・過去問中心という勉強法はフォーサイトでも運用されています
巻末に参考文献が9つ掲載されているように、暗記術に関してはどこかで発表されたものと同じものの繰り返しになっています。

暗記にとって同じものの繰り返しがもっとも重要なので、暗記法について同じことをあちこちで掲載するのは大切なのですが、この本の面白さは「弁護士になるにはここまで努力する必要があるのか」とわかるところです。

1日16時間を5か月で2400時間勉強

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『ずるい暗記術』は、作者の生い立ちからはじまります。偏差値30から司法試験という「ビリギャル」風の導入ですが、積み重ねが必要な大学入試と違い、大学に入ってから学ぶことになる法律に焦点を当てたのは、積み重ねが必要な国語・社会より英語・数学を重視しろという「ドラゴン桜」の方法に似ています。
作者は大学時代、民法のテストが良くて褒められたとあります。法律系資格試験では民法が山になるので、そこが得意というのは非常に恵まれています。この恵まれた素質を努力で活かして司法試験に合格するというストーリーです。

オフは1週間に1度午後だけです。それもモチベーションを上げるために使うということで、実質休みはありません。睡眠時間は7時間半と書いてあるので、1日16時間を5か月で2400時間勉強したことになります。
短期で集中するのが秘訣とあるので、1年かけてやるなら4000時間くらいはかかるのでしょうか。借金は早く返した方がお得ということです。

どんな試験も「勉強量」を確保することが大切

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司法試験ならここまでやらなければならないのですが、社労士や行政書士なら1割程度の学習量で済むはずですつまり、半月で社労士・行政書士に合格できるという計算になり、宅建士なら1週間で済むかも知れません。あくまで机上の数字ですが……。さらに、作者は自分で問題のランク分けをするなどの作業に時間をかけていましたが、人に任せればもっと短縮できると思われます。

どれくらい勉強して受かったのかを書いてくれる人はあまりいません。どれだけ努力が必要なのかを知ることができるのは貴重です。資格試験を始める前に目を通して覚悟を決めるのも良さそうです。