宅建 中島裕加さん

実務家密着取材

直撃インタビュー
宅建 中島裕加さん

宅建

中島裕加さん

「長く活かせる仕事」のために宅建を!
ポジティブなシングルマザーの挑戦

2004年 結婚を機に屋上防水工事会社(事務)を退職、専業主婦に
2010年 離婚、シングルマザーに
2011年 職業訓練として宅建受験講座に参加。
1回目の宅建受験不合格
2012年 (株)神田総合不動産入社。2回目の受験で合格

神田駅から程近い(株)神田総合不動産に勤務している中島さんは、シングルマザー。専業主婦の頃に離婚を経験し、「この先長く活かせる資格を」と宅建の試験にチャレンジ。1度は受験に失敗してしまいますが、その後、めでたく合格。現在は、不動産会社に勤務する傍ら、「将来は私も講座の企画・運営がしたい」と考え、資格学校の恩師のお手伝いもしているそうです。何事にも前向きに取り組み、失敗をチャンスに変える中島さんのポジティブな生き方をご紹介します。

実家のマンション購入で初めて知った「重要事項説明」の仕事

中島さんが宅建という資格の存在を知ったきっかけは、実家のマンション購入。親との同居を予定していた中島さんは、宅地建物取引士から「重要事項の説明」を受けました。

「それまでは、宅地建物取引士に接点もありませんでしたし、どういう仕事なのか、全く知りませんでしたね……。マンションという大きな買い物をする私たちに、分かりやすく説明してくれる人の存在があって、とても安心したのをよく覚えています。何だか興味を感じて、調べてみたところ、責任重大ながらやりがいのありそうな仕事だと思いました」

当時、中島さんは離婚したばかり。住まいは両親と同居することで確保していましたが、これからどう働いていこうか、考えあぐねていた頃でした。

「一生続けていける仕事を探すためにも、長く活かせる資格を持ちたいと考えていました。そこで、『よしこれだ! 挑戦しよう』と決意。すぐに参考書を買いに行き、勉強を始めました」

 勢い勇んで取り組んだ中島さんですが、不動産や法律の知識は皆無。とても独学では理解できません。ハローワークを通じて、宅地建物取引士の資格取得を目指す職業訓練講座を受けることにしました。


最初のチャレンジは敗退…。娘の前で「ごめんね!」と悔し泣き。

職業訓練講座は4月から7月末までの半年間で、平日15時から21時というスケジュール。中島さんは千葉県鎌ケ谷市から秋葉原まで、1時間半かけて通ったといいます。

「つらかったのは、やはり娘との時間がとれなくなったことでしょうか。当時まだ幼稚園の年少組でした。朝は幼稚園に送り、夜に帰宅すると、娘はもう寝ています。以前は母子でずっと一緒だっただけに、娘だけでなく私も寂しい思いをしましたね……」

一日の基本的なスケジュールは、まずパソコンで宅建の通信講座を受講し、次に問題集を解き、最後に先生による講義。

「17人くらいのクラスで、講師は宅建試験だけでなく、公務員試験の指導もされているベテランの先生。講義は宅建試験の勉強の他に、論文などの課題があり、自分の考えをまとめ、それを反映し、論理的でわかりやすい文章に仕上げるということの大切さを叩き込まれました。これは、試験だけでなく、今の実務でも契約書の作成のときなど、非常に役立っています」

けれど、10月の試験では、努力の甲斐なく不合格。

「自己採点をした時点で、もう落ちているとわかるほどの惨敗でした……。『良い結果を出すことが出来なくて、ごめんね』と、娘の前でわんわん泣きました。あんなに寂しい思いをさせたのに、本当に申し訳なくて、そして悔しくて。『次は絶対受かってやる!』と、心に誓いました」


通勤時間はカスタマイズした軽量テキストを使用

その後、中島さんは(株)神田不動産に就職。職業訓練の講座を運営する会社の社長が、中島さんの努力を認め、事務員として採用したのです。中島さんのゴールは「資格を活かして長く働く」こと。現状に甘んじることなく、2度目のチャレンジを開始します。

「勤務先が決まったのは本当に嬉しかったですね。一生懸命やっていれば、見てくれている人がいるのだなと感謝しました。今度は働きながらのチャレンジですので、毎日曜日、14時から18時講義形式の講座に通いました。娘も大きくなり、また生活に慣れてきましたし、仕事も学校も、娘が夜寝る前に帰宅できるので、気持ちも楽になりました」
最初のチャレンジは無我夢中で、専門用語の意味をたどるのが精いっぱいだったという中島さん。2年目は基礎が身について理解が深まり、週1回の講義が復習のように感じられたそうです。もちろん、試験には晴れて合格。今度は「うれし泣き」だったそうです。

「どんなに時間がなくても、必ずテキストを開き、1日1問解き続ける。これが、基礎を身につける近道ですね。私は通勤や通学時間は、電車の中でテキストを見ながら音声講座を繰り返し聞きました。このとき、テキストを章ごとに持ち歩くようにしたのがよかったと思います。宅建のテキストは分厚いものが多く、持っているだけで手がしびれてしまいますから。1項目ごとにバラバラにして、テキストと問題集、同じテーマのところをくっつけて使いました。そうすることで、電車が混み合い立ちっぱなしになっても、勉強がはかどりました」


いつかは自分で講座をプロデュース!夢はふくらむ

中島さんは試験に合格後、宅建試験対策講座のお手伝いを始めます。現在は、資料の配布などのほか、講座の様子をブログで発信することも一任されています。

「この講座で学んだ人たちは、合格後も連絡を取り合い、よく集まって情報交換をします。講師や先輩、仲間と知り合えたことは宝物。これからも大切にしていきたいですね」



宅建という資格取得を入り口にして、どんどん自分の進む分野が開けてきたという中島さん。最近は自分の可能性について、柔軟に考えるようになったといいます。

「実は私、パティシエになりたくてお菓子の専門学校に通ったことがあり、製菓衛生師の資格をもっているんです。こんな資格持っていても、娘にケーキを作ってあげるくらいしか役に立たないとずっと思い込んでいました。でも、資格講座のお手伝いをするようになると、ブログ一つとっても、ちょっとしたカットとかデザインとか、まったく別の分野ですがそこで学んだことを応用できる場面がたくさんあると感じ始めています。将来は不動産の仕事をする傍ら、女性向けの講座を企画・運営していくような仕事もできたらいいなと思っています」


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