宅建 安藤明子さん

実務家密着取材

直撃インタビュー
宅建 安藤明子さん

宅建

安藤明子さん

「女性専用シェアハウス」で独立開業!
快適・安心・安全のシェアライフを提案

1986年 新潟県立高校卒業
1986年 食品メーカーに就職
1990年 横浜の不動産会社に転職、営業職に。
2004年 宅建取引士資格を取得
2006年 退職し、株式会社コレントを設立


URL : http://www.korento.co.jp

安藤さんは、“ルームシェア”という概念が一般的ではなかった2006年に、女性専用シェアハウスの企画運営会社(株)コレントを設立しました。新潟から上京した自らの経験と、不動産会社で培ったアンテナから、都心における女性のライフスタイルに着眼したそうです。
集団生活といえど、個々のプライバシーが大切に守られ、それぞれ独立した生活ができるシェアハウス。都心で働く女性たちが、快適かつ安心・安全に暮らせる住環境を提案する安藤さんに、現在の仕事内容と宅地建物取引士(以下、宅建)資格の有用性について伺いました。

「引越し貧乏」のトラウマを払拭すべく、不動産会社に転職!

JR浜松町駅と都営地下鉄・京浜急行の大門駅から、程近い場所にオフィスを構える(株)コレントは、東京都内や横浜の女性専用シェアハウスを扱う会社です。

「『羽田空港から来ました』という、地方出身のお客様も多くいらっしゃいます。トランク持参のままお部屋にご案内することもよくあるんですよ」

そう話す安藤さんは、新潟生まれ南魚沼市出身。上京したばかりの頃、ひとり暮らしのアパートを探した経験が、今の仕事のつながっているのだとか。

「敷金と礼金を各2カ月分、前家賃と保険料を払い、電球ひとつからエアコンまで、生活用品をひととおり自分で用意。また引っ越す場合には、全部それらを持って出る。にもかかわらず、窓の寸法が違うため、カーテンを買い直したり、出費はかさむ一方。引っ越すたびに貧乏になる感じでしたね」

 解約の手続きなどの説明を丁寧にしてもらえなかった苦い思い出も……。

「当時は、本当にわからないことだらけでしたね。解約時の諸注意についても、最初に分かるよう説明して欲しかったですね。賃貸契約時は、それだけで頭がパンク状態で、解約のことまで考えていないんですよね。『きっと、私みたいな人間がいっぱいいるはず』と思いました。『よし、それなら私が理想の不動産屋さんになろう!』と決心したんです」

 安藤さんは、それまで勤めていた食品メーカーをすっぱり辞めて、横浜の不動産会社に就職。営業職からスタートします。


「受かるための勉強」に集中して宅建合格

不動産会社に転職した安藤さん。宅建に興味を持ちながらも、資格取得に向けてチャレンジするまでには時間がかかったそうです。

「それまでとは全くの異業種に転職し、最初は慣れるだけで精いっぱいでした。資格の勉強よりも目の前の業務をこなしていくのがやっとの状態。一応、参考書を買ってはみたものの、なまじ実務をやっているだけに、関心のある箇所ばかりに目がいってしまいましたね。自己流でやってもうまくいかないのは目に見えていました。必要なノウハウを知った上で、対策を講じて勉強しなければ合格できない。本気でやるなら、受験予備校に通う必要があると思いました」

 受験勉強する余裕が生まれたのは、課長昇進後のこと。頼れる後輩や部下も出来、融通の利く立場となった安藤さんは、本気で宅建合格に向けた勉強を始めます。

「周囲には、『いまさらですか?』と冷やかされました(笑)夏季の短期講座に通いましたが、予習復習がきちんと出来ず、模擬試験は惨敗でした。授業に出席するだけではなく、家で復習しないとダメだと悟りました(笑)ラストスパートで、直前の2週間は猛勉強。公私ともにお付き合いを控え、禁酒して、夜中の2時まで勉強しました」

 結果は、高得点での合格。

「受かるための勉強が大事です。重点を教えてもらえたのが、合格のコツだったと思います。直前問題集などの教材も、有難かったですね。独学、通学、通信といろいろ向き不向きはありますが、私は通学で良かったと思います」


起業のキーワードは「シェアハウス」

バブル経済崩壊後の2006年~2008年にかけて、いわゆる『ファンドバブル(ミニバブル)』の時期、安藤さんの勤めていた会社の経営は絶好調。当時は安藤さんも、億単位の売買をいくつも手掛けていたそうです。とはいえ、不動産業界に浮き沈みはつきもの。「利幅が少なくても、堅実な分野を開拓するべきではないか」と安藤さんは、考え始めます。

「ちょうど、中古マンションの空室が増えていた時期でした。空室をどうするか。部屋を貸す立場である今の自分の思いと、少しでも安く借りたかった昔の自分の思いが交錯しました。両方の経験がこのとき駆け巡り、やがてシェアハウスという形態に到達したんです」

「思い立ったが吉日」とばかり、安藤さんは社長に進言。主旨に賛同してもらえたものの、投資面とスタッフの思いが上手く折り合わず、企画は頓挫してしまいます。

「絶対に実現したいと思いました。同時に、独立を決意しました」

当時、シェアハウスを実業としてやっている人や会社はほんのわずか。すべてゼロからのスタートでした。女性専用シェアハウスは、知り合いが厚意で貸してくれた3DKの一軒家が始まり。その後、飛び込みで物件を見つけていきます。

「シェアハウスという言葉をきちんと説明するようにしました。賃貸の仕事もやってきた経験から、オーナーの方の不安要因を察知していました。契約形態や日々のサポート、賃借人のイメージ像
などについて丁寧にお話しました。年配のオーナーさんには、ひと昔前の下宿、寮をイメージしていただき説得していきました」

そのうちに、口コミや紹介をベースに次々とひろがっていったそうです。今では、オーナーと入居者の信頼構築だけではなく、入居者同士も気持ちよく住めるよう、定期的に話し合いの場もつくっているとのこと。

「私たちと大家さん、入居者の方たちとの距離は、出来るだけ近づけるようにしていますね。人と人とのコミュニケーションをサポートし、報酬をいただくのが私たちの仕事。『私たちはサービス業』、と常日頃からスタッフにも言い聞かせています」


宅建資格は、業界を自由に動くためのツール

安藤さんは、「不動産業界で独立・開業を考えている人は、もちろん絶対必要ですが、会社組織に属しているのであれば、必ずしもなくてはならないものではない」と言います。

「重要事項の説明は、資格が必要になります。でも、会社内では誰かが説明すれば済むことです。特に課長クラスになれば、資格を持つ部下に任せて何の不都合もありません」

それでも、資格を取ったのは、なぜなのでしょうか。

「私にとっては運転免許証のようなものかしら。普段は電車やタクシー使っていても、『ここは車でないと不便』というときもあります。免許証をもっていないと、人に頼むのはおっくうですし、不便。
悪いな、と思ったりしますよね」

不動産業界にあって、自分1人で自由に動こうとするとき、誰かの力を借りずとも行動するためのツールが、宅建資格。

「今振り返ると、宅建の資格を持っていたからこそ、独立という思い切った決断ができたのだと思います。起業して7年間、女性専用シェアハウスに特化して事業を進めてきました。今後も、女性たちが、快適かつ安心・安全な住環境をステップに、未来の夢や幸せに向かって前進していけるようサポートし、応援していきたいと考えています」

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