大震災で苦しみながらも宅建の学習をやりぬいた私の記録

性別女性
年代30代
職業正社員(サラリーマン)
■勉強を本格的に始めたのは5月

宅建初挑戦しようと教材を申し込んだのは、奇しくも3.11東日本大震災の当日、地震発生の直前でした。

被害の大きかった地域に住んでおり、仕事上でも地震の対応に追われ、やっと本格的に教材に取り組めたのは5月に入ってからでした。

仕事・育児をしながらなので、勉強に充てられる時間は子供が起きる前の1時間と昼休み時間の1時間の計2時間。自分だけの自由な時間は、ほとんど勉強に充てました。


■5・6・7月で基礎講座を終了」

まず毎週かかさず行ったことは、学習目標をたてる事。

宅建合格という目的を達成するためには短いスパンでの学習目標が必要と考え、「道場破り」での学習計画をベースにし「合格手帳」に一週間の目標を毎週日曜日の夜に書き込むようにしました。

一週間の目標を達成できた時は、ご褒美として「勉強しない日」を設ける等してリフレッシュする時間を作りました。

テキストはカラーでイラストも多く頭に入りやすかったので、自分で書き込みする必要はあまりありませんでした。DVDも先生の講義が楽しかったので、先生の言葉を暗記するくらい繰り返し見ました。チェックテストや道場破りのテストも満点目指して取り組みました。

道場破りのテストは反復しているうちにある程度答えを覚えてしまうので、「解く速度を上げること」より「問題をひとつひとつ具体的に考えること」に重点をおきました。

7月半ばには基礎講座をすべて終了し、いよいよ過去問講座です。


■7・8・9月ひたすら過去問を解きまくる

7月半ばから9月半ばまでの2カ月間で、過去問講座でひたすら過去問を解きました。理解するのが簡単だった「宅建業法」は4巡、不安の残る「法令上の制限」「その他の法令」「権利関係」は5~7巡ぐらい解きました。

特に「権利関係」は一巡目には正解できたのに二巡目に不正解というように、しっかり理解できていないところが多く、何度もテキストに戻っては過去問を解くという事を繰り返しました。

本当はすべての分野に目をとおしたかったのですが、権利関係はやればやるほど深みにはまるなと思い、先生の言うとおり得点できるところだけをやり、無理そうなところは手をつけませんでした。


■9月3~4週 直前対策講座 統計・択一対策編

過去問に必死に取り組んでいるうちに、あっという間に試験まで1カ月を切っていました。これまで1日約2時間の勉強でしたが、起床時間を少し早くするなどして1日3時間は勉強するように努力しました。

早起きは苦手だったので毎日目覚ましが鳴るたび二度寝しそうになりましたが「合格宣誓モデル」に登録していたので「これで落ちたら恥ずかしい」と自分に言い聞かせました。

フォーサイトから届いた直前対策講座「法改正・統計資料対策編」で、まず統計を覚えました。今回は法改正がほとんどないということで、「来年は法改正がたくさんあるだろうし、やっぱり今年一発合格しなくちゃ」と改めて思いました。

レジュメはコンパクトに要点がまとめられていて、とても見やすかったです。でも数字はすぐに忘れてしまうので、自分なりにゴロ合わせを考えてレジュメに書き込んで覚えました。

次に「択一対策編」に取り掛かったのですが、一巡してみて愕然…。

「宅建業法」で誤りがなんと25問も。理解できていないところがこんなにあるんだ、と気付きました。やはり業法は得点したいところなので、テキストに戻り記憶を定着させることに力を注ぎました。

今思うと、択一対策編があって本当に助かりました。自分の弱点を的確に知ることができ、どこを穴埋めしたら良いのかを教えてくれました。

どこに行くにもこのレジュメを携帯し、ちょっとした時間があればレジュメに目を通していました。


■9月5週 再現問題、模試

9月の最終週、再現問題と模試をやり、採点をしたところどちらも38点。点数的にはまずまずだったのですが、問題を解くペースが遅く見直しの時間がとれないこと、得点できるはずの業法でなんと5問も落としていることに気付きました。

自分的には、業法は落とすのは2問までと思っていたし、択一対策編で穴埋めできたと思っていたので、どうしたら良いかと悩みました。まず時間配分を問50~問15までを1時間で解くことを目標として、市販の模試に取り組みました。

また業法に重点をおいて、過去問をランダムに解きました。また試験当日までの毎日の学習計画表を作り、モチベーションを高めるようにしました。


■10月2週~試験前日

過去問、択一対策編を中心にラストスパート過去問と択一対策編をランダムに解くことと、市販の模試を繰り返しやりました。もちろん間違った都度、テキストに戻り精読しました。

また、不動産・固定・所得・登録免許・印紙の税を一目で見られるように税表を作ったり、法令上の制限の各表(開発行為・日影・国土等)の単位が「未満」「以上」「超」どれにあてはまるか記憶があやふやだったので、表のまとめをメモしたりという作業もしました。

テキストには、試験当日に目をとおしたい箇所に付箋をつけ、その部分を実際どのぐらいで目をとおせるのか時間を計りました。試験一週間前には1日年休をとり、図書館で当日のシュミレーションもしました。


■いよいよ試験当日

合格必勝編のとおり、会場に1時間半前に入りました。私の試験会場は「G18」という教室。

勝手に「G=合格、18=一発!なんていい教室なの!」と自分を盛り上げて、そして「こんなに頑張ったんだから絶対合格できる」と信じて頑張りました。帰りの電車で自己採点した結果、37点でした。


■フォーサイトにして本当に良かったです

いろいろな通信講座と比較検討してフォーサイトにしたのですが、本当に良かったと感じています。試験当日の持ち物まで指導してくれるところは、なかなかないですよね(笑)。

細部にわたりサポートしてくれる、宅建合格へ最短の講座だと思います。また挑戦したい資格ができたらお世話になりたいと思います。本当にありがとうございました。
0おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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