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風立ちぬ

風立ちぬ

「分かる人には、分かるはず」マニア垂涎の大人向け宮崎アニメ

「『風立ちぬ』、観た?」
今年の夏休みは、そんな会話が日本中いたるところで交わされたはず。

2013年7月に劇場公開された宮崎駿監督による映画作品『風立ちぬ』は、公開37日間で累計600万人以上を動員し、累計興収80億円を突破。零戦の設計者である堀越二郎の生涯に堀辰夫の文学作品『風立ちぬ』を重ね合わせた物語です。

『崖の上のポニョ』(2008年)以来、5年ぶりにメガホンをとった宮崎監督の作品は、これまでとは異質な大人のラブストーリー。宮崎監督の飛行機への愛好と偏執が感じられる、マニアには堪らない一作です。

すべては、宮崎監督の道楽漫画から…「妄想力」が生み出したパラレルワールド

原作となったのは、宮崎監督が模型雑誌『月刊モデル グラフィックス』に連載していた漫画。タイトルは、「風立ちぬ 妄想カムバック」。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの肝いりにより、改めて実在した二人の人物をもとに制作した作品です。

堀越二郎を知る人、そして堀辰雄の作品を読んだことがある人にとっては、新しい『風立ちぬ』という世界に違和感を覚えてしまうかもしれません。

それもそのはず。この映画は、宮崎監督のオマージュ。妄想がつくり出したもの。『夢』をキーワードにしたパラレルワールドです。
その世界にも、厳しい現実が待ち受け、主人公とヒロインは、時代の波に翻弄され、つまづき、悩み、苦しみ、葛藤します。

美しい夢、美しい人、美しい飛行機 「滅びの美学」を伝える夏の陽炎

宮崎監督が「美しいもの」を詰め込んだ映画『風立ちぬ』

パンフレットの冒頭には、「リアルに、幻想的に 時にマンガに全体には美しい映画をつくろうと思う」と、宮崎監督の言葉が記載されています。

美しい夢、美しい人物、美しい形の飛行機が登場し、やがて儚く散っていきます。底に感じられるのは、「滅びの美学」。
観る人の心に風を伝え、胸ざわめかせる夏の陽炎のような作品です。

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