12

2019/06

クリムト展

9:51:50 | 学習について

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
東商の検定を受験なさる方は、あと少しですね。
体調に気を付けて、しっかり取り組んでください。

クリムト展に行ってまいりました。
金箔を使用した作風は、ご存知の方も多いかと思いますが、
彼が初めて金箔を使用したのは、ウィーン分離派を結成した4年後。
肖像画を多く手掛けていたようですが、使う色も全作品にわたって様々。
ダークな色合い、黒と白のコントラスト、
点描の風景、鮮やかな柄で構成されたもの、など、日本美術の影響を受けながら、
ウィーン世紀末美術のバリエーションを見た思いでした。
心揺さぶられたのは、ベートーヴェンの交響曲第9番に着想を得て
制作したという全長34メートルの壁画、“ベートーヴェン・フリーズ”。
クリムトが40歳の時の作品です。
幸福を求める騎士が、黄金の甲冑で武装し、敵に向かい、
楽園にたどり着く様子が流れるように展開しています。
全作品にわたって素晴らしいのは、クリムトの構図。
絶妙な余白の取り方で、色が生き生きしているのが感じられます。
マイナーな作品で気に入ったのは、“ヘレーネ・クリムトの肖像“という、
弟の娘の横顔の肖像画。白いバックに、ラフに描かれた白い服を着た少女の、
おかっぱ頭の中繊細な髪の毛の質感とのコントラストに心奪われました。
色の使われ方を存分に楽しめる展示の数々でした。



photo

  • ブログ著者:
  • 神宮彩子講師

ブログTOP

RSSフィードについて
このブログでは、RSS(RDF Site Summery)を使って、記事のヘッドラインを配信しております。RSSリーダーなどを利用することにより、更新記事の概要をすばやくチェックすることが可能です。